賃貸で猫と暮らす!初心者でも失敗しない物件探しから準備までの注意点とは?
「いつかは猫と暮らしたい・・・。」その夢、賃貸だからと諦めていませんか?
ペット可物件の少なさや退去時の修繕費用、一人暮らしでお留守番させられるかなど、いざ始めるとなると不安や疑問が尽きないものです。
実は賃貸での幸せなキャットライフを可能にするカギは、おしゃれな部屋づくりよりも前の「部屋探し・安全対策・グッズ準備」の3つのステップにあります。
猫の習性を知って正しい先回り対策をしておけば、リスクを最小限に抑えながら愛猫との最高の暮らしをスタートできるのです。
本記事では、初めてでも失敗しないための物件選びのコツから、入居前に絶対にやっておきたい準備までを徹底サポート!
愛猫もあなたも大満足できる、安心の新生活への第一歩を踏み出しましょう!
この記事はこんな方におすすめ
- 賃貸で猫を飼う際の注意点・暮らし方を知りたい人
- 初めて猫を飼う予定の人
- 隣人や大家さんと良好な関係を築きつつ猫を飼いたい人
執筆者
arne interior
WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。
賃貸で猫を飼える物件の種類(ペット可物件の落とし穴)
初めてペットを飼う方は知らなかった・・・となることも多いのですが、実は「ペット可」と記載がある賃貸物件であっても、許可範囲や条件は物件ごとに大きく異なるのです。
賃貸における「ペット可」は犬猫どちらも無条件にOKという意味ではなく、実際には「小型犬のみ」「猫は要相談」「頭数や体重に上限あり」など、許可の範囲が細かく分かれます。
ペット可は契約書や重要事項説明書でペット飼育について明記されており、条件(多頭飼い、種類、敷金上乗せ、禁止行為など)がセットになっていることが多いパターンです。
一方で「ペット相談」とあった場合、飼育する動物の種類や性格、飼育経験や住戸の階数などさまざまな要素で判断され、大家さんや仲介業者との交渉によって入居できるできないが決まることがあります。
無事に入居が決まったとしても、契約者によって追加条件が課されることもあります。よくある条件としては「去勢避妊の実施、完全室内飼い、鳴き声や臭気への配慮、共用部での移動はキャリー必須」といった、ペット運用ルールまで指定されるケースです。
特に猫は爪とぎやスプレー尿といった懸念で敬遠されやすいため、いずれにしても「猫可」「猫飼育可」という具体的な文言が契約書類に明記されているかをチェックし、少しでも不明な点があれば仲介業者や大家に確認連絡するのがトラブルを避ける鉄則でしょう。
猫向きの間取り・部屋選びのポイント
猫ちゃんがストレスなく過ごせるかどうかは、広さだけでなく上下移動・採光・音・安全性・トイレ動線などのお部屋のあらゆる設計の良し悪しで決まります。
ここでは内見時に見るべき間取りのポイントについて、具体的に探っていきましょう。
階数・日当たり・窓・防音をチェックする
猫可物件の内見時に真っ先にチェックしてほしいのが、お部屋環境最重要項目である「お部屋の階数・日当たり・窓・防音」の4点について。
まず階数と窓については、脱走するリスクがあるかどうかやお部屋の風通りに直結するとても大事な要素です。
網戸の建て付けが緩くないか、窓のロックが二重にできるか、換気したい季節にどの窓を開けることになるかといったことを想定しつつ、必要であれば網戸ロックや補助錠の取り付けも検討しましょう。
加えてマンションやアパートの2階3階以上のお部屋であれば、ベランダの手すりや隣戸との距離も見ておきたいポイント。
万が一脱走した際に転落したり、よじ登らないかも必ず確認しておきましょう。
さらに、窓があるだけではなく日当たりも重視したいポイント。日当たりがよく窓辺にくつろげるスペースがあると、外を眺める習慣ができて退屈対策にもなります。
内見では方角だけでなく、周囲の建物の影や風の抜けも体感で確認しましょう。
防音面では、猫の走り回ったり飛び降りたときの音が下階に響くことがあります。
床の構造(遮音性能が高いほど有利)や室内の響き方を考慮し、少しでも不安な場合は防音マットを敷くことも検討しましょう。
夜間に運動量が増えやすい猫もいるため、近隣や他の入居者の生活リズム(朝型なのか夜型なのか)や生活音の大きさも事前にわかると安心です。
広さより高さを確保する(キャットタワー・ロフト)
意外にも、猫はお部屋が狭くても「上下の移動」さえできれば大満足してくれる生き物なのです。
お部屋が狭くてのびのびできなさそう・・・と思っていても、キャットタワーや壁際の棚で登り降りするルートを作ることで、運動不足やストレス解消に案外効果があるのです。
