フォーカルポイントとは?おしゃれなインテリア実例を見ながらとことん解説!

書斎にフォーカルポイントを取り入れたコーディネート

インテリア好きの方の中には、「フォーカルポイント」という言葉を耳にしたことも多いのではないでしょうか?
インテリア業界で最近話題のこのワードですが、おしゃれで心地よい空間を作り上げるためには、この「フォーカルポイント」というデザインの概念を理解することがとっても大事なのです。
視線が集中する場所を作り出し、部屋の印象を大きく左右するこのテクニックは、センスのある空間作りのための基本であり大切なコツでもあります。
このブログでは住まいのあらゆるお部屋実例をもとに、フォーカルポイントの解説から作り方、フォーカルポイントに効果的なコーディネート例を内容盛りだくさんでご紹介!
最適な家具の配置からアクセントとなるアイテムの選び方まで、実例を参考に一緒に学んでいきましょう。



フォーカルポイントとは?

リビングにフォーカルポイントを取り入れたコーディネート

フォーカルポイントとは、言葉の意味するとおり、人の視線が自然と集中するポイントのこと。
インテリアにおけるフォーカルポイントは、スペースにメリハリをつけて、コーディネートの中で最も強調したい要素を際立たせる役割を担います。
自分の好きなアート作品や照明器具、華やかな観葉植物、特徴的な飾り棚など、あらゆる要素がフォーカルポイントとなるポテンシャルを持っているのです。
これらの要素があることによって、一つの空間が単調になるのを防ぎ、全体として調和のとれたデザインに仕上がる効果があるのです。

インテリアにおけるフォーカルポイントの重要性

フォーカルポイントは、部屋の焦点となる要素であり、空間の印象を決定づけます。
バランスの取れたインテリアを実現するためには、無意識に視線を惹きつける中心点を作ることが不可欠。
壁に掛けられた大きな絵画、目を引く色のアクセント壁、フロアライトや間接照明の工夫、あるいは豪華な家具などがフォーカルポイントになり得ます。
これらは室内の統一感を高め、居住者と訪問者の視線を無意識に誘導することで空間に意図的な流れを作り出し、居心地の良さやデザインの質感を向上させるのです。
特に大きな部屋や開放的な空間では、フォーカルポイントがないと視線が散漫になりやすくなんとなくまとまりのない印象になってしまうので、ぜひ意識して取り入れていきましょう。



玄関にフォーカルポイントを取り入れた事例

玄関にフォーカルポイントを取り入れたコーディネート

ここからは実際に、フォーカルポイントを上手に取り入れたコーディネート実例を、シーン別・アイテム別にご紹介していきます。
まずは玄関。
玄関は家の第一印象を決定づける空間でもありますが、ここにフォーカルポイントを設けることで、来客の気分を高めるとともに、快適な暮らしの始まりを演出することができます。
こちらの玄関実例では、入り口正面の壁面にフラワーパネルやアートフレーム、季節の観葉植物をフォーカルポイントとして配置。
来客者と同じ視線の高さにフォーカルポイントを置くことで、シンプルになりがちな和モダンテイストの玄関にメリハリと奥行き感がプラスされ、まるで高級旅館のような上質な雰囲気に仕上がっていますね。
実例のように、玄関の正面や玄関廊下の突き当たりといった、奥行きを感じる場所にフォーカルポイントを持ってくることで、スペースの狭さや暗さといったネガティブな要素から視線をそらす効果があるので、特に狭い玄関でお困りの方や、採光しづらく暗い玄関になりがちな集合住宅の方には特におすすめのテクニック。
各家庭の建築スタイルや、好みのテイストにあったフォーカルポイントを見つけていきましょう。



