ルームコーディネートの基本:理想の空間を実現するために
理想の部屋づくりを叶えるためには、コンセプトやカラーコーディネート、レイアウトなど、さまざまな要素をバランスよく組み合わせることが大切です。
本記事では、インテリアコーディネートの基本から実践的なテクニックまでをわかりやすくまとめました。自分らしい空間を作り上げる参考にしてみてください。
この記事はこんな方におすすめ
- インテリアの基礎知識を学び、理想の部屋をつくりたい方
- 部屋の模様替えや引っ越しを控えており、コーディネートのヒントを探している方
- ナチュラル、モダン、北欧など、人気のインテリアスタイルについて知りたい方
- リビングや寝室など、部屋ごとの最適な家具選びやレイアウトを知りたい方

arne interior
WEB事業部 愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。
インテリアコーディネートに欠かせないポイント
空間づくりの基礎を押さえることで、快適かつ美しい部屋へと近づくことができます。
まずは部屋のコンセプトを明確にし、どのような雰囲気を目指すのかを整理することが大切です。部屋で過ごす時間や目的によって求められる機能は異なるため、使いやすさを考慮したレイアウトとインテリア選びを行いましょう。さらに、コンセプトに合わせて色や素材を統一することで、全体にまとまりある印象を与えられます。
次に、部屋の奥行きや高さなどの空間特性を活かす工夫が求められます。窓からの自然光を取り入れたり、照明の重心を考えることで、明るく開放的な雰囲気を演出できます。家具やデザイン小物同士のバランスに気を配ると、快適さだけでなく美しさも兼ね備えた空間へと仕上がります。
レイアウトと動線の考え方
レイアウトを組む際には、人が頻繁に通る動線を確保しながら家具を配置することが重要です。例えばソファやテーブルの配置位置を、部屋の中央に固め過ぎると移動しにくくなる恐れがあります。人が自然に往来できるルートをイメージして家具をレイアウトすることで、日常の暮らしが格段に快適になります。
動線づくりでは、家具間の適切な距離感もポイントです。大きめの家具を置く場合は特に、出入り口や廊下付近に余裕を持たせましょう。こうした空間的配慮によって、見た目にも広々と感じられるだけでなく、掃除や片付けがしやすい環境を作り出すことができます。
カラー選びと配色の基本
色は部屋の印象を大きく左右する要素です。部屋全体の基調色をどのように設定するかによって、落ち着いた空間になるか、明るく軽やかな雰囲気になるかが変わってきます。たとえば白やベージュを中心としたナチュラルな配色は清潔感があり、多くの家具との相性が良い点がメリットです。
アクセントになるカラーを一つ加えるだけで、部屋の雰囲気にメリハリを出せます。たとえばクッションやラグなどの小物にビビッドカラーを採用すると、全体的に単調になりがちな空間にも活気が生まれます。配色のバランスを意識しながら使う色の数を絞ることで、調和のとれたインテリアを実現できるでしょう。
素材・テクスチャーで雰囲気を高める
灰色や白といったモノトーンの空間でも、素材の違いを活かすと深みが加わります。ウッドやファブリック、メタルなど複数の素材を組み合わせることで、視覚的にも触覚的にもバリエーションを楽しめます。やわらかい生地のソファと硬質なテーブルを組み合わせるなど、素材を意識した選択が重要です。
小物やディテールに異なるテクスチャーを散りばめると、空間自体が洗練されて見えます。比べてみると、同じ色でも光沢感や質感の差によって雰囲気が変わるため、飾るアイテムひとつにもこだわることで全体の完成度が高まります。アクセントとしてラタンやレザーを部分的に取り入れるのも人気の手法です。
人気のインテリアスタイルを知ろう
好みや部屋の用途に合わせたスタイルを取り入れると、より統一感のある空間作りが可能になります。
インテリアスタイルは多種多様ですが、部屋での過ごし方や好みのテイストに合ったものを選ぶことが大切です。どのスタイルにも特徴があり、家具や小物選びの基準となるため、あらかじめいくつかのスタイルを把握しておくとスムーズにコーディネートを進められます。