そのため、物件を探すときは床の広さだけでなく「天井の高さ」と「タワーが置ける空間」に注目してみましょう。
具体的なポイントとしては、タワーを置きたい場所が窓やエアコン、カーテンにぶつからないか。
またロフト付きの物件であれば、落下の危険がないかもマストでチェックしたいポイント。
手すりの隙間、階段の段差、照明の熱、滑りやすい床など、実はロフトには猫のヒヤリハット(事故要因)が潜んでいます。
最後に忘れてはいけないのが、タワー自体の転倒防止です。突っ張りタイプがしっかり固定できる天井か、壁に穴をあけて固定していいのか(原状回復のルール)まで事前に確認しておけば、入居後の「こんなはずじゃなかった!」を防げます。
もし壁固定が難しいなら最初から背の低いドッシリしたタワーを選ぶなど、家具選びやレイアウトで工夫する前提で物件を選びましょう。
収納と動線を確保する(トイレ置き場・隔離スペース)
部屋の間取りにおいて見落としがちなのが、猫トイレを置く場所の設置環境。
猫用トイレは置けるかどうかで考えるのではなく、「無理なく管理できる場所か」で決めるのがコツです。
具体的には換気ができ、掃除道具を近くに置けて、砂が飛んでも片付けやすい場所、というのが理想です。
洗面所や脱衣所に置く場合は湿気がたまりやすく、玄関に置く場合は動線と臭いの問題が出やすいので、どうしてもそこしか置けないという場合を除いて基本的にはオススメしません。
最も理想的な環境なのが、トイレを置けるだけの独立した隔離スペース。
1部屋を丸ごと確保できなくても、パーテーションや扉で仕切れる一部分があればそれだけでも管理のしやすさと快適さが段違いなので、内見の際はあわせてみておきましょう。
猫可賃貸物件の探し方(不動産会社・検索条件・交渉)
猫可物件はそもそも募集している数が少ないため、人気の物件はすぐ埋まってしまって探し方次第では「全然物件が決まらない・・・」という状況に陥りがち。
ねこちゃんと住める物件を効率よくスピーディーに探すポイントとして押さえておきたいのが、次の3点。
①不動産会社とのやり取り:問い合わせ段階でねこちゃんの情報を具体的に(猫の頭数、年齢、去勢避妊の有無、完全室内飼い、ワクチン状況、爪とぎ対策の予定)伝えておくと、大家さんとの話がスムーズになるので、よりスピード感をもって物件選びを進めやすくなります。
②検索条件の設定の仕方:まずは譲れない条件を「猫可であること」「通勤通学」「予算上限(家賃)」に絞り、築年数や新築・リノベーション物件かどうか、駅徒歩距離や間取り(1DK・1LDK・2DK・2LDKなど)といった、自分として譲歩できそうな条件は一旦全て優先度を下げて検索するのがベターです。猫可物件は犬可物件よりも条件が厳しくなりやすく、希望条件を盛り込みすぎると候補がほとんど残らないこともあるので、最初はなるべく視野を広げて物件探しすることをおすすめします。
③貸主さんとの交渉」の仕方:特に「ペット相談」物件で入居交渉をする場合は、入居許可をもらうことに一生懸命になるよりも貸主(大家さん)の不安を減らすことを意識して交渉するようにしましょう。におい・傷・近隣トラブルといった懸念に対してしっかり対策が取れているのか(後に触れますが、修繕費や敷金といった契約上のルールに合意する、室内設備を守る具体的な措置を取る、しつけが十分に行われている根拠を示す、など)について先回りして伝えておくと、信用度も上がり入居しやすくなります。
ただし契約条件を後から変えられない物件が多いのも事実なので、こちらの意見が通らないからといって隠れて無断飼育に走るのは絶対にやめましょう。
家賃・敷金・原状回復など費用の考え方
猫可物件にかかる費用は通常の賃貸物件と比べて、初期費用と退去時費用で大きく差が出ます。
ペット不可の物件と違って追加敷金を請求されたり、クリーニング費や消臭・消毒費といった修繕費がかなり高く設定されていることが多いので、物件比較の際は家賃の金額だけにとらわれず、必ず「初期費用」と「退去時費用」にいくらかかるのかをチェックしましょう。
特に原状回復の考え方が通常賃貸とは異なり、ペット特約があると借主側の負担が大きくなることがあります。
壁紙や床の張替えの条件が厳しかったり、消臭作業が定額化されているといったケースもあるため、重要事項の説明時に口頭で確認するだけでなく、契約書の特約文言を読み込み、分からない表現があったらうやむやにせず質問することが大切です。
退去時に「こんなに!?」というような修繕費が請求されるケースもあるので、本来リラックスできるはずの自宅で修繕に対する恐怖や愛猫に対するストレスを日々感じながら生活するのは猫ちゃんにもご自身にもマイナス・・・。
