オフィスデスクのサイズ選びにお悩みの方必見!快適な作業スペースに必要なサイズは?
毎日のデスクワークで使う、なくてはならないオフィス家具といえばなんといってもオフィスデスク。
近年では働き方が多様になってきており、テレワーク・リモートワーク・在宅勤務などの自宅での勤務が可能な会社も増えてきたため自分でデスクを用意したという人も居るのではないでしょうか。
オフィス移転や流行のフリーアドレスへリニューアルの際、オフィスレイアウトや社内イメージを一新するためオフィス家具を入れ替える場合もあると思いますが、デスクワークと一言でいっても仕事内容によってパソコン作業だったり書き物だったり、使用するオフィスアイテムは多種多様なため用途別に必要な作業スペースは異なってきます。
本記事では、幅、奥行き、高さなど、実例を交えておすすめの適切な1人分のオフィスデスクの選び方をご紹介いたします。
目次
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デスクサイズの選び方①横幅|デスクの最適な横幅ってどれくらい?
日々、デスクワークを行っている社員が快適に業務を行う為にはどれくらいの幅が必要になってくるのでしょうか。
おすすめの横幅の選び方を実例写真をご紹介しながら選ぶポイントを解説いたします。
デスク/ソファ(画像:幅40cm × 奥行40cm × 高さ60cmのカフェテーブル)
■ 幅400mm~500mmのオフィスデスク
おしゃれなカフェに置いてあるような幅40cm未満・幅50cmのデスクは、必要最小限の作業が行える最低ライン。ノートを開いて書いたり、小さめのノートパソコンかipadなどのタブレット端末でメールチェックしたり……といった作業するのがやっとです。そのため他の小物を置く余裕スペースはあまりありません。
幅40cm未満の机に収納できるようなチェアはなかなか無い為、シンプルなスツールと合わせたり、テーブルに合う高さのソファと合わせると良いでしょう。
また、日本人の平均的な肩幅は約50cmとされているため、長時間作業をしていると狭く感じてしまいます。そのため短時間で終わるような作業であれば普段使いにおすすめです。
こちらの幅が小さいデスクタイプは、小型の道具を使用する職種以外に、作業スペースを拡張するサイドテーブルとして使用するのも便利です。
デスク/ソファ/ウォールグリーン(画像:幅60cm × 奥行40cm × 高さ60cmのミニテーブル)
■ 幅600mm~700mmのオフィスデスク
幅60cm/70cm程度あれば、基本的にタブレット端末や小型のノートパソコンでの作業が少し余裕をもって行える最低ライン。ノートパソコンの横にようやくマグカップやPCマウス等を置くことができる幅です。
机にぴったり収まるようなチェアなども、ようやく見つけることができるサイズ感でもあります。
また、前述した日本人の平均的な肩幅を考えると長時間作業するなら70cm以上がおすすめです。
ダイニングテーブルとして飲食兼用で使用するなら、こちらの幅が1人分の食器を並べられる最低サイズ。
テレワーク・リモートワーク・在宅勤務など自宅でちょっとした作業をする場所として使用したり、基本的に小型のノートパソコンを使用する狭小オフィスや会議室、オフィスカフェなど、コンパクトな空間にしたいのであれば、選択肢の一つとして導入を検討しても良いかもしれません。
デスク/デスクチェア/ウォールラック(画像:幅90cm × 奥行40cm × 高さ75cmのワークデスク)
■ 幅800mm~1000mmのオフィスデスク
幅80cm/90cm/100cm位になると、ノートパソコンを置いてもようやく左右に空間の余裕が確保できます。マウス操作も可能ですし、A4サイズの書類ケースやファイルを置くことも可能です。
もちろんデスクチェアは、デスクに収納できるサイズのチェアを見つけることができる幅となります。天板の奥行きがあれば、キーボード、デスクトップパソコン、モニターなども置くことができるでしょう。
前述した日本人の平均的な肩幅を考慮すると、こちらのサイズであれば窮屈さは感じません。
ただし、一般的にはまだまだ省スペースと感じることは否めません。テレワーク・リモートワーク・在宅勤務など、自宅で使用するのに丁度良いサイズ幅となっています。
お部屋に余裕があれば左右にサイドチェストを追加し袖机のようにしたり、余裕がなければウォールシェルフやパーティクルボードなどの壁面収納等のインテリアを設置し、机上に小物等を置かないように心掛け、作業効率を下げないようにするのが大切です。
デスク/デスクチェア/ラック(画像:幅120cm × 奥行50cm × 高さ72cmのワークデスク)
■ 幅1100mm~1300mmのオフィスデスク
幅110cm/120cm/130cmは一般的なオフィスデスクとして人気のある、スタンダードな幅サイズのデスクです。
