ブルーで整う、北欧スタイルの心地よい空間
ブルーを加えた北欧スタイルの空間は、ソファやラグ、テレビボードを中心に、リビングダイニングなどのさまざまな場所で心地よく暮らすための工夫を凝らしたスタイルで、シンプルなデザインや柔らかな配色が特徴です。中でも、ブルーは湖や空など北欧の豊かな自然を連想させ、落ち着きと爽やかさを同時に演出できます。
本記事では、北欧スタイルにおけるブルーの特徴や具体的なコーディネート例、注意点などを幅広くご紹介します。紹介するポイントを参考に、気軽なイメージチェンジから大胆な模様替えまで、ブルーを活かして洗練された空間を実現するヒントを見つけてみましょう。
執筆者
arne interior
WEB事業部 愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。
北欧スタイルにおけるブルーの特徴

北欧の空や水辺を想起させるブルーは、爽やかさと落ち着きの両立する代表的なカラーとして親しまれています。一般的に北欧インテリアでは、ナチュラルウッドやホワイトを基調とした明るい空間づくりが重視されます。そこにブルーを加えることで、寒色特有の落ち着きや奥行きをプラスできます。さらに、広い空間を感じさせる効果や、静かな癒しをもたらす点も魅力です。色味を調整すれば温かみのある木目との組み合わせもしやすく、北欧らしい柔らかな印象を作り上げることができます。
ブルーグレーやターコイズブルーなど色味のバリエーション
ブルーグレー、ターコイズブルー、スチールブルーなどの色味を取り入れると、同じブルー系でも印象が大きく変わります。グレー寄りのブルーは落ち着いた北欧スタイルに、ターコイズや水色は爽やかで軽やかな印象になります。シンプルな家具や観葉植物と組み合わせたり、白やグレイッシュな背景にアクセントを加えて爽やかな印象をプラスできます。
やわらかいトーンがもたらす癒し効果
ペールブルーやブルーグレーなど、やわらかいトーンのブルーは部屋全体にふんわりとした安らぎを与えます。視覚的に圧迫感がないため、ソファやクッション、カーテンだけでなく、壁面やファブリックなど、大きな面積に使っても安心感のある空間に仕上がります。
深いブルーと淡いブルーのイメージの違い
深いブルーやネイビーのカラーは、モダンで重厚な印象を与え、テレビボードやダイニングの一部にアクセントとして用いると、空間がより引き締まります。一方、淡い水色やターコイズは爽やかで広がりを感じさせ、ワンルームや寝室でも圧迫感が少ないのが特徴です。色の濃淡やトーンを上手く使い分けることが北欧インテリアのポイントになります。写真や雑貨、観葉植物などをプラスして、リラックスできるお部屋にするのがおすすめです。
床や壁の色合いとの組み合わせ方
床色やフローリングのトーンによって、ブルーの見え方は大きく変わります。ライトなホワイト系フローリングならネイビーが映え、濃い木目や茶色の床にはブルーグレーやターコイズが馴染みます。また、壁紙をアクセントに使う場合は、全体のカラーバランスを考えてコーディネートするのがポイントです。例えば、壁の一面だけに淡いブルーグレーを使用すると、空間を単調にせずに穏やかな彩りを加えられます。逆にターコイズブルーをアクセントとして壁紙に取り入れると、ホワイトベースの空間に爽やかさと抜け感を演出できます。
家具の木目とのバランスを考えるポイント
木目を活かした北欧家具との調和を図る際は、柔らかいブルーやくすみ系のブルーを選ぶと優しい印象を保ちやすくなります。もし深いネイビー系を選ぶなら、木目の色味を抑えめにして、ライトブラウンやホワイトウッドを中心に取り入れると統一感を得やすくなります。収納や棚に置く雑貨、花瓶、置物の色をブルーにすれば、全体がシンプルでおしゃれにまとまります。こうしたバランスに配慮することで、ブルーと木材が互いに引き立つ魅力的な空間を実現できます。
ブルーを取り入れる北欧インテリアコーディネート術
実際の空間にブルーを生かすには、思い切った大胆な手法から小物での手軽な差し色まで、さまざまなアプローチがあります。ブルーをメインにする場合は、家具や壁紙で大きく取り入れるか、小物でアクセントとして取り入れるかを最初に決めるとコーディネートがスムーズになります。面積の大きいアイテムと小物のバランスを見ながら、テレビボード周りやダイニングの小物にブルーを効かせて統一感を生み出し、雑貨や観葉植物でナチュラルな温度感をプラスしてお部屋を仕上げましょう。