スタイルの方向性を定めると、カラーや素材の選定もスピーディーに行えます。たとえばモダンテイストならモノトーンを基調にしたシンプルな家具を選ぶなど、明確なコンセプトがあれば迷わずに選べるでしょう。自分らしさを織り交ぜながら、統一感を持たせるのがポイントです。
ナチュラル・北欧テイスト
木のぬくもりやベージュ、白を基調とした優しい色合いが特徴のスタイルです。シンプルな機能美を重視する北欧の伝統的デザインを取り入れることで、リラックス感のある空間に仕上がります。一般的には無垢材の家具や、グリーンをアクセントにしたインテリアがよく合います。
インテリアの色数を抑えることで、自然素材の持つ美しさを際立たせることができます。ウォールナットやオークなどの木材に、キャンバス地のソファやリネンカーテンを合わせると柔らかな雰囲気が演出できます。ナチュラルな温もりが好きな方にはおすすめのスタイルといえるでしょう。
モダン/シンプルテイスト
無駄を削ぎ落としたシンプルな空間でありながら、機能的で洗練されたデザインを重視するのがモダンテイストです。白や黒、グレーなどのモノトーンカラーを中心に、ガラスやメタルなどのクールな素材が取り入れられることが多いです。直線的で余計な装飾を省いた家具はモダンな部屋づくりには欠かせません。
シンプルテイストの空間を飽きのこないものにするには、ディテールや照明の演出がポイントになります。間接照明やスタンドライトで陰影を作ると、シンプルな中にも奥行きを感じられます。アクセントとして、小物にアクセントカラーを取り入れれば、スタイリッシュさを保ちながら個性も表現できます。
部屋別コーディネートのポイント
部屋ごとの機能や使い方を考慮して、最適なレイアウトとインテリアを選びましょう。
同じ家の中でも、リビングやダイニング、寝室など、それぞれの部屋には異なる役割があります。用途に合わせてレイアウトや家具を選ぶことで、過ごしやすい空間を作り出せます。生活の導線を意識しながら、部屋ごとの特徴を引き出すコーディネートが重要です。
また、部屋の広さや形状によって最適なプランは変わるため、まずは状況を客観的に把握することが大切です。家具のサイズだけでなく、照明の配置や収納の工夫次第で大きく印象が変わります。以下のポイントを押さえた上で、シーンに合ったコーディネートを行ってみましょう。
リビング:くつろぎと家族団らんの空間

リビングは家族やゲストが集まることが多いため、ソファを中心としたレイアウトが一般的です。座る人数や視線の方向を意識しながら、テレビやテーブルを配置しましょう。照明はシーリングライトだけでなく、スタンドライトや間接照明を組み合わせると温かみのある雰囲気を演出できます。
ソファ周りにサイドテーブルやラグを加えれば、ゆったりとした寛ぎを感じやすくなるでしょう。さらに、アクセントカラーのクッションを添えることで、部屋全体に華やかさが生まれます。家族が自然と集まりたくなるくつろぎのリビングを目指すなら、素材や照明の柔らかさにも注目してください。
ダイニング:食事を彩るインテリア

ダイニングでは、テーブルやチェアのサイズ選びが極めて重要です。家族の人数に合わせて適度な大きさのテーブルを置き、椅子の高さやクッションの座り心地を確かめましょう。大きすぎる家具を選ぶと圧迫感が生まれ、逆に小さすぎるとゆとりがなくなって落ち着けない可能性があります。
照明は食事のシーンを演出するキーアイテムです。ペンダントライトをテーブルの中央に設置すれば、食卓が一層映えるでしょう。輝度を調整できる調光機能を取り入れると、家族の食事タイムやパーティーなど、シーンに応じて柔軟に雰囲気を変えられます。
キッチン:機能性と美しさを両立するレイアウト

料理をするキッチンでは、家事動線がスムーズに保てるレイアウトが不可欠です。調理台、シンク、冷蔵庫の位置関係を最初にしっかりと考え、動きやすい動線を確保しましょう。狭いスペースでも効率よく作業ができるよう、収納や棚のレイアウトにもこだわってみてください。
また、デザイン面でもキッチンを美しく保つ工夫が必要です。余計なものが表に出ないように、食器や調理器具は収納できる収納スペースを充実させるとよいでしょう。カウンター周りには雑多なものを置きすぎず、必要な調理器具以外は見せないことで、スタイリッシュさと機能性を両立させられます。
寝室・ベッドルーム:快適な睡眠をサポート

