石膏ボードでも安全?猫用キャットウォークの取り付け方と基礎知識アレコレ

石膏ボード対応のキャットウォーク使用例

高い場所が大好きな猫ちゃんにとって、壁を自由に駆け回ることができる「キャットウォーク」は最高のプレゼント。
しかし、いざ設置しようとすると大きな壁が立ちはだかります。それは、日本の住宅の多くを占める「石膏ボード」の脆さです。
「愛猫の重みで壁ごと剥がれたらどうしよう」「大切なマイホームをボロボロにしたくない」……そんな不安から、設置を諦めていませんか?
実は、正しい知識と道具さえあれば石膏ボードの壁でも安全で快適なプレイスペースは作れます!
本記事では、失敗しない取り付けの基礎知識を徹底解説。さらに記事の最後には、DIY初心者でも驚くほど簡単に、かつ美しく設置できる「究極のキャットウォーク」もご紹介します。
愛猫の幸せと、理想の住まいを両立させる第一歩をここから始めましょう。

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arne interior
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愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。


石膏ボード取り付けで最初に確認すること

石膏ボード対応のキャットウォーク使用例

石膏ボードの壁にキャットウォークを取り付けるにあたり、まず考えなければいけないのが次の3点。

  • そもそも取り付けられるのか?(下地の有無の調査)
  • 猫が安全に載ることができるものか?(猫の体重や製品の耐荷重の目安を決める)
  • (賃貸住宅の場合)原状復帰が可能かどうか?

それぞれチェック項目に沿って詳しく内容を見ていきましょう。

下地の有無を調べる

石膏ボードでの固定にあたって考えたいのが、壁の下地を利用して固定するかどうか。
そもそも一般的な住宅やマンションの石膏ボード壁は、柱や間柱、合板パネルといった下地が入っている部分と、ボード部分のみで中身が空洞の部分の2つで構成されています。
下地がある場所ならビスで強く固定でき、耐久性も点検性も上がりますが、逆に下地がない場所では石膏ボード用のピンやアンカーに頼ることになり、固定強度や耐久性の面で下地固定に比べて劣ります。
まずはこれを理解したうえで、石膏ボードのみの固定にするのかor下地固定と併用するのかを考える必要があります。
場合によっては、設置場所の都合上どうしても上記どちらかorどちらの固定方法も併用しないとならない場合がありますので、第一に設置場所に下地があるのかどうかを必ず確認しましょう。
詳しい確認の方法や手順については後述していきますので、必ずチェックしてくださいね。

猫の体重と耐荷重の目安を決める

次に考慮したいのが、キャットウォークの耐荷重。
意外かもしれないですが、耐荷重は「猫の体重」だけで決めると非常に危険です。
キャットウォークはネコが飛び乗った際に瞬間的に大きな衝撃がかかり、さらに着地の仕方によっては偏荷重=片側に偏った力がかかり、これが本体や壁の破損につながることも。
そのため、耐荷重面においては可能な限りゆとりをもった設計にすることをおすすめします。
目安としては、多頭飼いかつ平均的な体型のネコちゃんがいる想定で15~20kg以上
また、本体耐荷重1つ1つ問題なくても、石膏ボード側が加重に耐えきれないというケースもありますので、特に多頭飼いでキャットウォークを多数取り付ける予定のご家庭は、必ず石膏ボードが耐えきれる仕様なのかどうかをハウスメーカーや大家さんといった管理者に事前確認することをお忘れなく。

賃貸でOKな範囲(原状回復)を確認する

最後に、特に賃貸住宅にお住まいの方に注意してほしいのが、原状回復(原状復帰)ができるものなのかどうか。
一般的には、後程オススメするような壁掛けタイプで画鋲程度の細いピンで固定するような、工具不要の商品である場合はある程度賃貸住宅でも許容されることが多いです。
一方、下地部分にしっかり固定するときに用いられるビス穴やアンカー穴は補修対象になりやすく、退去時に費用が発生する可能性があります。
補修費用の判断は物件や管理会社で変わるため、契約書の原状回復条項を確認し、迷う場合は管理会社に事前相談するのが安全。
この時に確認事項を口頭で済ませず、許容範囲を具体的に画像やデータで可視化してもらって確認しておくと、後々トラブルを減らせるのでおすすめですよ。


