【テレビ台の選び方】正しく選んで、魅力的なリビングを作り出す

テレビ台の選び方

リビングは家族が集まる、あるいは一人の時間を楽しむ場所。そんなリビングを彩るテレビボード選びは、ただ単にテレビを置くためだけではなく、リビングの雰囲気を大きく左右する重要な要素です。
しかし、数多くのテレビボードの中から自分のお部屋にぴったり合うものを選ぶのは意外と難しいもの。サイズ、高さ、収納力、デザインなど、考慮すべきポイントは山ほどあります。
この記事では、失敗しないテレビ台の最適なサイズの選び方や、テレビとソファーの最適な配置方法、リビングに快適な空間を作り出す収納のコツまで、リビングを格上げするためのアイデアをご紹介。
理想のリビングを叶えるために、最適なテレビボード選びに挑戦しましょう。



テレビ台の基本:幅と高さの選び方

テレビ台選びの基本は幅と高さです。テレビのサイズとお部屋のスペースに合わせて、バランスの取れたボードを選ぶことがポイントです。
ここでは、テレビとのバランスを考えた幅の選び方と、快適な視聴環境を実現するための高さの選び方について解説します。

幅選び:理想のバランスを実現するポイント

理想のバランスを実現するポイント

テレビとテレビ台の幅を選ぶときは、ただ見た目が良いだけでなく、安全性も考えましょう。理想は、テレビとテレビ台がきれいな三角形を作る配置です。
この配置だと、テレビの両側にちょうど良いスペースができ、テレビ周りに小物を置いたり、大きな画面がさらに際立つようになります。さらに、テレビ台がテレビをしっかり支えることで、万が一の転倒を防ぐ安全面も確保されます。

たとえば55インチのテレビであれば、部屋のサイズにもよりますが、だいたい150cmから180cmの幅のテレビ台が推奨されます。
この幅のバランスを取ることで、リビングの中心部に、安全かつ魅力的なテレビスペースが完成します。テレビの左右には、少なくとも10cmから30cmのスペースを確保すると良いでしょう。
これにより、装飾品やテレビ関連の機器を置くための十分なスペースが保たれ、テレビ視聴がより快適になります。

高さ選び:快適にテレビを見るために

適正な高さの選び方は、座った時にテレビの中心が目線の高さになるよう配慮することが重要です。一般的に、視聴位置は床座り、ソファー座り、椅子座りの3つに分けられ、それぞれに最適なテレビ台の高さが異なります。
視聴環境に応じて適切な高さのテレビ台を選ぶことで、目の負担を減らし、快適にテレビを見ることができます。

床座りの場合

床座りの場合、テレビの中心が地面から40cm前後の高さになるような低めのテレビ台が適しています。視線が自然にテレビの中心に合うように配置することで、長時間の視聴でも疲れにくいです。

ソファー座りの場合

リビングでソファーに座ってテレビを視聴する場合は、ソファーの座面からの視線の高さを基準にテレビ台を選びます。一般的に、ソファーに座った時の目線の高さは約40cm~60cmとされており、テレビ台の高さもその範囲内で選ぶと良いでしょう。これにより、リラックスした姿勢で自然な視線でテレビを楽しむことができます。

椅子座りの場合

ダイニングテーブルでの使用や書斎で椅子に座ってテレビを視聴する場合など、比較的高い位置で視聴する状況では、テレビ台もそれに合わせて高めのモデルを選びます。目安としては、椅子に座った時の目線の高さに合わせ、テレビの中心が60cm以上の高さになるように設定すると良いでしょう。



収納機能:ライフスタイルに合わせた選び方

テレビ台選びでは、サイズだけでなく、収納タイプも重要な検討ポイントです。テレビ周りは、DVDプレイヤーやゲーム機、リモコンなど、さまざまなアイテムが集まる場所。適切な収納機能を備えたテレビ台を選ぶことで、リビングの整理整頓に大きく貢献し、快適な空間を実現できます。

テレビ台には、大きく分けてオープン収納タイプと扉付き収納タイプがあります。どちらを選ぶかは、あなたのライフスタイルや好み、お部屋の雰囲気によって異なります。
たとえば、頻繁に使うアイテムが多い場合はオープンタイプ、見た目の統一感を重視するなら扉付きなどの閉じた収納がおすすめです。また、これらを組み合わせたハイブリッドタイプのテレビ台もあり、収納力とデザイン性を兼ね備えています。
テレビ台選びで後悔しないためにも、収納機能についてしっかりと検討し、あなたのリビングに最適なアイテムを見つけ出しましょう。

オープン収納タイプのメリット・デメリット

メリット:
・アイテムが一目でわかり、取り出しやすい。
・空間に開放感をもたらし、リビングが広く感じられる。
・デコレーションとして、インテリアの一部として活用できる。

デメリット:
・ホコリがつきやすく、定期的な掃除が必要。
・常に整理整頓を心がける必要がある。

扉付き収納タイプのメリット・デメリット

メリット:
・ホコリからアイテムを守り、清潔に保てる。
・収納物が見えないため、常にスッキリとした印象を保てる。
・貴重品や散らかりがちな小物を隠して収納できる。

デメリット:
・中身が見えないため、何がどこにあるか把握しづらい。
・扉の開閉にスペースが必要となり、狭い場所では使いづらい場合も。



デザインの選び方:お部屋の雰囲気に合わせて

お部屋の全体的な雰囲気に影響するのが、テレビ台のデザインです。リビングの中心に位置するテレビボードは、お部屋のインテリアとの調和が非常に重要です。
テレビボードを選ぶ際は、ただ単にデザインが好みかどうかだけでなく、お部屋全体のインテリアスタイルや使用する他の家具との調和を考えることが大切。それぞれのスタイルに合ったテレビ台を選ぶことで、より一層居心地の良いリビング空間を作り出すことができます。
北欧風、ヴィンテージ、モダンなど、人気のあるインテリアスタイルに合わせて、どのようにテレビ台を選べば良いか、具体的なポイントとともに見ていきましょう。