比較的どのような業務内容でも不自由なく使用でき、デスクトップパソコン・モニター・キーボードの他にも電話を設置したり資料やカタログ等を広げて作業する書類仕事ができるため、ゆとりのある事務机となります。
こちらもパーティクルボードやウォールシェルフなどの壁面収納を設置利用すれば、作業しやすい環境のオフィスデスクになるでしょう。
デスク/デスクチェア(画像:幅150cm × 奥行60cm × 高さ72cmのオフィスデスク)
デスク/デスクチェア(画像:幅180cm × 奥行70cm × 高さ72cmのオフィスデスク)
■ 幅1400mm/1500mm/1600mm/1700mm/1800mm以上のオフィスデスク
幅140cm/150cm/160cm/170cm/180cmといった大型の天板幅のオフィスデスクはかなり余裕があり、どのようなワークスタイルにもおすすめ。
机上にA4サイズの資料はもちろん、カタログや図面を広げるような使い方をしたり、作業効率がアップするようデュアルモニターを配置しても、パソコンデスクとして十分なワークスペースが確保できます。
大きな天板だと、チェアに座った際足元の左右に空間ができます。そのため空いたスペースにラックやキャビネットなどのインテリアを設置して収納スペースを増やせますし、作業が行いすいため天板幅が大きめなのはメリットではありますが、自宅や狭小オフィスなどの部屋に置くと圧迫感を感じてしまうことがデメリットでもあります。
横幅がワイドなオフィスデスクは使用する場所やオフィスレイアウトなども考慮し、選択するのが大切です。
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デスクサイズの選び方②奥行き|仕事道具が置けるデスクの奥行きは?
今度は最適なオフィスデスクの奥行を確認していきましょう。 幅だけでなく、奥行きも理想のオフィスデスクやオフィスづくりに重要になってきます。幅120dm(幅1200mm)のテーブルを使用し、最適な奥行の選び方のポイントを解説します。
(画像:奥行40cm)
■ 奥行400mm~500mmのオフィスデスク
奥行き40cm/50cmは非常に省スペースであっても問題ない人にピッタリのサイズ感。
ipadなどのタブレット端末にキーボードを取り付けたものや、小型のノートパソコンを置くことができます。
A4サイズの資料やファイルを置くことも可能ですが、やはり狭く感じてしまう為注意が必要です。
仕事場の設置スペースを考え行き40cmを採用する際は、奥幅を広めにするのが選ぶコツです。
(画像:奥行60cm)
■ 奥行600mmのオフィスデスク
奥行き60cmは、小型のノートパソコンやPCで作業できるサイズ感。 薄型のディスプレイは置けますが、少し圧迫感を感じてしまいます。
奥行きが省スペースの為、業務に必要な小物や道具をどこに置いても手が届きやすいサイズ。 テレワーク・リモートワーク・在宅勤務など、自宅で使用するのに良い距離感です。
奥行60cmは、コンパクトなオフィスデスクとして流通しているサイズとなります。
(画像:奥行70cm)
■ 奥行700mmのオフィスデスク
奥行き70cmは、一般的なオフィスデスクとしてスタンダードなサイズです。 大きめのディスプレイやフルキーボードを置くことができ、丁度良い距離でモニター画面を見ることが可能です。
小さなメモ帳などであれば手元に置いておくことも可能。 こちらもテレワーク・リモートワーク・在宅勤務など、自宅で使用しても丁度良い大きさです。
奥行70cmは、一般的なオフィスデスクとして流通しているサイズとなります。奥行60cmと70cmどっちが良いかお悩みの方は、書き物・ノートパソコンを主に使用するか、デスクトップ型PCを使用するかで考えると良いでしょう。
(画像:奥行80cm)
■ 奥行800mmのオフィスデスク
視力が気になる方は奥行80cmを検討するのもおすすめです。
基準的な70cmのデスクと比べて+10cmもあるので、モニター画面を離して視距離をとることが出来るのが特徴。
ゆったりと天板を使用できるので、PC作業をしながら資料を広げてもスペースがある奥行です。
薄型モニターと、大きめのペンタブレットや最近主流の液晶ペンタブレットを縦に並べて使用したい方は、余裕を見て奥行75cm以上あると安心です。
(画像:奥行90cm)
■ 奥行900mmのオフィスデスク
奥行きにかなり余裕のある90cm。資料や図面を広げてたり、モニターの後ろに収納スペースを作ったりしても狭いと感じない余裕のあるサイズ感です。
デスクトップ型パソコンと、様々な資料などが必須の仕事であれば、こちらの奥行サイズがおすすめ。
作業しやすくかなりゆとりのあるサイズ感ですが、注意点としてテレワークや狭小オフィスなどに設置するとお部屋が狭くなってしまう為、オフィスレイアウトを考えた上で導入するのが必須です。
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デスクサイズの選び方③高さ|仕事しやすいデスクの高さってあるの?