石膏ボード対応のキャットウォーク取付方式を選ぶ

石膏ボードへのキャットウォーク取り付け作業例

石膏ボードに対する固定は、その取り付け方法選びがその後の方向性や安全性を左右するといっても過言ではありません。
取付方式は大きく分けて3種類、

  • ピン固定
  • アンカー固定
  • 壁を使わない方式

以上に分けられます。
どれが正解というよりも、大事なのは自宅の下地条件と許容できる穴の大きさ、求める耐荷重のバランス。
順番に詳しく見ていきましょう。

ピン固定(ピン穴のみ)

細いピンで固定するタイプは、穴が小さく原状回復しやすいのが最大のメリット。
工具がなくても簡単に固定できる製品も多く、賃貸やDIY初心者でも安心な固定方式ですね。
固定の自由度が高いのでデザイン性に優れたものも多く、角に設置できる省スペースなコーナータイプであったり、容易に取り外しできることで高さ調整がしやすく、掃除や模様替えの頻度が高いご家庭にもピッタリ。
しかしデメリットとしては、完全固定式のキャットウォークと比べて耐荷重の制限が大きい場合があり、飛び乗りの衝撃や猫の急な方向転換によっては壁や本体に大きな負荷がかかってしまう場合も。
ただしピン固定であっても「軽量なステップ」で「固定点数が多いor脱落しにくい構造」、そして「猫の動線が比較的穏やか」などの条件があれば全く問題なくお使いいただける場合もあるので、ピン式のキャットウォーク選びの際は「どのように固定されるのか?そしてその固定方式は脱落しないのか?」という点に注目して選んでいきましょう。

アンカー固定(ビス使用)

石膏ボード専用のアンカーを使ったビスや木ねじ固定は、石膏ボードの下地のない空洞部分でもしっかり強度を出せる方法です。
石膏ボード用アンカーは、ボードの裏側で広がって保持するタイプなどがあり、ピンより強く固定しやすいのが強み。
ただしアンカーを用いた保持力や固定強度は、施工者の腕や石膏ボード自体の品質に大きく左右されやすく、「正しい下穴」と「適切な締め付け」ができているかどうかで大きく変わります。
設置場所の折り合いがつくようであれば、前述のようになるべく下地固定を優先し、下地が使えない場所だけアンカーを使うなど負担を分散する方法が〇。
この固定方法を選択する場合は、基本的にはハウスメーカーや大工さん、取り付け専門業者などにお願いする人がほとんどではないかと思いますので、頑丈さについては間違いないものの、どうしても費用がかさんでしまうところがデメリットですね。

突っ張り・床置きで壁を使わない

壁に穴を開けたくない、下地が狙える位置にない、耐荷重に不安がある・・・。
このような場合は、壁をメインにしない取り付け方法を取り入れるのも一つの手。
突っ張り柱やポールを立ててキャットステップやキャットツリーを付ける、床置きキャットタワーと壁面収納棚を連結する、既存の家具上の動線を整えるといったやり方があります。
メリットとしては、壁の素材や下地の位置に関係なくキャットウォークを作れること。
賃貸でも取り入れやすく配置換えもしやすいですが、大きな設置スペースが必要でデザイン的にも圧迫感が出やすく、柱やタワーの転倒対策も考える必要が出てきます。
選定時は「突っ張りの設置面が滑らないか」「床と天井の材質に合うか」「猫が飛びついたときに全体が揺れないか」をポイントにしていきましょう。


必要な工具と材料

石膏ボードへのキャットウォーク取り付けに必要な工具のイメージ

キャットウォークの施工品質は道具によって左右されるといっても過言ではありません。
特に“水平”と“適切な下穴”がグラつき防止に直結します。
DIYチャレンジされる方は、事前に必要な物をしっかり揃えましょう。
最低限そろえたいのは、