北欧風スタイル

明るく清潔感のある北欧風スタイルには、ナチュラルカラーを用いたテレビボードが最適です。天然木の温もりが感じられるものや、白やライトグレーなどの爽やかなカラーリングがお部屋をより開放的に見せてくれます。また、差し色としてパステル調カラーを選ぶのもおすすめ。ソファやラグとの色のバランスも考え、統一感のあるインテリアを目指しましょう。

ヴィンテージスタイル

重厚感のある木材や、ダークトーンで統一したヴィンテージスタイルには、ブラウンやダークブラウンのテレビボードがぴったりです。使い込まれたような質感や、独特の彫りのディテールが特徴的な商品を選ぶと、より一層の個性をリビングに加えることができます。

モダンスタイル

モダンスタイルのリビングには、洗練された直線的なデザインのテレビボードが合います。光沢のある素材やガラス、メタルフレームを使用したものなど、スタイリッシュで現代的な印象のアイテムを選ぶと、空間全体が引き締まります。色はブラックやダークグレーなど、落ち着いたトーンで統一感を出すと良いでしょう。



脚付きか脚なしか:それぞれのメリット

テレビ台を選ぶ際には、その形状も大切な選択肢の一つです。特に、脚付きか脚なしかという点は、見た目の印象だけでなく、実用性にも影響を与えます。ここでは、それぞれのタイプのメリットを掘り下げてみましょう。

脚付きテレビ台の魅力

脚付きテレビ台の最大の魅力は、そのスタイリッシュな見た目と、掃除がしやすく、清潔を保ちやすいのも大きなメリットです。空間が広く感じられるため、小さなリビングでも圧迫感を減らします。床に直接家具が置かれていないことで、視覚的にも床面積が広く感じられ、リビングがすっきりと見えるのです。
デザイン性が高い商品が多く、おしゃれなインテリアとしてリビングのアクセントにもなり得ます。

脚なしテレビ台の魅力

一方で、脚なしテレビ台はその安定感に優れています。重心が低く設計されているため、テレビや重い機器を置いてもぐらつきにくいのが特徴です。また、床にしっかりと接しているため、荷重が分散され、大型のテレビや多くの機器を収納しても安心です。

さらに、脚なしのデザインは、リビングに落ち着きと重厚感をもたらします。特に、モダンや和室など、シンプルで統一感のあるインテリアに合わせやすく、スペースを有効活用できる収納スペースも魅力的です。収納力を重視する方や、すっきりとしたデザインを好む方におすすめの選択肢です。



理想の視聴距離の計算方法

最適な視聴環境を実現するには、テレビのサイズと視聴距離のバランスが非常に重要です。リビングの広さや家具の配置に合わせて、最適なテレビ台を選ぶことが快適な視聴環境を整える鍵となります。

テレビサイズと部屋の広さに基づく視聴距離の目安

テレビの大画面化が進む中、どのサイズのテレビを選ぶかはリビングのサイズに密接に関係しています。しかし、単に大きければ良いというわけではありません。テレビのサイズに適した視聴距離を保つことで、目への負担を軽減し、より没入感のある視聴が可能になります。

視聴距離の計算方法には、一般的に「テレビ画面の対角線の長さ×2」という公式があります。
例えば、42インチのテレビの場合、対角線の長さは約106cmです。この場合、理想的な視聴距離は約212cm(約2.1m)となります。この距離を基準に、リビング内でのテレビとソファー、または椅子の配置を検討しましょう。

特に、リビングが広い場合や、複数の人でテレビを視聴する場合には、もう少し視聴距離を広げても快適に視聴できるでしょう。逆に、ワンルームやコンパクトなスペースの場合は、小さめのテレビを選び、視聴距離を短くすることが適しています。

テレビ台の理想的なレイアウトについてもっと知りたい方は、以下のコラムをご覧ください。

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まとめ:最適なテレビ台を選ぶために

正しいテレビ台を選ぶために、再度重要なポイントを振り返りましょう。

テレビ台選びのポイント
サイズと高さの選び方:
テレビのサイズに合わせて、視聴距離や視線の高さを考慮して選びましょう。テレビとテレビ台が形成する「三角形」のバランスが、視覚的快適さを左右します。

収納機能:
リビングのスペースやライフスタイルに合わせて、オープンタイプや扉付きなどの閉じた収納タイプを選びましょう。収納力と整理整頓のしやすさを考慮してください。

デザイン:
テレビ台はリビングのインテリアとしても重要な役割を担います。北欧風、ヴィンテージ、モダンなど、お部屋の雰囲気に合ったスタイルを選ぶことが大切です。

脚付きか脚なしか:
脚付きは掃除のしやすさや視覚的な広がりを、脚なしは安定感と荷重分散がメリットです。お部屋のスペースや使用する人のニーズに応じて選びましょう。

視聴距離の計算:
テレビのサイズとリビングの広さから、最適な視聴距離を計算します。理想的な視聴環境のために、この距離を守ることが重要です。

理想的なリビング空間を実現するためには、これらのポイントを念頭に置いてテレビ台を選ぶことが重要です。
細部にまで注意を払い、機能性とデザインの両方を兼ね備えたテレビ台を見つけることで、あなたとあなたの家族にとって最適なリビング空間を作り出すことができます。


この記事を書いた人

arne interior WEB事業部

愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。 おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。

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