日本オフィス家具協会(JOIFA)によると、デスクの高さ寸法は時代によって変化してきました。
戦後は米軍規格のデスクが導入されたため、かつては740mmが日本の標準の高さとなりました。 その後、日本人の平均身長に合うよう、1971年にJISにより700mmが基準に。 1999年にJIS規格は参考扱いになり、現在では平均身長が伸びたことと、様々な人が働く場面で車チェアでも使いやすいよう720mmが推奨されています。
とはいえ、短時間で作業が済む用途のテーブルであれば一般的な72cmの高さでも良いですが、それぞれの体系は違いますし、使用しているチェアの高さも違うため、長時間机を使用するデスクワークはやはり最適な高さを選びたいですよね。
自分に合ったオフィスデスクの高さを選ぶには、手持ちのチェアの座面高から選ぶ場合と、自分の身長を元に考え、作業しやすいと言われているデスクを選ぶ場合があります。
今回はこの2パターンから、オフィスデスクの高さの選び方のポイントを解説していきます。
■ 手持ちのチェアとのバランスを見て選ぶ
手持ちのチェアの座面から、デスクの天板までの高さの差を「差尺」といいます。
理想的なデスクの高さを割り出すにはこの「差尺」が重要となってくるのですが、簡単に割り出せる計算式があります。
(計算式引用:日本オフィス家具協会)
理想の差尺 = 身長×1/6
こちらの計算で出した差尺と、手持ちのチェアの座面高を足すと、理想的なオフィスデスクの高さが算出されます。
デスク高さの目安 = 座面高+理想の差尺
例として、身長160cm / 手持ちのチェアの座面高が45cmの場合を計算してみましょう。
・理想の差尺
160 × 1/6 = 理想の差尺は26.7cm(四捨五入)
・手持ちのチェアの座面高 + 理想の差尺
45 + 26.7 = 71.7cm
身長160cmの人で手持ちのチェアが44.5cmの場合、理想のオフィスデスクの高さは71.7cmとなります。
■ 身長からバランスを見てチェアとデスクを選ぶ
身長からバランスを見て高さを決める場合でも、差尺は重要です。
前述した差尺の計算式に加え、理想の座面高を求める計算式も存在します。
理想の座面高 = 身長×1/4
この計算式で算出した座面高を、前述したデスク高さの目安の計算式にあてはめて計算してみてください。
例として、身長160cmの人の場合を計算してみましょう。
・理想の差尺
160 × 1/6 =26.7cm(四捨五入)
・理想の座面高
160 × 1/4 = 40cm
・理想のオフィスデスクの高さ
40 + 26.7 = 66.7cm
理想のオフィスデスクの高さ:66.7cm
理想のチェアの座面高:40cm
という数字が算出されました。
実際に小数点以下まで合うものはほぼありませんので、四捨五入したものを探すことをおすすめいたします。
四捨五入してもオフィスデスクの高さが合うものが見つからない場合は、サイズオーダーメイドがおすすめです。
デスクやチェアの高さが自分の身体に合っていないと、肩こりや頭痛、腰痛の原因に。
デメリットばかりとなってしまうので、自分の健康管理の為にも最適な高さを選びましょう。
■ オフィスデスクをスタンディングデスクにする場合の高さは?