  • 下地センサー
  • 水平器
  • メジャー
  • 鉛筆などの印付け道具

ここをおろそかにすると、下地を外す、左右の高さがずれる、固定点が不足するなどのミスが起きやすくなります。
固定方式に応じて、

  • 電動ドライバー
  • 適正サイズのドリルビット
  • アンカーやピン、ビス
  • 必要であればワッシャー

も準備します。
特にアンカーは種類によって下穴径が違うため要注意ですね。
猫ちゃんが乗る重要なものなので、事前準備を怠ることがないように徹底しましょう。


取付手順(石膏ボード壁)

石膏ボードへのキャットウォーク施工イメージ

事前準備ができたら、実際に取り付け作業に入っていきましょう。
石膏ボードへの取り付けの大きな流れとしては、
位置決め→固定具取付→強度確認
以上のステップです。さらに細かく手順を分けるとすると、
墨出し→下穴つけ→金具取り付け→水平出し→本締め→チェックで進めます。
石膏ボード施工は勢いで進めてしまうと失敗する確率が非常に高く、また穴を開けてしまうとやり直しがきかないことがほとんど。
次の項目で各手順について詳細に解説していきますので、手順通りに慎重に施工していくことを心がけましょう。

位置決めとレイアウトの考え方

まずは位置決め。
キャットウォークのレイアウトは基本的に、下地の位置を中心に考えるのが安全面を考えると〇。
まずは下地のラインを壁に見える形で映し出し、その範囲でステップを配置していきましょう。
また、猫ちゃんが使いやすい動線を意識してレイアウトする場合は、段差が急すぎなくて安全に着地できる広さがあることがマスト。
同時に照明やカーテン、家具の扉、エアコンの風、掃除機をかける動線といった、お部屋の中の障害物も考慮した配置にすることも使い勝手を考えるうえで大切です。
さらに、窓際や部屋を見渡せる場所は猫ちゃんの満足度が上がりやすいので、見張り場所を作る目的なら眺めの良い位置を優先します。
もう少しキャットウォークのレイアウトやサイズについて詳しく知りたい場合は、こちらのコラムも是非参考にしてみてください。

固定具の取付と水平出し

続いては固定と水平出し。
取付は印付けした位置に合わせて、必要ならマスキングテープを貼ってから下穴を開けます。
下地固定なら下地にビスが効く長さを選び、アンカー固定なら指定の下穴径を守り、ピン固定ならピンの角度や本数を説明書通りにします。
そしてここからが大事ですが、金具を仮止めしたら必ず水平器で水平が出ているかを確認し、左右のバランスを見てから本締めしましょう。
石膏ボードは締めすぎると欠けたり潰れたりして保持力が落ちるため、力任せに締めないことがポイントです。
下地が片側しか使えない場合は、下地側をメインで固定して反対側はアンカーやピンで補助固定する形をとります。
その場合でも固定箇所が少ないとキャットウォークの捻れが出るので、可能な範囲で固定箇所を増やして安定させるようにしましょう。
特に水平出しの工程をおろそかにすると、固定具や壁、キャットウォークに偏荷重(一部分に荷重が集中すること)につながり、脱落や破損などの大きな事故を招く可能性があるので細心の注意を払って作業をするようにしましょう。
この辺の作業に自信のない方は、無理せずプロにお任せすることをおすすめします。

固定確認と固定強度のチェック

そして取付後は、まず手でゆすって異音や緩みがないかを確認し、次に上から押して本体にたわみが出ないかを見ましょう。
猫は予測不能な飛び乗り方をするので、ここでのチェックは念入りに。
基本的に、ゆすったり押したりしてグラつきやたわみがないようであれば問題ありませんが、しっかり固定ができているかどうしても不安な場合は、ここでもプロにチェックをお願いしたり、下地位置に固定されている場合はL型アングルなどで追加で固定箇所を増やすことも考えましょう。


よくある失敗と対策

キャットウォークの石膏ボード取り付けは小さなミスが大きな事故につながるので、よくある失敗例を学ぶことで未然にトラブルを防ぐことができます。
ここでは、特に起きやすい3つのトラブルについて原因と対策をそれぞれ解説していきます。