ダイニングにフォーカルポイントを取り入れた実例

ダイニングにフォーカルポイントを取り入れたコーディネート

続いてはダイニング。
ダイニングスペースにおけるフォーカルポイントは、食事の時間をさらに特別なものにしてくれます。
こちらの実例では、キャビネットの目を引くカラーリングやデザイン、また脇を飾るアートポスターやお気に入りの食器をフォーカルポイントとして活用。
明るくおしゃれな北欧スタイルのダイニングを見事に表現していますね。
ダイニングは見た目だけでなく実用性も求められるシーンでもありますが、このように食器棚やサイドボードのデザインやカラーにこだわることで、存在感のあるフォーカルポイントと収納力を兼ね備えた空間を作り出すことができるのです。
一方でダイニングやキッチンに家具を置くスペースがない!とお悩みの方は、ニッチや壁面などのデッドスペースを活用してみるのも一つの手。
ここに美しい陶器を飾ったり、カラフルなアートや家族の写真を展示することで、ダイニングの壁面が明るく華やかなスペースへと変わります。
こういった要素が集まって、ダイニングのフォーカルポイントが作り上げられるのです。



リビングにフォーカルポイントを取り入れた事例

リビングにフォーカルポイントを取り入れたコーディネート

今度はリビングの実例。
リビングは家族が集まる中心的なスペースであり、リビングにフォーカルポイントを取り入れることで、部屋のデザインが際立ち全体の雰囲気が統一されます。
従来のリビングにおけるフォーカルポイントといえば、洋室であれば大きなソファや暖炉、和室であれば床の間というように、大型かつ伝統的な設備やツールがその役割を担っていました。
しかし昨今では、生活スタイルの多様化や住宅の狭小化といったさまざまな要因で、そういった設備をインストールしない・できないといった方も多くなってきました。
そのため、リビングにおけるフォーカルポイントも、ダイニング同様「実用性」がキーワードとなってきます。
実例のように、差し色のように明るいカラーの収納家具やクッションカバーを取り入れたり、ゴールド色の小物を加えてゴージャス感をプラスすれば、無機質でシンプルなモルタル仕上げのリビングも、たちまちメリハリの効いたおしゃれで魅力的な空間に。
前述した大型の内装設備と違って、家具や小物であればチャレンジもしやすく、失敗してもやり直しが効きやすいのでフォーカルポイントづくりにはおすすめですね。



寝室にフォーカルポイントを取り入れた実例

寝室にフォーカルポイントを取り入れたコーディネート

最後に寝室のコーディネート実例。
寝室にフォーカルポイントを取り入れることで、部屋の印象を大きく変えることができます。
こちらの実例のように、壁面の一角をデザインラックを用いて飾り棚にして、好きな小物や写真で個性を表現することも簡単かつ効果的な手法。
また、家具以外にもおしゃれなデザインのシーリングライトや、アクセントとなるカーテンやラグを用いて、ベッド周りの空間を特別なものに見せる工夫をするのもいいでしょう。
これにより、居心地の良い空間が作り出され、リラックスできる環境が整います。
寝室は休息のための場所であるため、フォーカルポイントをうまく利用して快適なスペースを作り上げることが重要なのです。



フォーカルポイントをうまく取り入れておしゃれなインテリアにしよう!

リビングにフォーカルポイントを取り入れたコーディネート

この記事では、各お部屋ごとに上手にフォーカルポイントを取り入れるコツをご紹介してきました。
住まいにフォーカルポイントを取り入れることで、ただの居住空間からあなたのセンスが光る「おしゃれで快適な空間」へと変貌します。
インテリアを単なる家具の配置とするのではなく、先に述べたようなフォーカルポイントを意識することで、部屋全体の雰囲気や印象が大きく変わることでしょう。
arneではフォーカルポイントに最適な、目を引くデザイン・カラーの家具を豊富に取り揃えているので、ぜひ下記リンクや家具一覧から検索してみてくださいね!
きっとお気に入りの家具が見つかるはずですよ。


このコラムを書いた人

arne interior WEB事業部

愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。 おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。

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