壁紙・ペイントで大胆に色を取り入れる方法
壁一面を思い切りブルーに塗るペイントは、空間全体を印象的に変える方法です。アクセントウォールとしてネイビーやブルーグレーを採用すると、ソファや収納家具が引き立ちます。水回りやタイルにブルーを使うと爽やかさが増し、タイルとフローリングの色味を合わせると統一感を出すことができます。深いブルーを使用する場合でも、家具や床の色を工夫することで重たくなりすぎず、味わい深い北欧スタイルを表現できるでしょう。
クッションやラグなどファブリックの活用アイデア
ファブリックのアイテムなら、季節や気分に合わせてブルーを取り入れやすいのが魅力です。寒い季節はネイビーや濃い目のブルーで心を落ち着かせ、夏場にはペールブルーやライトブルーで爽やかさを演出するなど、柔軟なアレンジが可能になります。カーテンをブルー系に変えれば、差し込む光のトーンが変わり、部屋全体のムードにも影響を与えます。クッションは複数トーンをミックスし、ラグは床色と合わせて選べば部屋全体がおしゃれになります。
ブルーと相性の良い配色や組み合わせ
北欧インテリアでは、ホワイトやグレーとの組み合わせが定番で、無機質になりすぎないよう、木材の温かみを取り入れることも大切です。そこに少量のブルーとイエロー、グリーンをアクセントとして加えると、爽やかさに柔らかい躍動感をプラスできます。また、ゴールドやシルバーなどの金属を照明やブラックの小物で取り入れると、洗練された印象が増し、ブルーの魅力をさらに引き立ててくれます。
ブルーを加えたインテリアを楽しむための注意点
ブルーは清潔感や落ち着きをもたらす一方で、使い方を誤ると冷たい印象になりすぎることがあります。環境ごとに異なる色味の出方や、面積が増えるほどインテリア全体に与える影響も大きくなるため、色のバランスに注意しましょう。特に深みのあるブルーを多用すると重たさを感じることがあるため、アクセント程度に留めたり、暖色を少し加えて調和を図るとよいでしょう。
色の濃淡やトーンを使いすぎない工夫
一度に異なる濃淡のブルーを取り入れると、統一感のないバラバラな印象になりかねません。メインカラーとアクセントカラーのように役割を明確に決め、濃いブルーをいくつも使う場合は小物に限定するなどの工夫をすることで、まとまりを損なわずに個性を表現できます。色の濃淡を管理するために、主役カラーを一つに絞り、補助色を2?3色に制限して、心地よい空間をコーディネートしましょう。
暖色系・木目とのバランスのとり方
オレンジやベージュなどの暖色系や茶色の木目を取り入れると、ブルーの冷たさが和らぎます。ダイニングテーブルやスツールを配置し、クッションや雑貨でベージュやブラウンを差すと、過ごしやすい空間になります。北欧家具ならではの木目の柔らかさを活かせば、ブルーとのコントラストが生まれて心地よい温かみを加えられます。
北欧インテリア×ブルーの活用実例
リビングや寝室などの主要な部屋で、ブルーを上手に生かした北欧インテリアは多くの実例があります。どの部屋でもベースカラーとアクセントカラーのバランスが重要で、特にファブリックや壁面のカラーをコントロールすることで理想的な雰囲気に近づきます。ここでは、リビングと寝室でそれぞれ落ち着きを保ちながらも洗練された印象を与えるコーディネート実例をご紹介していきます。
リビングでの心地よいブルーコーディネート
リビングでは、広めのソファをグレーやネイビーなど濃淡を意識して選べば、存在感を発揮します。ホワイト系のラグやクッションを合わせることで軽やかさを保ち、北欧特有のリラックス感を損なわずに空間を引き締めます。テレビボード周りには木目の収納やブルーの小物を置き、観葉植物をアクセントにすると、自然を感じられる活き活きとした空間に仕上がります。
まとめ:ブルーを上手に使って洗練された北欧インテリアに
ブルーの持つ爽やかさと落ち着きは、北欧インテリアとの相性が抜群です。多彩な色味をシーンに合わせて上手に活用すれば、リラックス感と洗練さを両立した空間が作れます。さらに、北欧インテリア特有の木の温もりやホワイトとの組み合わせで、寒色系の印象をやわらかく中和し、部屋全体を心地よい雰囲気に仕上げることができます。本記事を参考に、色の濃淡や取り入れ方を工夫して、自分らしさが光る素敵な北欧スタイルを完成させてみてはいかがでしょうか。
このコラムを書いた人
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