リビングに収納がない場合の総合ガイド
リビングは家族が集まる中心的な空間ですが、収納がないと物が散らかりやすく、快適な居住環境を保つのが難しくなります。本記事では、リビングに収納スペースが少ない・ない場合の具体的な解決策とアイデアを総合的にご紹介します。
今ある空間を活かした収納づくりの基本から、便利な収納アイデア、家族構成や間取りに合わせた対策、さらにリフォームやDIYでの対応法まで幅広く解説していきます。
この記事はこんな方におすすめ
- リビングに収納家具を置くスペースがなく、物が散らかりがちな方
- 家族共有の小物(リモコン、新聞など)の定位置が決まらず、いつも探し物をしている方
- リフォームやDIYといった大掛かりな方法から、すぐにできる収納アイデアまで知りたい方
- 子どもの成長や家族構成の変化に合わせて、長く使えるリビング収納の計画を立てたい方

arne interior
WEB事業部 愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。
収納がないリビングの悩みと課題
収納スペース不足がもたらす課題を理解することで、適切な解決方法を見つけやすくなります。
リビングは家族全員が集まる場所でありながら、収納スペースがないと見た目の乱雑さだけでなく、必要な物をすぐに見つけられないという不便も生じがちです。特に新聞やリモコンなど、家族共有の小物が多いリビングほど、まとめておける収納場所が少ないと管理が大変です。日常の中で散らかった状態が続くと、落ち着ける空間を保ちにくくストレスの原因にもなるでしょう。まずはリビング特有の収納不足の問題点を整理し、次の対策を検討するとスムーズです。
リビングの散らかりがちな家族共有物
リビングにはテレビのリモコンや新聞、雑誌など家族全員で使う物が集中しやすい傾向があります。こうした共有物を置く専用の場所がないと、ソファやテーブル周りに散らばってしまい、使いたいときに見つけられない事態が起こりやすくなります。さらに、リモコンの紛失や雑誌の積み重ねは部屋全体を狭く見せる原因ともなります。小さな仕切りやカゴなどを用意し、お互いが片付けやすい仕組みを作ることが効果的です。
小物や雑貨の一時置き場不足
帰宅後にポケットから取り出した鍵や、小さな子どものおもちゃなど、細かな物がリビングに溢れがちです。これらを一括して置けるスペースがないと、テーブルやソファまわりに置きっぱなしになり見た目も悪く、生活動線の邪魔にもなります。小物の指定置き場を決めておくことで、探し物を減らしながら片付いた状態を維持しやすくなります。どこにどのようにしまうかをあらかじめ家族全員で共有すると管理がスムーズです。
機能性と美しさを兼ね備えた壁面収納
商品価格
56,800円
均等に美しく配置された縦板と、可動式の棚板でどんなサイズも収納可能。本棚としての利用はもちろん、見せる収納としても最適なラックです。シンプルな造りに見えて、細かなこだわりがたくさんある収納家具になっています。32mm間隔で調節が出来る可動棚がついているので、収納物に合わせて高さ調節したり、自由なレイアウトが楽しめます。棚の横幅が22cm間隔で分割されているため、棚の強度も十分です。(棚板1枚の耐荷重約10kg)
今あるリビングを活かす!収納づくりの基本ポイント
リビングは必ずしも大きな収納スペースが必要というわけではなく、今ある空間をどのように活用するかがポイントです。たとえ限られた広さでも、置く物を厳選したり、インテリアの統一感を考慮するだけで印象が大きく変わります。壁面収納や多機能家具などを活用する前に、まずは何をリビングに置くのかを明確にするのがおすすめです。そうすることで使いやすさと美しさを両立でき、ゴチャゴチャ感が軽減されます。
リビングに収納する物をあらかじめ決めておく
リビングに置いておく物を事前にリストアップし、必要最低限のアイテムに絞ることは非常に重要です。家族で共用するリモコンや雑誌などは決まった場所に集約し、あまり使わない季節物や大型アイテムは別の場所で保管するのが理想です。これを徹底するだけで普段から片付けやすくなり、物があふれて部屋が狭く見えることを防ぎます。無駄な物を減らすことが、リビングを快適に保つ第一歩です。
インテリアのテイストや色の統一感を意識する
