置かない選択で変わる部屋。テレビ台の代わりになるインテリア術

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テレビ台を置かないという選択肢は、部屋の印象を大きく変えるきっかけにもなります。テレビ台の代わりに代用できる家具やレイアウトの工夫を取り入れることで、自分好みの空間を自由に演出できるでしょう。それは新しく家具を増やすコストを抑えたり、整理整頓の手間を減らしたりと、意外なメリットにつながることも多いのです。
本記事では、テレビ台を使わず、テレビ台代わりの家具や壁掛けなどを活用する際のメリット・デメリット、安全策、そしておしゃれなインテリアコーディネートの考え方をご紹介いたします。初心者の方でも取り入れやすいポイントを押さえながら、自分だけの理想的なテレビの居場所を見つけてみてください。

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arne interior
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愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。


テレビ台は本当に必要?テレビ台代わりのアイテムを使うメリット・デメリット

テレビ台は本当に必要?テレビ台代わりのメリット・デメリット

テレビ台の代わりとなる手段を取り入れると、部屋のスペースを効率的に使えます。専用のテレビ台は意外と場所を取ることが多く、レイアウトを固定化してしまう原因にもなりがちです。しかし、テレビ台をあえて置かないスタイルに変えると空間を広く感じられ、部屋のアレンジの幅も広がります。まずは、テレビ台を置かないことで得られるメリットや、気をつけたい注意点を整理してみましょう。

テレビを置く場所の自由度が増す

テレビ台を使わないと、レイアウトを思い通りに変更しやすくなります。チェストやカラーボックスなど、さまざまな家具を使ってテレビの位置を決めることができるため、部屋の環境やライフスタイルに合わせて柔軟に変更できるのが大きなメリットです。
例えば、リビングの一角にテレビを配置しながら、見通しを遮らない家具を選んで部屋を広く見せることも可能で、大きな窓を塞がないレイアウトにすれば、採光や風通しも確保できるでしょう。
テレビ台があると部屋の中心を占めがちですが、代わりの家具を活用することで、空いたスペースを趣味のコーナーにできるなど、コーディネートの幅が広がります。

代わりの家具を使う際の注意点

多様な使い方ができるメリットの反面、耐荷重が大きなデメリットになる場合があります。代用したテレビ台がテレビのサイズや重さに対応できるかは、家具選びの重要なポイントです。例えば、薄型の軽いテレビならカラーボックスでも問題ありませんが、大型テレビだと耐荷重オーバーになることもあるため、必ず耐荷重や天板の強度をチェックしましょう。また、テレビを見やすい高さに設定することも大切です。一般的にはソファに座った際、目線の高さに合わせると首や肩への負担を減らすことができます。配線のしやすさやコードを整理できるスペースがあるかどうかも、合わせて確認すると安心です。


テレビ台代わりに使えるアイテム

テレビ台の代わりになる家具やアイテムは多彩です。ローボードやチェスト、シェルフ、本棚、ラック、ローテーブル、カラーボックスなど、求める収納力やデザインに合わせて選べます。商品によって扉付きで見せない収納ができるものや、可動棚で汎用性の高いタイプもあり、リビング収納の中心としても活用できます。ここでは、テレビ台代わりに使えるアイテムをいくつかご紹介していきます。

ローボードやチェスト:収納力と空間の活用を両立

ローボードやチェスト:収納力と空間の活用を両立

ローボードやチェストは、テレビを置くだけでなく、引き出しや棚を利用してCDやDVD、周辺機器をまとめて収納できる利点があります。天板が広い商品が多いため、好きなオブジェや観葉植物を飾って部屋全体のアクセントにもなります。高さが低めなので、ソファに腰掛けた時にテレビが見やすい角度に配置しやすい点もメリットです。特に、圧迫感を抑えたいリビングや、ロースタイルを取り入れたい空間におすすめです。

壁掛けのアイテム:床を広く使う

壁掛けのアイテム:床を広く使う

テレビモニターを壁掛けにすると、床面積を有効に使えるので、部屋を広く見せる効果があります。壁面に取り付けるシェルフやラックを組み合わせれば、配線や小物を隠しながら、床を広々と使うことができます。部屋全体をすっきりさせたい方や、ペットを飼っていてコードをかじるリスクを低減したい方にとっても、壁掛けのスタイルは有力な選択肢といえるでしょう

本棚・シェルフ:ディスプレイ感覚で楽しむ

本棚・チェスト:ディスプレイ感覚で楽しむ

本棚やチェストをテレビ台代わりにすると、アートを飾るような感覚でコーディネートを楽しむことができます。ディスプレイコーナーとして機能するのはもちろん、収納力も確保できるので機能性に優れています。導入する際は、耐荷重が充分であることを確認し、重たい家電や雑貨を置き過ぎないようにバランスを保つことが大切です。スライド式や可動棚タイプであれば、配線を通す場所を確保しやすく、後からレイアウトを変更したいときにも柔軟に対応できます。


代わりのアイテムを安全に使うための注意点

実際にテレビ台を置かずに使う場合には、安全や配線の面で気をつけるポイントがいくつかあります。特に大型のテレビは重さがあるため、わずかな揺れや衝撃でも家具が倒れるリスクが考えられます。ここで紹介する対策を参考に、安全に使える環境を整えましょう。

