ヌックってどんなスペース?実例で見る間取りに取り入れる方法。
近頃注目の「ヌック」とは?
近頃注目を集めつつある「ヌック」。ヌックとは、家の中で空間の隅や突き出しを利用して小さなくつろぎスペースを作り出すことです。語源はスコットランド語で建築様式をあらわすneuk(ヌーク)からきています。開放的なお部屋の中にヌックのような居心地の良い落ち着ける居場所があると、おうち時間の満足度がさらに上がりますね。
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ヌックスペースのメリット/デメリット
【メリット】
- 空間の隅や突き出しなどのデッドスペースを有効活用することができる。
- 開放的な広いリビングの中でも、小さなスペースがあれば自分専用のくつろぎスペースを確保できる。
- ヌックを利用することで、家族と場所を共有しながらも程よい距離感を保てる。
- リラックスしたり、特定の目的に使ったり、小さなスペースながらも目的に集中できるスペースを作ることができる。
【デメリット】
- ヌックを作るために、場合によっては無駄にスペースが取られる可能性がある。
- ヌックは狭い空間なので、閉所や狭い場所が苦手な方には向いていない。
- ヌック製作にあたり工事費や材料費等費用がかかる。予算と見合わせて本当に必要かどうかを見極め、後悔しない選択をとることが重要。もし可能ならば簡易的なヌックをDIYする方法を探すのもおすすめ。
間取りにヌックを取り入れる方法
ヌックをどのように生かすかは、住まいづくりを始める際にははっきりさせておきたいところ。そのためにはヌックの使い方の情報を集めておきましょう。一例をご紹介していきます。
・リーディングヌック
読書スペースを作るために、小さなスペースを活用することができます。快適な椅子や小さなテーブル、 読書灯などを置いて読書に没頭できる空間を作りましょう。
・書斎ヌック
家族で共有できる小さな書斎スペースのヌック。 在宅勤務でワークスペースとして使ったり、子どもたちの学習スペースとして使ったり。
・キッズヌック
子供部屋の一角を利用して、子供の好奇心を掻き立てる秘密基地のような小さな遊び場スペースを作ることができます。お絵描き用のテーブルや椅子、おもちゃ箱などを置いて、工夫しながら子供たちが自由に遊べるキッズスペースを作りましょう。
・ペットヌック
ペットの寝床を作るために、住まいの一部を利用することができます。 犬用のベッドやキャットタワー、おもちゃなどを置いて、ペットがくつろげる空間を作り出しましょう。
・プラントヌック
植物を飾るスペースとして、ヌックを利用することができます。 小さな棚や鉢を置いて、お気に入りの植物を飾り、自然な雰囲気を作り出しましょう。
・マッサージヌック
リラックスしたいときに利用できる、小さなマッサージスペースを作ることもできます。 小さなマッサージチェアやクッション、アロマキャンドルなどを置いて、リラックスできる空間を作りましょう。
ヌックを作るときに気を付けたいポイント
・目的をはっきりさせておく
使用用途が明確でないと、なんとなくの物置のようになってしまう可能性があります。 住宅にヌックを取り入れる際には、くつろぐ+αの使用用途部分を明確にしておきましょう。また、理想のインテリアイメージを具体的にしておくと良いでしょう。
・居心地の良い「小さなスペース」にする
広すぎるとおこもり感や特別感のない、ただの小さめの部屋になってしまいます。 目安は約一畳程度。適切な広さで、もっともリラックスできる空間を目指しましょう。
・ゆるやかに、別空間と認識させる
個室のように、扉や壁などで完全に仕切るなどメリハリをつけすぎず、ゆるやかに他空間と境界線を引きましょう。 方法としては、床の段差をつける、天井を低くする、ヌック内のみ壁や床材の色を変えるなどのゾーニング手段があります。家族と一緒に暮らしつつ、ほどよく距離感を保てる空間にしましょう。
ヌックのアイデア実例と、ヌックにおすすめの家具
ここからは、ヌックのインテリア事例ともにヌックスペースにオススメの家具を紹介します。
実例①出窓からの借景で風景画のように。景色を楽しむリーディングヌック
ヌックのなかに窓を取り付ければ、日中は窓から差し込む光で気持ちよく過ごすことができます。外の風景を窓で切り取って、季節を感じながら窓辺で贅沢な時間を過ごしましょう。
ヌックのサイズに合わせられるマットレス
ヌックのサイズにぴったりのマットが欲しい際は、ぜひarneにご相談ください。クッション性ばっちりのマットレスで子どもの遊び場を作りましょう。
リーディングヌックにぴったりサイズの本棚
リーディングヌックに欠かせない大容量の本棚。造り付けではなく、ぴったりサイズの本棚をヌックに収めることで、ヌックの使用用途が変わったときに本棚を取り出してスペースを広く使うことができます。
実例②ソファを置くスペースを作らずヌックスペースに!おこもり感満載のヌック
大きなソファがあるのに、結局座るのはソファのふもとの床の上・・・なんて家庭もあるのでは?そんな家族に、リビングの中にソファを置くのではなくヌックを設置する提案です。ヌックの入口に腰掛けたり、中に入ってゆったりとくつろいだり。LDKからゆるやかに空間のつながりを感じる事ができます。
石膏ボードの壁に取り付けられるラックで造作家具のような本棚に
細いピンでフックを壁に取付けて、ウォールラックを引っかければ壁面が収納スペースに。
実例③階段下の秘密基地スペース。こぢんまりと落ち着ける空間に
デッドスペースになりがちな階段下をヌックに。照明の明るさを居室よりも少し暗めにすることで、特別感のある空間を実現。廊下の一角に隠れ家のような魅力的な場所を作りましょう。
サイズオーダー可能!ヌックにぴったり収まるスツール
ヌックにはゆったりできるベンチが欲しいですよね。ヌックの空間に気持ちよくぴったりと収まるソファをオーダーすることができます。
実例④キッチン横のヌックスペース。
キッチン横のヌックで食事をしたり、子どもたちとケーキ作りを楽しんでみたり。食事後の片付けの動線もいいのでストレスなく片付けがはかどりそうです。
サイズオーダーで理想のサイズのダイニングテーブルに
ヌックのサイズに合わせてサイズオーダー可能です。四本脚ではなく二本脚なのでベンチに腰掛けやすい仕様になっています。
このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
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