雑多な印象になりがちなリビングも、家具の色味や素材を統一することで洗練された空間に近づきます。例えば壁面収納やキャビネットの色をホワイトやナチュラルカラーで揃えると、狭い部屋でも広く感じやすくなるでしょう。インテリアのテイストを決めておけば、飾り棚を置く際にも無駄な装飾を避けられ、統一感が保ちやすくなります。収納場所を増やすだけでなく、トータルコーディネートを考えることがリビングを美しく見せる鍵となります。
使う場所と生活動線に合わせて収納を配置する
使いたい物を使う頻度に合わせて収納場所を決めることで、出し入れがスムーズになり整理整頓が続きやすくなります。家族が通る動線や座る場所を踏まえて、リモコンなどが取り出しやすい位置に収納を配置するとよいでしょう。最初にしっかりと動線をイメージしておけば、買い足す収納家具を無駄なく選べるメリットもあります。物の置き場が明確になることで、自然と片付けが習慣化しやすくなるのです。
すぐに取り入れられるリビングの収納アイデア
リフォーム工事やコストがかからず、すぐに実践できる収納法を紹介します。
収納に大きな予算をかけられない場合でも、工夫次第でリビングを整えることは可能です。例えば、既存の家具にバスケットを取り入れるだけでも、小物をまとめて見た目をすっきりさせることができます。今ある家具を動かしてスペースを作ったり、余っている棚を再活用したりする方法も有効です。手軽にできるアイデアばかりなので、すぐに試してみることがリビングの印象を大きく変える近道になります。
オープン棚による“見せる収納”でおしゃれに演出
オープン棚はリビングの壁面に設置して、雑誌や写真、観葉植物などを飾るだけで魅力的なディスプレイスペースになります。見せる収納を取り入れる場合、おしゃれなカゴやボックスを組み合わせると生活感を上手に隠せるでしょう。高めの棚にはあまり使わないアイテムを置いて、普段使う物は取りやすい位置にまとめるのがポイントです。視線を意識した収納レイアウトにすることで、リビング全体に広がりとアクセントが生まれます。
扉付きキャビネットなど“隠す収納”でスッキリ感を出す
扉付きのキャビネットやチェストを活用すれば、生活感がある物を目立たないように収納しやすくなります。特に家電のコード類や雑多な小物は見た目を損ないやすいので、まとめて隠せる家具を選ぶことが大切です。閉めてしまえば外から見えないため、部屋全体を整った印象に仕上げられます。色や素材をインテリアに合わせて選べば、利便性とデザイン性を両立できるでしょう。
デッドスペースを活かす!空間を有効活用する収納法
意外な場所に収納スペースを見つけることが、リビング整頓への近道です。
リビングには、ソファ横やテレビ台の下など、見落としがちなデッドスペースが意外と存在します。こうした空間を有効活用すれば、収納家具を買い足すことなく片付けスペースを増やせる可能性があります。特に狭いリビングでは縦の空間やソファ下の活用が重要となり、収納力を高めながら部屋を広々と見せる効果も期待できます。まずは部屋を見渡し、使っていないスペースがないか探してみることが大切です。
ソファ脇やテレビボード周りの空白を収納スペースに活用
ソファの脇にはサイドテーブルやスリムな棚を置くことで、よく使うリモコンや雑誌をすぐ手に取れるように収納できます。テレビボードの周りには、上部や側面に小型の棚を設置してデコレーションと収納を兼ねるのもおすすめです。こうした隙間を埋めるように収納家具を配置することで、無駄なスペースを減らしながら見た目にも洗練された印象を与えられます。日常的に触れる場所だからこそ、使いやすさを重視してレイアウトしてください。
廊下や階段下をリビング一体の収納スペースとして使う
リビングに直結する廊下や階段下は、物を収納する上で潜在的に大きなスペースとなり得ます。普段あまり意識しない場所ですが、棚や扉をつけるなどの工夫を施すことでリビングの延長線上として利用できるでしょう。例えばファミリークローゼットを廊下に配置すれば、リビングに散らかりがちな衣類や家族共有物を一括管理できます。リビングとの動線が近いことから、片付けの習慣をより定着させやすくなるのもメリットのひとつです。

小上がりや段差の下を活用した収納
小上がりや段差を設けて、床下を収納スペースにする方法は近年人気が高まっています。収納力が抜群なうえ、上部を座る場所やくつろぎスペースとして活用できるため、一石二鳥のアイデアです。フローリングの色合いと段差の仕上げを統一すれば、部屋全体のデザインも崩れません。ただし小上がりを設置する場合、施工費や床下の高さなど事前に検討すべき点も多いので、計画的に進めることが重要です。
壁面収納・造作家具でリビングをスッキリさせる