寝室は心身を休める場所であるため、インテリアは落ち着きとリラックスを最優先に考えましょう。照明には間接照明や調光の効くライトを取り入れ、明るさを自由に調整できるようにすると便利です。カーテンの色合いや遮光性も重要で、部屋を暗くして睡眠の質を高める工夫が欠かせません。
ベッド周りのテイストを統一することで、安眠を促す空間を演出しやすくなります。木製のベッドフレームを選んだ場合は、サイドテーブルや照明器具も同系統の素材や色合いにそろえると統一感が出ます。寝具やクッションカバーには肌触りの良いファブリックを選び、癒やしの時間をより充実させましょう。
玄関・エントランス:第一印象を決めるおもてなし空間

玄関は家の顔とも呼ばれ、訪れた人の第一印象を左右する重要なスペースです。靴や傘などが散らかりやすいので、収納を工夫しながらすっきりと保ちましょう。壁面収納や靴箱は必要となる容量をしっかり計算し、デザイン性にも配慮して選ぶと便利です。
シューズラックや収納の上に花やオブジェを置いて、ちょっとしたアクセントを加えるのもおすすめです。照明を暖色系にすると、温かみと明るさが程良く感じられます。清潔感があるだけでなく、訪れる人に「また来たい」と思ってもらえるような雰囲気づくりを意識しましょう。
子供部屋・キッズルーム:遊び心と安全性の両立

子供部屋は成長に合わせて頻繁にレイアウト変更が求められるため、家具選びや配置に柔軟性を持たせることが大切です。遊ぶスペースと学習するスペースをしっかり分けることで、メリハリのある環境を作れます。収納力が高い家具を導入すれば、おもちゃや学用品をいつでも整理整頓できて部屋が散らかりにくくなります。
同時に、安全面にも気を配りましょう。角が丸い家具や滑りにくい床材を選ぶことで、子供のケガを予防できます。カラフルなインテリアは子供の想像力を刺激し、楽しく過ごせる空間を演出しますが、過度に色を使いすぎず、落ち着きも確保するバランスが重要です。
ワークスペース・書斎:集中しやすいレイアウトづくり

テレワークの普及により、家の中にワークスペースを設ける方が増えています。集中力を維持するためには、できるだけ静かな場所を選んでデスクや棚を配置すると良いでしょう。必要な書類や道具がすぐ手に取れるように収納場所を確保し、見た目がごちゃつかないようにするのも大切です。
チェアの座り心地やデスクの高さは作業効率に大きく影響します。長時間座っても疲れにくい椅子を選び、モニターの位置を調整することで快適な作業姿勢を保つことができます。落ち着いて作業に集中できる環境を作るために、余計な刺激や騒音を遮断する工夫を取り入れてみましょう。
一人暮らしやワンルームをおしゃれに演出するコツ
限られたスペースでも工夫次第で心地よく、自分らしいお部屋を実現できます。
一人暮らしやワンルームでは、ベッドやテーブルなどの大型家具をどう配置するかがポイントです。空間を仕切る家具の置き方次第で、リラックスエリアやワークスペースを区分し、生活にメリハリをつけることができます。シンプルなデザインの家具を選ぶと、部屋全体がすっきりと見え、狭さを感じにくくなります。
また、色味を揃えると視覚的な統一感が出て、部屋が広く感じられるメリットがあります。部屋の面積が限られていても、ライティングやファブリックの選び方を工夫することで、個性を存分に表現できます。潔くアイテムを厳選して取り入れれば、最小限のスペースでも快適に暮らすことが可能です。
狭い空間を広く見せるインテリアテクニック
ミラーを使って視覚的に奥行きを演出するのは定番のテクニックです。適度な大きさの鏡を壁に掛けることで、部屋が実際よりも広く感じられます。ガラステーブルやアクリル素材のラックなど、透明感のある家具を選ぶのもすっきりとした印象につながります。
また、カーテンやラグの色を床や壁の色と近いトーンで揃えるのも一つの方法です。大きなコントラストが生まれにくいので、空間に統一感ができ、雑然とした印象を与えません。圧迫感を減らす工夫として、プランツや照明を活用するなど、適度に視線を上に導くアイテムを取り入れるのも効果的です。
収納力をアップさせる工夫
部屋が狭い場合は、限られたスペースを最大限に活用するために収納力が重要です。ベッドの下や壁面をうまく使って物を収納することで、床にゴチャゴチャ物が置かれないようにできます。シェルフや積み重ねできるボックスなど、多目的に使える収納家具を選ぶと便利です。
