「ソファーが入らない」を事前に防ぐトラブル解決方法と対策

気に入ったソファを見つけて勢いのまま購入したら、搬入時に入り口や廊下を通らなかった経験はありませんか？
新しいソファが家に入らず、困惑してしまう。こんな大型家具の搬入トラブルは、実は珍しくありません。
この記事では、ソファーの搬入トラブルを未然に防ぐための事前確認や、問題が発生した場合の具体的な解決策について詳しく解説します。適切な知識を持つことで、こうしたトラブルを予防し、快適な空間づくりを成功させましょう。

ソファーが入らない原因を知って対策しよう

搬入経路の寸法を確認する

「家にソファが入らない」というトラブルのほとんどは、搬入経路の確認不足にあります。まず基本となる搬入経路の寸法を測りましょう。
エレベーターや階段のサイズ、マンションの廊下、階段の踊り場、曲がり角での通路の広さを採寸し、2階やマンションへの搬入ルートの寸法をチェックすることが必要です。

ソファーのサイズを確認する

購入の際にソファの商品サイズは確認すると思いますが、実際の搬入時のサイズとは異なる場合もあります。
たとえば、選んだソファはそのままの状態で搬入されるのか、または分解して運べるのかによって購入できるソファのサイズ範囲が異なってきます。
ソファのアームや座面、脚は外せるのか、梱包の方法によってサイズが変わる可能性はないのかを購入前にチェックしましょう。

建物の構造や制限をチェックする

マンションやアパートなどでは、搬入に関わる建物の構造や規則を確認することも重要です。マンションによっては大型家具の搬入用のエレベーターがある場合や、階段で運ぶ場合には直角に曲がる場合や、らせん階段などソファーの長い辺を運ぶことが困難になるケースが多々あります。
また、一部のマンションでは住民の安全や建物自体の保護を目的として、大型家具の搬入に規制が設けられている場合もあります。
購入前に建物の図面を参考にしたり、養生作業が必要な場合に備えた確認をしたりすることも役立ちます。事前に建物の管理事務所や配送業者に問い合わせをして、問題が発生する可能性を減らす準備をしましょう。

ドアや入口の幅に問題がないかを調べる

ここまでで搬入経路の寸法について確認が必要としてきましたが、実はソファを搬入する際、多くの人は玄関ドアのサイズを見落としがちです。家具を部屋に入れるまでの最初の障害がこの玄関ドアになりますので、事前にしっかりと採寸し、その大きさがソファのサイズにマッチしているか必ず確認しましょう。ポイントは入口の幅ではなく、ドアを開けた状態での通れる幅のサイズです。

ソファーを搬入するための具体的な解決策

搬入経路やソファのサイズが確認できれば、次は実際にソファをお部屋に運び入れる方法を考えましょう。下記に搬入の際の具体的な解決策をいくつか挙げます。

搬入ルートを変更・調整する

メインに検討していた搬入経路が何らかの理由で使用できない場合、代替ルートを検討しましょう。エレベーターが使えないので階段を利用する、窓から入れるなど、別の道を通ればソファを搬入できるケースも少なくありません。
迷った時は商品の販売会社や、配送業者・専門業者に相談してみると過去の事例などからアイデアが得られるかもしれません。

窓やベランダからの搬入を検討

特に玄関や廊下が狭く、通常の搬入経路では家具が通らない場合、窓やベランダからの搬入が考えられます。この場合には、十分な窓の寸法やベランダのスペースが必要となりますが、玄関ドアや廊下を通らない大型家具でも問題なく搬入が可能です。
この方法を選択する際には、安全に搬入するためにプロの業者に依頼することをお勧めします。
また、吊り上げなどの特殊な方法で搬入する場合は、通常の配送料金に加えて追加料金もかかってくることも注意しておきましょう。

組み立て式や分解可能なソファーを選ぶ

ソファの中には組み立て式や分解可能なソファーもあります。これらのタイプのソファーは、一部のパーツごとに分割できるため、狭い搬入経路やドアの幅などの制約を容易にクリアできるので、最もおすすめの手段でもあります。
たとえば、背もたれやひじ掛け部分が取り外し可能なソファーは、その形状を小さく調整することで、標準的な玄関幅や階段幅を通り抜けることが可能になります。
また、大型でも軽量化されたパーツでの取り回しがしやすく、省スペースの空間づくりにも寄与します。

既製品ではないオーダーメイドソファーを検討

搬入経路の制限が厳しければ、オーダーメイドのソファを考えるのも一つの手です。既製品のサイズに縛られず、お部屋のスペースやインテリアに最適なソファを購入可能になります。

おすすめの搬入しやすいソファ3選

搬入しやすく、インテリアにもしっかりと馴染むソファを選ぶことは、住まいにとって非常に重要です。ここでは、搬入が簡単でおすすめのソファを3つ紹介します。

狭い通路も通りやすいコンパクトソファー

狭いスペースや通路が多い住宅に最適なのが、コンパクトソファです。脚を外してローソファとしても使えます。小さなソファはお部屋を広々と見せる効果もあり、床に近いので居心地の良い空間が作れます。

楽々持ち運び！組み合わせを楽しむスツール

単体で使用したり、複数組み合わせて楽しむスツールは、搬入時も非常に楽です。インテリアの色合いやテイストを選ばずにマッチし、様々なリビングシーンを彩ります。

搬入可能なサイズで購入できるオーダーソファ

もっとも確実なのは、お部屋のスペースや搬入経路にあわせて作成されたオーダーソファです。使用される生地やデザインなども選べるため、インテリアに溶け込む1点ものを購入することができます。

まとめとソファー搬入の注意点

ソファをスムーズに搬入するためには、事前準備がかかせないことが分かりました。搬入経路や建物の構造、ソファーのサイズや仕様を事前にしっかりと確認することが必要です。
搬入可能なルートや方法をシミュレーションし、不安点があれば配送業者や購入店舗に問い合わせもしてみましょう。今回紹介した内容を参考にしながら、トラブルのない快適な家具搬入をしましょう。