壁面や造作家具を取り入れることで、大容量の収納を美しくまとめられます。
収納不足を根本的に解決する方法として、壁面収納や造作家具は高い効果を発揮します。市販のオープンシェルフからオーダーメイドの造作収納まで、部屋の大きさや家族構成に合わせて最適な形を選べるのも魅力です。壁にしっかり固定することで耐震性を高めながら、大量のアイテムを一か所に収められます。色やデザインを統一すれば圧迫感を抑えることができ、リビング全体に統一感が生まれるでしょう。
大型壁面収納のメリットと注意点
大型の壁面収納は収納量が非常に多いため、リビングのあらゆる物を収納しつつ、スペースを有効活用できます。特に書籍やDVDなど、日常的に使うアイテムを効率よく並べられるのは大きなメリットです。一方で色や設計によっては威圧感が出る可能性があるので、なるべく明るい色調や扉付きのデザインを選ぶなど工夫が必要となります。家具全体のバランスを考慮しながらレイアウトすることで、居心地の良いリビングを実現できるでしょう。
テレビボード一体型の収納
テレビボードと壁面収納を一体化することで、配線や周辺機器をまとめながらリビングの見た目を整えられます。テレビの上部や両脇を収納スペースに利用すると、雑誌や小物を置けるだけでなく、デコレーションを楽しむスペースとしても活用可能です。一体型のデザインは統一感があり、部屋をスタイリッシュに見せる効果が高いです。埃がたまりにくいように扉付きの部分を設けるなど、清潔感を保つ工夫も忘れずに行いましょう。
おすすめの収納家具
収納付き家具を活用してリビングを広く見せる
家具を選ぶ際は収納スペース付きアイテムを取り入れると、空間をより効率的に使えます。
リビングに置く家具には、ただ座ったり物を置いたりする機能だけでなく、収納機能を兼ね備えたものを選ぶと利便性が高まります。このような家具を導入することで、限られたスペースを有効活用しながら雑多な物をきちんとしまうことができます。ソファやテーブルといった大型家具でも、引き出しや棚がついたタイプなら存分に収納力を発揮するでしょう。上手に選べばリビング全体の雰囲気を崩さずに広々と見せることができます。

スツールやベンチを収納兼用にしてスペースを有効化
スツールやベンチ型の収納家具は、座面下に空洞があり、収納ボックスのように使えるのが特徴です。来客時には椅子として活用し、普段はブランケットやクッションなどをしまっておけるため、機能性と利便性を同時に得られます。リビングにスペースが少ない場合でも、コンパクトなスツールを複数配置すると予備の席と収納を兼ねられるでしょう。色や素材を揃えればインテリアの統一感も保ちやすくなります。
収納チェストやサイドテーブルでインテリアを彩る
収納チェストやサイドテーブルを取り入れることで、ちょっとした小物をしまいながらリビングのアクセントとしても活躍します。特に引き出し付きのサイドテーブルは、リモコンやティッシュなど日常使いのアイテムを隠すのに便利です。デザイン性の高い家具を選ぶと、使わない時でもディスプレイのように部屋をおしゃれに演出できます。機能的かつ見た目にもこだわることで、リビングの雰囲気を一段と引き上げることが可能です。
狭いリビングでも作れるリバウンドしない収納
限られたスペースでも、上手に配置すれば散らかりにくいリビングが実現します。
狭いリビングほど、一度片付けたのにすぐ散らかるというリバウンドが起きやすいものです。これを防ぐには、まず物の総量を見直し、生活の中で本当に必要な物だけをリビングに残すことが大切です。さらに、使う頻度や家族の動線に合わせて収納場所を工夫すれば、日常的に整理整頓しやすい状態を維持できます。手間をかけずにきれいを保てる仕組みを作ることが、リビングの片付けで最も重要なポイントです。
物の全体量を把握して頻度・用途別に収納を整理
リビングにある物を一度すべて把握し、使用頻度や用途によってグループ分けする作業は大変重要です。よく使う物を手に取りやすい位置に集約し、めったに使わない物は奥や別の部屋に回すようにすると使い勝手が向上します。このプロセスを通じて、不要な物が見つかれば処分や他の場所での保管を考えるのもありです。整理と同時に物の持ち過ぎを防ぐことで、再び散らかるリスクを大幅に減らせるでしょう。
共用物と個人専用スペースの兼ね合いを明確にする
家族で共有する物と個人の持ち物を分けて収納すると、必要な物を取り出す際に混乱が生じにくくなります。例えば、文房具やゲーム機なども共用スペースにまとめるか、それぞれが専用の収納場所を確保するかを話し合うとよいでしょう。こうすることで、誰の物か分からずに散らかるケースが減り、お互いにストレスを感じにくくなります。ルールを決めて管理を徹底すれば、見た目にもスッキリと片付いたリビングを保てるでしょう。