スタンディングデスクの場合は、机で作業する際に肘が90度となる高さが最適だと言われています。
こちらも目安となる計算式があります。
スタンディングデスクの高さ目安 = (身長 ÷ 2) + 15
160cmの人がスタンディングデスクを使うなら、下記のような計算となります。
160 ÷ 2 + 15 = 95cm
理想的なスタンディングデスクの高さは95cmとなりました。
一般的にスタンディングデスクとして売られているものは大体高さ100cmが多いです。
これは身長170cmの人に合う高さとなっているので、160cmの人には少し高い計算となります。
ですが純粋な身長ですと靴やスリッパなどの高さが含まれていませんので、高さが少し変わってくる為注意が必要です。
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オフィスデスクのサイズを吟味したけど、モニターの高さが合わないときは
作業をするのに最適な高さにしたのはいいけれど、手持ちのモニターの高さが合わなかった!という時もあると思います。
そんな時は、このようなアイテムを使用するのがオススメです。
■ モニター画面の位置が高すぎた場合
モニターアームで少し低めにするのがおすすめ。
モニターアームのメリットは、デスクの端に取り付ける為机の上を広々と使うことが可能です。また、角度や位置調整をフレキシブルにできるので、自分にとって最適な場所に取り付けることができます。
■ モニター画面の位置が低すぎた場合
前述したモニターアームや、パソコンラックで高さを調節するのがおすすめ。
パソコンラックのメリットは、上下に収納スペースがある為モニターを置くだけでなく、下のスペースにキーボードや文房具等を収納することができるため引き出しが不要な点です。 不要になってもラックとして使用できるので、モニター台の他にノートパソコンやプリンター台など様々なシーンで使用可能です。
arneおすすめのオフィスデスク6選
arneでは、オフィスデスクとして使いやすいサイズをあらかじめ取り揃えております。こちらでは、オフィスデスクにぴったりのテーブルをご紹介いたします。サイズオーダーも可能ですので、自分に合ったサイズを是非見つけてみてください。
シンプルなコの字型テーブル
六角レンチで簡単に組み立てられるコの字型テーブル。シンプルな形なので、デスクとしてだけでなく、ラックやセンターテーブル、カウンターデスクなど様々な使い方が可能です。
サイズオーダーメイドなら、巾木除けや配線が綺麗に見える配線除け、動かしやすいキャスター付きなども選べます。
PC作業しやすいワークデスク
付属のゴムハンマーでトントンするだけで簡単に組み立てられるオフィスデスク。サイドテーブルサイズから大きなカウンターテーブルまで、様々なサイズをご用意しています。
サイズオーダーメイドなら、幅・奥行・高さだけでなく幕板の長さを決められます。
台形脚がモダンなテーブル
太めの台形脚がアクセントになった、天板の厚みが40mmあるワークデスク。重厚感のあるデザインなのでこれ1つでおしゃれなオフィスになります。
サイズオーダーメイドは幅・奥行・高さだけでなく、脚と天板のカラーを好きな配色にすることが可能です。
スチール脚がおしゃれなワイドデスク
幅180cm、奥行き90cmのワイドデスク。大きな天板なのでどんなデスクワークでも楽々。高さは72cmあり、ダイニングテーブルとしても使用可能です。
サイズオーダーメイドは、お好きな幅を調節可能。好きな場所に置くことができます。
収納部分もデザインになったオフィスデスク
オープンラック部分もおしゃれなデザインになった、ディスプレイとしても使えそうなおしゃれなデスク。
サイズオーダーメイドは、幅・奥行・高さだけでなく、収納部分の高さも調節可能。収納物に合わせてオーダーできるのがポイントです。
カフェに置いてあるようなテーブル
ブラックのX脚がモダンな印象を与えてくれるテーブル。床に座って使える高さはもちろん、ソファに合う高さ、チェアに合う高さのテーブルもご用意しています。
オフィスデスクは働き方や業務内容・使用場所に合わせて選ぼう
オフィスデスクは様々な視点から選ぶことができることをご説明いたしましたが、基本的には横幅/奥行/高さの3種類のうち1つからデスクサイズを選ぶのが一般的。 オフィスではなくテレワークなど、ご自宅で使用する場合や狭小オフィスの場合は通路が狭くなってしまう為、お部屋の大きさや作業する人数も考慮したうえで横幅/奥行の2点から決めていきましょう。
将来的にオフィス移転や働き方改革、組織変更などでレイアウトが変わる可能性がある場合は、そちらを基準に考えキャスター付きのデスクを選ぶのも良いでしょう。
自分に合った丁度良い理想的なサイズを探し当てるのは、なかなか難しいものです。
DIYで自分で作ってみるのもおすすめですが、材料や工具、作る時間などを揃えなければならない為厳しいものがあります。
そんな時はサイズオーダーメイドができるデスクを選んでみるのも一つの手です。
arneは日本国内に自社工場を持ち、注文を受けてから1つ1つ丁寧にお作りしている為サイズオーダーや特注オーダーメイドにも対応しています。 是非一度、お気軽にお問い合わせください。
このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
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