生活用品が見えないようにするだけでも、部屋の印象はがらりと変わります。不要な物を定期的に処分し、本当に必要なアイテムだけを置いておくと心地よい空間を維持できます。見た目だけでなく、取り出しやすさや戻しやすさを意識すると毎日の片付けが楽になり、きれいな状態を長く保つことができます。
商品価格
28,800円
全身 姿見 鏡 | スタンドミラー SM6015
ミラー部分を細く囲んだ枠がスタイリッシュなスタンドミラー。シンプルで飽きのこない、長く使っていただけるデザインです。幅1cm・奥行約2cmの細枠フレームがミラーをスマートな印象に。また背面のスタンドを含めても、奥行き40cmとコンパクトサイズなので場所を取らずにミラーを置くことができ、お部屋をすっきりと見せてくれます。
- サイズ
- 約幅600×奥行23×高さ1530mm
- 材質
- 天然木ツガ材
- 重量
- 約8.7kg
- 脚部
- 背面にスタンド脚がついています
- 仕様
- 日本製/完成品/飛散防止処理(背面)
- シリーズ名
- sm_mirror
ファミリー・二人暮らし向けのコーディネート
家族構成や生活スタイルに合わせて、快適な空間づくりのポイントを押さえておきましょう。
人数が増えると必要な家具や収納も多くなり、レイアウトが複雑になりがちです。それぞれの生活スタイルを考慮し、共有スペースとプライベートスペースをしっかりと分けることが大切です。リビングダイニングは皆が気軽に集まれるよう、ソファやテーブルの配置を工夫しましょう。
一方、複数人で暮らすほど、個々のニーズに合った収納計画も重要になります。共同で使用する物と個々の私物を分けて保管しやすい仕組みを作ると、快適に過ごしやすくなります。部屋ごとにテーマを決めたり、インテリアのテイストを統一するなどして、家全体に統一感をもたせるのもポイントです。
1LDK・2LDKで快適に暮らすポイント
1LDKや2LDKなどの間取りでは、リビング、ダイニング、キッチンを一続きにした空間が多いです。家具の配置やラグなどで、エリアごとにゾーニングを行うと視覚的に区切りを作れて暮らしやすくなります。大きな家具を一箇所に集めず、適度に余白を残すことで部屋が広く見えます。
部屋数が限られているぶん、一部屋を多機能に使う工夫も大事です。引き戸やパーティションで仕切る方法を取り入れれば、プライベート空間を簡単に確保できます。家族が集まる場所と個々が過ごす場所を両立させる間取りこそ、快適な住環境づくりの鍵となります。
家族のコミュニケーションを高めるレイアウト
家族が自然と会話しやすいように、リビングやダイニングを広くオープンな空間にレイアウトするのがポイントです。対面キッチンやオープンキッチンは、料理をしながらでも家族とコミュニケーションが取りやすいと人気のスタイルです。子供がリビングで遊んでいる様子を見守りながら家事を進めることも可能になります。
共通スペースでの家具配置は、家族みんなが顔を合わせやすい向きにソファやテーブルを置くとよいでしょう。テレビの位置だけが注目されがちですが、家族同士の視線が交わるように椅子やソファを組み合わせることも大切です。結果として、家族間のコミュニケーションが自然と活性化し、より豊かな生活を送ることができます。
商品価格
86,800円
ソファ コンパクト | Bacchus 2P 合皮
タンとステッチのデザインが魅力的なアーネオリジナルデザインソファ【BACCHUS(バッカス)】座面の奥行きは約51cmあり、ゆったりと腰掛けておくつろぎいただけます。約12cm幅の肘置きもリラックスポイント!ちょっとしたお昼寝にも活躍してくれそうです。シンプルなデザインだから、いろいろなテイストのお部屋に自然になじみます。
- サイズ
- 約幅1400×奥行840×高さ730mm
- 材質
- [本体]Sバネ、ウェービングベルト、ウレタンフォーム [脚]天然杢[張地]ポリウレタン100%(合皮)
- 重量
- 約25kg
- 座面高さ
- 360mm
- 仕様
- 日本製/完成品(脚のみお客様取り付け)
- 脚の高さ
- 100mm
家具・照明・ファブリックの選び方
インテリアの主役となる家具や照明、ファブリックの選択次第で部屋の雰囲気が大きく変わります。