転倒防止策:壁に固定したり耐震マットを活用する

どんなに丈夫な家具でも、大きな衝撃や地震があった場合の転倒リスクはゼロではありません。そのため、壁に固定するための金具を使ったり、テレビや家具の下に耐震マットを敷いたりして補強すると安心度が高まります。壁に固定する際は、壁の構造をよく調べ、しっかりとビスが打てる下地を選びましょう。専用のアタッチメントや補強器具が必要な場合があるため、取り付け方法に合った商品を用意することが大切です。長期的に家具を設置する場合、万が一の時に家具がぐらつかないようにしておくと、被害を最小限にとどめやすくなります。安全対策は欠かせないので、できるだけ早めに実施しておくと安心です。

配線トラブルを防ぐ

テレビ周りに必須のケーブルや延長コードが絡まっていると、見た目の悪さだけでなく足を引っかけてしまうリスクも高くなります。ケーブル類の整理の基本は長さを調整し、結束することです。周辺機器のケーブルが多い場合、使用頻度を考慮して配置を決めましょう。よく使うものは手前に配置し、コードがたるまないように束ねておくと、掃除もしやすくなります。インテリアとしても楽しめるように、カバーを部屋の色調に合わせるなど工夫を加えると、乱雑に見えてしまう印象を軽減できます。

テレビのサイズと重量に応じた家具選びが必須

テレビの重量やテレビ台の耐荷重の目安は、予めチェックしておくと安心です。テレビの中には意外に重い機種もあり、重さに対応していない家具に乗せると時間の経過とともに歪みや破損が生じる場合もあります。特に、カラーボックスやラックなどは、耐久性にばらつきがあるため、入念に確認しておくと安心です。テレビの脚部の形状や幅も含め、安定して設置できるかを確認することが重要です。脚部が小さい機種は転倒しやすい場合もあるので、滑り止めシートやゴム製の足をプラスして安全性を高めると良いでしょう。

子ども・ペットがいる家庭での注意点

小さなお子さまやペットがいる場合は、家具の角を保護したり、扉付きで中身が見えない収納を選んだり、チェストを低めのロータイプにするなどの配慮が必要です。小物は収納ボックスに入れて整理し、カラーボックスを重ねる場合は固定しながら、リビング収納全体を見直すのもおすすめです。子どもが簡単にテレビを触れないようにするだけでなく、コードに手が届きにくくなるため、トラブルを防ぐ効果もあります。
ペットが噛んでしまう恐れがあるコード類はカバーをつけたり、家具の裏に隠すなどして見えないようにしてください。安全対策をしっかり整えておくことで、家族みんなが安心して過ごせる空間を保てます。


代用アイテムを使ったおすすめのインテリア実例集

テレビ台を置かないスタイルは、おしゃれな空間作りと相性抜群です。ロータイプの家具や壁面収納を取り入れて視線を広げれば、リビングがおしゃれなギャラリーのようになります。デザイン性と収納力のバランスを意識しながら、お気に入りの家具を中心に空間を構成しましょう。ここからは、テレビ台の代わりになるアイテムを活かしたコーディネート実現をご紹介します。

ロースタイルを意識したコーディネートで開放的に

ロースタイルを意識したコーディネートで開放的に

ロースタイルとは、家具全体の高さを低めに揃えるインテリアコーディネートです。テレビ台代わりに使うチェストやローボードの高さを抑えることで、部屋に大きな余白や広がりをもたらします。特に、リビングが狭いと感じる場合や、ゆったりくつろぐ空間を作りたい場合にぴったりのコーディネートで、座面の低いソファや収納家具を組み合わせることで、目線の高さが揃って統一感のある空間になります。余剰な装飾を省きながら、シンプルな色合いとロースタイルでまとめて、より洗練された印象に仕上げましょう。

壁面収納で空間を有効活用

壁面収納で空間を有効活用

テレビを壁掛けにし、壁面に沿ってシェルフや収納棚を配置できる壁面収納は、収納量とデザイン性を両立できるのが魅力です。複数の棚や扉付きの収納を組み合わせることで、生活感を出したくないものを隠したり、お気に入りの雑貨をディスプレイしたりと自在にアレンジできます。壁面収納は高い位置まで使える分、床を占領しにくく、空間を有効に活用できます。棚板の高さやデザインを工夫して、機能的かつおしゃれなリビング収納を実現しましょう。

本棚やチェストを組み合わせて収納力UP

本棚やチェストを組み合わせて収納力UP

本棚やチェスト、カラーボックスなどを組み合わせて、テレビ周りを大容量の収納スペースに変えると、リビングがすっきりまとまります。背の高い棚と低い棚をバランスよく配置すれば、上部は飾り棚として使い、下部は収納に活用するなど、多彩なレイアウトが可能です。見せたくない家電やDVDなどは扉付きチェストにしまい、観葉植物やアート作品はオープンシェルフに飾るなど、メリハリのある空間を作り出せるのも魅力です。テレビを観ないときは部屋のコーディネートを楽しみ、使うときは実用性を重視する、といった使い分けも可能になります。複数の家具を組み合わせる際は、色合いや素材を統一すると、見た目の調和がとれた空間に仕上がります。


まとめ:自分らしい“テレビの居場所”を見つけよう

日常生活で頻繁に使うテレビだからこそ、テレビ台を置かない選択は、部屋の使い方やインテリアの好みによって多くのメリットがあります。ローボードやチェスト、本棚、壁掛けのアイテムなど、多種多様な選択肢のうち、どれが最適かは家族構成やどんなお部屋にしたいかによって異なります。見た目のデザイン、機能性、スペースの活用方法などを総合的に考えて選ぶことが大切です。そうすることで、見た目だけでなく使い勝手も満足できる空間を生み出せます。本記事を参考に、安全でおしゃれなお部屋作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。


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