家族の生活動線を意識した収納配置を考える
リビングで家族がどのように過ごすかをイメージし、通路やくつろぎスペースを圧迫しないように家具を配置することが大切です。テレビを見るソファ周りにはリモコンやブランケットなどを収納しやすい場所を設け、食事をとるダイニングスペースにはコースターや雑誌を整理できる小さな棚を置くなど工夫ができます。通り道には大きなキャビネットを置かず、でも必要な収納を確保するバランスが必要です。家族が自然に片付けやすい動線を作ることが、散らかりにくい空間への第一歩となります。
家族構成や住まいの間取り別に使えるリビング収納術
家族の人数や間取りの条件によって、選ぶべき収納法や家具は異なります。
一人暮らしや夫婦のみの場合と、子どもがいるファミリー世帯ではリビングの使い方や必要な収納も変わります。間取りも1LDKと3LDKでは大きく異なり、収納計画を工夫しなければ適切なスペースを確保しにくいでしょう。そこで各家庭の状況に合わせた収納術を選ぶことが暮らしやすさにつながります。住まいの広さやライフスタイルを踏まえて、無理なく続けられる収納スタイルを検討してみましょう。
1LDKで収納不足を解消するコツ
ワンルーム寄りの1LDKでは、キッチンや寝室スペースが近接しているためにリビングが狭くなることが多いです。壁面収納や背の高いシェルフを採用し、上部空間を活用することで収納力をアップさせるのが効果的です。多機能型の家具を使えば、リビングを睡眠や食事とシームレスにつなげながら物を整理できます。限られた空間でも、レイアウトの工夫次第で快適なリビングを維持できるでしょう。
2LDK・3LDKでリビングをスッキリ保つポイント
部屋数が比較的多い2LDKや3LDKの場合は、リビングに集約しなくても良い物を各部屋に分散させる選択肢があります。例えば、子ども部屋に教材やおもちゃを置き、リビングには共用のアイテムを中心に揃えておくとスッキリ感が持続しやすくなります。家族共有のコート類や防災グッズなどは玄関や廊下の収納に振り分けるのも良い方法です。リビングに余裕が生まれることで、家族全員が快適に過ごせる空間を確保できます。
ファミリークローゼットをリビング周辺に配置するメリット
リビングに隣接した場所にファミリークローゼットを設けると、家族全員の衣類や外出グッズをまとめて管理できるため利便性が高まります。とくに子どもが小さい家庭では、着替えや洗濯後の片付けがスムーズになり、リビングで発生しがちな衣類の散乱を防ぎやすいです。廊下や階段下などを工夫してファミリークローゼット化すれば、部屋数を圧迫せずに収納量を確保できます。動線を一元化することで、片付けや身支度が効率的になる点も大きなメリットといえます。
おすすめの収納家具
リフォームやDIYでリビングに収納を増やす
大掛かりな工事やDIYで、理想の収納を実現する選択肢もあります。
部屋の印象を一新したい場合や、既製品の家具では対応しきれない収納ニーズがある場合には、リフォームやDIYを検討してみるのも手です。造作収納を壁に埋め込んだり、クローゼットを拡張したりといった方法で自分好みの空間を作り上げることができます。一方で工事には時間と費用がかかるため、ライフスタイルの変化を見据えて計画的に進めることが重要です。完成後は大きな満足感が得られ、長期的に快適なリビングを楽しめる有力な選択肢といえるでしょう。
壁をリフォームして造作収納を作る方法
壁の厚みを利用して棚や収納スペースを造作する方法は、リビングを広く見せながらモノを収められる利点があります。壁面を押し込むように収納を設けることで、収納力が向上しても部屋の圧迫感を感じにくいです。設計段階で電気配線やコンセントの位置も合わせて考慮しておくと、後からの不便を減らせます。家族の使い勝手を最優先に設計することで、完成後の満足度が大きく高まるでしょう。
既存のクローゼットを拡張してリビング収納にする
リビングに隣接するクローゼットを拡張することで、リビングに必要な物を一括で管理できる大容量の収納を手に入れられます。リビング側に扉や棚を追加するなどの工夫で、見せる収納と隠す収納を使い分けることも可能です。家族が自然と片付けたくなるように動線を意識して設計すれば、使いやすさも格段に向上します。クローゼット内部の棚や仕切りをカスタムして、家族のライフスタイルに合った最適な収納空間を作りましょう。