どのような家具を選び、照明を使い、ファブリックをコーディネートするかによって、空間のテイストは大きく左右されます。同じ部屋でも、素材や色味を変えればがらりと印象が変わります。特に大型家具は部屋の印象を左右するため、慎重にサイズやデザインを検討しましょう。
照明は部屋全体の雰囲気をまとめ上げる大きな役割を担います。複数のライトを使い分けることで、必要に応じた明るさや演出効果を得られます。ファブリックはクッションやラグなど取り換えやすいアイテムが多いので、季節や気分に合わせて気軽にアレンジしてみてください。
ソファ・ベッドのサイズと配置
ソファやベッドは大きなスペースを占有するため、部屋の広さに合ったサイズ選びがとても大切です。大きすぎると生活動線を妨げ、小さすぎるとくつろぎ感が得られません。利用する人数や目的を考え、適切な大きさを検討しましょう。
配置の際は、動線を確保しながら他の家具とのバランスを取ることがポイントです。たとえば、ソファの前にテレビを置く場合は、視距離を適正範囲内に保つようにします。ベッドに関しては、朝起きてすぐに身支度を整えられるようにクローゼットの近くに置くなど、使い勝手を考慮した配置が理想的です。
ダイニングセットで変わる食卓の印象
ダイニングテーブルは形や素材の違いで雰囲気が大きく変わります。丸テーブルは会話がしやすく、家族やゲストと自然に向かい合うレイアウトが可能です。四角いテーブルはスペースを効率的に使いやすく、部屋の形状を選びません。自分たちの生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
また、チェアのデザインや座り心地にもこだわると、毎日の食事がより楽しくなります。木製、布張り、レザーなど素材によってメンテナンスのしやすさが異なるため、ライフスタイルに合わせた選択が必要です。ダイニングエリアの絨毯や照明も含めて全体像をイメージしながら調和を図りましょう。
照明計画と複数のライトレイヤー
光の当て方や色合いによって部屋の印象は劇的に変化します。一つの照明で部屋全体をまんべんなく照らすのではなく、スポットライトやスタンドライトなどを合わせて使うことで陰影を生み出し、空間の奥行きを強調できます。昼間の自然光と夜間の人工照明のバランスも意識すると、四季を通じて快適に過ごしやすくなります。
明るさの異なる複数の照明を組み合わせると、用途に応じて切り替えられるので便利です。リビングでくつろぎたい時は間接照明をメインにして柔らかな光を演出し、作業をする時は明るいシーリングライトを活用するといった具合です。調光機能を活かして、シーンごとに明るさを調節するのもおすすめです。
カーテン・ラグ・クッションで彩る
ファブリックアイテムは手軽に部屋の印象を変えることができるため、季節や気分に合わせたアレンジにぴったりです。たとえば、夏には透け感のあるカーテンや爽やかな色合いのラグを選び、冬には保温性の高い厚手のカーテンやふわふわのクッションを取り入れるなど、素材や色で変化をつけましょう。
色や柄の組み合わせ次第では、単調に見えていた空間が一気に華やかになります。ベースカラーと差し色を決めておけば、まとまりを維持しながらも遊び心を演出できます。簡単に取り替えられるファブリックこそ、部屋の雰囲気を手軽にチェンジできる頼もしいアイテムです。
DIYやプチリフォームで叶える理想の空間
手軽にできるDIYや小規模のリフォームで、自分らしさを表現しながら快適な住まいを実現しましょう。
大がかりなリフォームは予算や時間的な制約が大きいですが、DIYやプチリフォームなら気軽にスタートすることができます。壁紙や床材の貼り替え、小さな飾り棚の設置など、少しの工夫でも部屋の印象は大きく変わります。自分の手で作り上げる分、愛着も湧きやすくなるのが魅力です。
限られたスペースや予算の中で最大限に個性を発揮できるのもDIYの強みです。既製品にとらわれず素材や色、形まで自由に選び、自分だけのオリジナルインテリアを実現することが可能です。初めて挑戦する場合は、比較的簡単な部分から始めて徐々に腕を磨いていくのがよいでしょう。
壁紙・床材アレンジで個性を演出
貼って剥がせるタイプの壁紙やフロアシートを使えば、賃貸でも気軽に模様替えができます。賃貸であっても、既存の壁や床を傷つけない工夫を行えば、引っ越し時に原状回復できる可能性が高いです。部屋のイメージを根本から変えられるので、効果は絶大です。