石膏ボードが欠ける・穴が広がる

一つ目に、特にDIY初心者が起こしてしまう失敗としてよく挙げられるのが、石膏ボードの欠けや穴の広がり。
この原因としては、下穴を十分なサイズで開けないまま無理にビスをねじ込む、アンカーの種類や下穴径が合っていない、締めすぎでボードを潰す、といった施工者のミスによるものが大半です。
対策としては、説明書通りの下穴径を守りつつ締め付けは必要以上に強くしないこと。
もし金具の当たり面が小さい場合はワッシャーで面圧を分散できること場合もありますが、推奨外の方法で取り付けると商品の保証外となってしまう可能性があるので、これについては自己責任で。
絶対に避けてほしいのが、「間違えた!」となって一度開けてしまった穴に再度ねじやビスを複数回打ち込むこと。
同じ個所の穴にねじビスを複数回打ち込んでしまうと、ねじ山が崩れて保持力が落ちてしまうのでとっても危険です。
取り付けミスをしてしまった場合は素直に位置をずらしてやり直すか、どうしても同じ位置でないとダメな場合は、補修材で下地を作り直して十分に乾燥させるなど、強度を回復させることを徹底しましょう。

グラつく・外れる

次によくある失敗が、固定したのにも関わらずキャットウォークがグラつく、外れるといったトラブル。
こちらの原因としては、下地を使わずボードだけで支えている、固定点数が少ない、金具が薄くてねじれやすい、レールや棚が水平に付いていない、といったものがほとんど。
こちらの対策として最も有効なのが、まずキャットウォークを下地位置に打ち替えできないかレイアウトを見直すこと。
あくまで猫ちゃんの安全性が第一のものなので、グラつきや脱落が生じた場合は素直に位置変更するのがベストです。
また、施工方法がいい加減だとこのようにグラつきや脱落も引き起こす可能性があるので、前述したように水平器を使って慎重に施工することを徹底しましょう。
もしくはのちほどおすすめしますが、どうしてもレイアウトの融通が利かない場合は石膏ボードでも頑丈に固定できる金具を使った商品を取り入れましょう。

猫が登らない

最後によくあるのが、せっかく設置したのに猫ちゃんが登らない・・・というもの。
これは猫ちゃん自身の性格が理由なだけでなく、ステップの間隔や高さが合っていない、表面が滑る、匂いが気になる、動線が不自然、怖い位置にある、などとしっかり理由があるパターンが意外と多いのです。
猫が使わないからと無理やり抱えて乗せていると、かえって警戒心が強まり余計に乗らなくなることもあるので×。
こちらの対策としては、低い位置から慣らして成功体験を積ませること。
ステップ間隔を詰める、着地点を広くする、滑り止めマットを貼る、オヤツやおもちゃで誘導するなど、猫が安心できる条件を整えつつ気長に促すのが猫ちゃんが使ってくれるようになるコツなのです。
また、すでに置いてある家具やよく登る場所から自然につながる導線を作ると成功しやすいです。
猫が「逃げ場として使える」と感じると定着しやすいので、人の出入りが激しい場所は避けるのも〇。
常に猫ちゃん目線で考えていくようにしましょう。


それでも石膏ボードに取り付けるには不安・・・。そんな方へ!

石膏ボードに取り付けられるキャットウォークのイメージ

ここまでキャットウォークを石膏ボード壁に設置するための準備や手順についてご紹介してきましたが、
「こんなに準備できない・・・」「DIYできる自信もない・・・」「でも安く済ませたい・・・」
という方もいるはず。そんな方に朗報です!
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付属の壁掛けフックで簡単かつ頑丈に取り付け&取り外しが可能で、さらに強度が必要な場合はDIYで下地に向かってねじ止めすることも可能です。
カンタン・おしゃれ・手軽でリーズナブルにキャットウォークを設置したい方、是非とも「arneco」シリーズを検討してみてはいかがでしょうか?
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このコラムを書いた人

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愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。 おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。

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