そのため原状回復を気にせず快適に過ごしたい!という方にとってみれば、多少予算オーバーでも原状回復の要件が低い物件(≒家賃が高めの物件)を選択肢に入れるほうが、結果的に満足度が高くなるかもしれませんね。
賃貸で猫と暮らす工夫
猫との賃貸暮らしにおいて、トラブルを予防すること=退去時のコストを大幅に下げるだけでなく、近隣に配慮して長く快適に暮らしていけることに繋がります。
入居前からできる対策と、日常の管理ポイントをセットで押さえていきましょう。
入居前にやること(届け出・脱走対策・近隣配慮)
前述しましたが改めて、まずやらなければいけないのが飼育の届け出と入居にあたっての条件のチェック。
飼育申請が必要か、猫の特徴がわかる写真や情報提出が必要か、頭数や去勢避妊の条件、共用部のルールなどを入居前に細かくチェックし、届け出るようにしましょう。
口頭確認だけで進めると後から条件が違う!とトラブルになりやすいので、できるだけメールなど記録に残る形にしておきましょう。
脱走対策は、玄関と窓が最優先です。補助錠や網戸ロックを付けられるかや玄関にペットゲートを置くスペースがあるかをチェック。
また、特に荷物の出入りが多い引っ越し当日などは気を付けても脱走やすり抜けが起こりやすいので、猫をどこに隔離するかまでを決めておくと安心です。
そして近隣配慮。近隣や他の入居者に対する配慮は、においと音を中心に対策しましょう。
具体的にはトイレの設置場所や換気の方法、消臭対策、防音マットの導入などを事前に計画し、早い段階から対策を始めるほど印象も良くなります。
問題が起きてから慌てて対応するより、問題が起きない状態を作っておくのが賢いやり方と心得ましょう。
傷・汚れ対策
ネコちゃんを買うにあたって最も悩ましいのが、爪とぎ対策。
爪とぎは猫の習性であり、コントロールするのが非常に難しい行為でもあります。
賃貸住宅設備や壁への爪とぎ対策については、こちらのコラムで詳細に解説していますので、特に初めて猫を飼う方はぜひ参考にしてみてください。
安全対策(配線・観葉植物・誤飲)
安全な部屋づくりの第一歩は、猫ちゃんの行動ルートを想像して、危険なポイントを洗い出すことから始まります。
まず狙われやすいのが、ついつい噛みたくなる「配線コード」。特にスマホの充電ケーブルは絶好のおもちゃになってしまうので、使ったらすぐしまう習慣を。
壁沿いのコードは保護カバーでしっかり覆い、露出を減らすのが事故を防ぐ鉄則です。
また、一番怖いのが「誤飲」です。ひも、輪ゴム、小さなおもちゃのパーツ、ビニール袋など、私たちにとってはただの日常品でも猫ちゃんにとっては魅力的なおもちゃ(そして危険物)に見えています。
対策は「届く場所に置かない、出しっぱなしにしない、ゴミ箱はフタ付き」という収納のルール化が最も確実です。
ドアの隙間や家具の裏など、うっかり挟まりそうな狭いスペースもクッション材でしっかりブロックしておきましょう。
さらに見落としがちなのが、お部屋の「癒やしグッズ」。実は猫にとって有害な観葉植物や、アロマ、香りの強い製品はたくさんあります。
洗剤や常備薬も含めて、猫ちゃんの生活ルートには「倒すと危ないもの」「舐めると危険なもの」を一切置かないようにすると、お留守番時のハラハラをグッと減らすことができますよ。
猫との賃貸暮らしに必要なアイテム
新生活に向けて、まずは毎日の必需品を揃えましょう。まず購入しておきたいのは、トイレ一式、爪とぎ、フードと食器、給水器、そして安心できる寝床。ここで忘れてはならないのが「キャリーバッグ」です。「通院する時でいいか・・・」と後回しにしがちですが、災害時の避難など賃貸暮らしでの「もしも」に備え、入居初日から用意して普段から入る練習をしておくのがベストです。
次に、賃貸だからこそ絶対にケチってはいけないのが「お部屋のガードと脱走対策」です。壁や柱の保護シート、足音や汚れを防ぐ防音マット、網戸ロックにペットゲート……これらは愛猫の命を守るだけでなく、退去時の「修繕費用(敷金)」をガツンと抑えるための超重要投資になります。一度にすべて揃えるのが大変なら、まずは一番危ない「玄関」と「窓」からスタートしましょう。
最後に、あると心強いのが「ケージやサークル」です。環境の変化がちょっぴり苦手な猫ちゃんにとって、引っ越し当日や来客時、あるいは体調を崩したときのケージは、自分だけの特別な「シェルター(避難所)」になります。新生活のスタートをグッとスムーズにするために、お部屋の一角に安心できる逃げ場を作ってあげてくださいね。
このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。