色味が変わるだけでなく、壁紙や床材の柄を変えることでガラッと雰囲気が変化します。大胆な柄や派手な色を取り入れる場合は、部屋全体のバランスを考えて一面だけにするなど工夫してみると良いでしょう。小さな範囲でも、壁紙を貼り替える手間を楽しみながら自分だけのオリジナル空間を演出することができます。
オリジナル収納で暮らしを快適に
既製品ではなかなか満足できない収納スペースも、DIYなら自由自在に作り出せます。自分の持ち物や使用頻度に合わせて棚板の高さを決めるなど、細かなカスタマイズが可能です。費用を抑えつつ普段の不便を解消できるのが、DIYの魅力と言えるでしょう。
カラーボックスなどをベースに、扉や仕切りを取り付けるだけでもインテリア性がグッと高まります。外観だけでなく、内側の使い勝手も考慮するとより便利に感じるでしょう。仕分けがしやすく、出し入れがスムーズな収納があれば、片付けも苦にならず毎日の生活が一段と快適になります。
色合わせのコツと配色テクニック
カラーを上手に使いこなすことで、居心地の良い空間やメリハリのある部屋を作れます。
色は部屋の雰囲気を決定づける重要な要素であり、扱い方次第で空間の印象が大きく変わります。落ち着きや温かみを求めるなら、ベージュやブラウンなどのアースカラーをベースにし、アクセントとして淡いグリーンやイエローを加えるなどの工夫が考えられます。逆にビビッドな色を主体にするときは、部屋全体のバランスに注意しましょう。
カラースキームを決める際は、空間が狭く感じるか広く感じるかにも大きく関わります。ライトトーンの色をベースにすれば明るく広々とした印象を与えやすく、ダークトーンを中心にすると落ち着いた高級感を生み出せます。部屋のコンセプトや用途を考慮して最適な配色を見つけることが大切です。
ベース/メイン/アクセントカラーの基本
インテリアで色を使う際は、大きくベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3つに分けて考えると構成がしやすくなります。ベースカラーは壁や床、カーテンなど広い面積を占める部分に使い、部屋の全体像を作り出す色としてしっかり選びましょう。メインカラーはソファやテーブルなど存在感のある家具に取り入れ、空間に主役級の印象を与えます。
アクセントカラーはクッションや小物など、取り入れやすいアイテムで差し色を加えるのがおすすめです。基本的にはベースとメインの色合いを邪魔せず、程よくアクセントを利かせます。全体の配色バランスを意識しながらこれらを組み合わせると、統一感とメリハリのある部屋に仕上がります。
上手なカラーコーデで失敗を防ぐ
部屋に取り入れる色は3色程度にとどめるのが、配色で失敗しにくいセオリーです。それ以上の色数が増えると、統一感を失い雑多な印象になるリスクが高まります。もし複数の色を使いたい場合は、同じトーンや明度、彩度を揃えることでまとまりを維持できます。
色を重ねるときは、差し色部分だけトーンを変えるなど、意図的に変化をつけるのも一つの手です。部屋のアクセントとしてビビッドカラーを入れ、他の要素は落ち着いたトーンにすることで、視線を集めたい場所が自然に強調されます。自分のセンスを活かしながら、色のバランスを見極めることが大切です。
まとめ:自分らしいルームコーディネートを楽しもう
本記事の内容を踏まえ、自分ならではのアイデアで空間づくりを自由に楽しんでみてください。
ルームコーディネートは部屋の使いやすさと美しさを両立するための工夫が求められます。レイアウトや色、素材、そして照明のバランスを意識しながら、自分自身や家族にとって居心地の良い空間を追求してみましょう。暮らしのスタイルや好みは人それぞれ異なるため、常に柔軟な発想を大切にしてください。
あれこれ試行錯誤を繰り返していく過程自体が、インテリアコーディネートの楽しみでもあります。小物を替えたり、DIYで自分好みの収納を作ったり、家族の成長やライフステージの変化に合わせてレイアウトを変えたりなど、工夫の幅は無限大です。ぜひ、自分らしいアイデアを活かして、理想の住まいを形にしてみてください。

このコラムを書いた人

arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。