リビングが散らかりにくくなる片付け習慣
日々の片付け習慣をつけることで、きれいなリビングを長く保つことができます。
収納方法を工夫しても、結局は家族全員が片付けを続けられなければリバウンドは避けられません。そこで大切なのが、無理のない片付け習慣を日々の生活に取り入れることです。こまめに物を元の場所に戻す意識を持つだけで、余計な散らかりを予防し、リビングを快適な状態に保ちやすくなります。簡単な習慣づくりのコツを取り入れると、自然とみんなが片付けやすい協力体制が生まれるでしょう。
毎日5分の「リセット時間」でスッキリを保つ
寝る前や外出前など、一日の中でほんの5分だけを片付け時間に当ててみると効果的です。テーブルやソファの周りに散らかった物を本来の収納場所へ戻す習慣を続けることで、常に整ったリビングをキープできます。わずかな時間でも毎日積み重ねれば、大きく散らかる前にリセットすることが可能です。家族みんなで実践すれば、片付けへの意識が自然と高まり、一層継続しやすくなるでしょう。
使った物を元の位置に戻す習慣を作る
当たり前のようでいて難しいのが、使った物をすぐに元の位置へ戻すという習慣です。これを徹底できれば、リビングに物が溜まることはかなり減り、掃除の手間も一段と軽くなります。初めのうちは意識が必要ですが、専用の収納場所が決まっていれば片付け自体がとても楽になります。家族全員が定位置を共有し、誰もが手軽に守れるルールを決めるのが継続のポイントです。
収納家具を購入するときの選び方と注意点
新しい家具の導入を検討する際、失敗せずに選ぶためのポイントがあります。
収納家具を買うときは、リビングの広さやインテリアとの相性を考慮しつつ、今後のライフスタイルの変化にも目を向ける必要があります。サイズや配置を誤ると、ドアの開閉がうまくできなかったり、通行の邪魔になったりすることがあるので要注意です。また、長く使うものだからこそ耐久性や安全性も見逃せません。地震対策として壁に固定しやすいか、子どもの手に届きやすい場所に危険な物がないかなど、細部まで検討して選ぶと安心です。
サイズ測定と配置プランを事前に確認する
購入前に部屋の実寸を測り、家具を置く場所の寸法や周囲との距離をしっかり把握しておきましょう。扉を開けたときに動線がふさがれないか、引き出しの操作スペースが確保できるかなど、細かい点まで確認することが大切です。特にリビングは家族や来客の通り道となるので、無理なく通れる幅を確保しておく必要があります。配置プランをシミュレーションしておけば、購入後に失敗したと感じるリスクを低減できます。
将来のライフスタイルの変化も見越す
子どもの成長や家族構成の変化に伴って、必要な収納量や家具の大きさは大きく変わる可能性があります。趣味で集める物が増えたり、在宅ワークのスペースを確保する必要が生じたりと、ライフスタイルは常に変化するものです。今だけでなく、数年後の生活もイメージして柔軟に対応できる家具を選ぶと長く使い続けられます。拡張性のある収納や組み替えできる家具に注目することが賢い選択です。
安全性と耐久性を優先して選ぶ
収納家具を選ぶ際には、地震や子どものいたずらなどを想定して安全面に配慮することが欠かせません。背の高い家具は転倒防止金具で壁に固定し、扉や引き出しが子どもに危険を及ぼさない仕様かどうかもチェックしておきましょう。耐荷重の基準を満たしていない家具に重い物を収納すると、長期的に歪みや破損が起こるリスクもあります。安心して使い続けるためにも、品質と耐久性をしっかり確認してから購入を決めることが大切です。
おすすめのサイズオーダー家具
まとめ
リビングに収納がない場合でも、実践できるアイデアや工夫は豊富にあります。住まいの条件やライフスタイルに合わせて、快適なリビングづくりを進めていきましょう。
リビングの収納が足りないと感じても、空間の使い方や家具選び、日々の習慣づくり次第で大きく改善が可能です。見せる収納と隠す収納をバランス良く組み合わせたり、デッドスペースを活かす工夫をすることで限られたスペースを有効に使えます。家族全員の動線やライフスタイルを考慮し、必要な物だけを厳選して配置すれば、いつでも片付いた印象を保ちやすくなるでしょう。自分たちに合った方法を取り入れて、快適かつスタイリッシュなリビング空間を構築してみてください。

このコラムを書いた人

arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。