リビングに見せる収納を取り入れよう!おしゃれで実用的なアイデアと実例集
センターテーブル/ソファ/ウォールシェルフ/キャビネット/肘付きチェア
家族の憩いの場所であるリビング、それはお家の顔といえる大切な空間でもあります。
家族が集まったりくつろいだり、来客を呼んだりなど、家の中で最もインテリアにこだわりたいスペースですよね。
しかし同時に、くつろぎのスペースであるがゆえに、さまざまな小物や日用品、お気に入りの雑貨などでついつい散らかりやすい場所でもあります。
そこで、リビングをスッキリ見せつつインテリアにこだわった空間にしたい!とお考えの方におすすめしたいのが、「見せる収納」というアイデア。
本記事では、リビングで実用性とおしゃれさを両立させる「見せる収納」のコツやアイデアを実例を交えながら詳しくご紹介します!
機能的でありながらもおしゃれカフェのような素敵なリビング空間にするために、この記事を参考にしながら一緒に学んでいきましょう。
目次
リビングに見せる収納を取り入れるメリット
「見せる収納」とは、その名の通り収納したいアイテムなどをお部屋のインテリアとしてディスプレイしながら収納するテクニック。
この見せる収納の最大のメリットは、どこに何を収納しているのかが一目瞭然なこと。
アイテムごとに置き場所をきっちり決めてどこに何があるかを把握しておけば、必要なものをいちいち探したり迷ったりすることなく、すぐに欲しいものを取り出す・しまうことができます。
ことリビングにおいては、キッチンや書斎など使用目的の決まった部屋とは違って家族がさまざまな用途で過ごす部屋なので、収納するアイテムも多岐にわたりジャンルレスになりがちなので、雑多になりやすいリビングこそ見せる収納というアイデアが活きるシーンであり、見た目の美しさだけでなく、リビング収納の使い勝手も同時にアップさせることができるのです。
また、収納されているものが常にさらされているため、「きれいにしなければ!」という心理が働き、こまめな整理整頓を意識するようになり、物を溜めこんだり散らかしっぱなしな状態になりにくくなるのも魅力の一つです。
整理や整頓が苦手な人にこそおすすめしたいアイデアが、見せる収納なのです。
リビングにおける見せる収納のコツ
リビングでおしゃれな見せる収納を実現するには、下記の5点を踏まえて実践していくのがコツです。
「収納するアイテムのサイズを考える」
「収納するアイテムの配置を考える」
「収納するアイテムのカラーテーマを統一する」
「隠す収納と見せる収納のバランスを考える」
「見せる収納に適した収納家具を選ぶ」
順を追って詳しく見ていきましょう。
収納するアイテムの容量やサイズを考える
まず考えたいことは、収納するアイテムの内容について。
見せる収納を取り入れるにあたって最もNGなのは、「不必要なものまでなんでもかんでも詰め込む」こと。
これでは、ただ単にオープンな収納に物を押し込んでいるだけのようなもので、生活感が丸出しに。
見せる収納でまず意識したいのは、ごちゃつきを出さないようにすること。
具体的には、以下の2点に気を付けつけるだけでも見た目が大きく改善します。
①収納スペースに余白を作る(物を詰め込みすぎない)
②小さく細かすぎる物はディスプレイしない
これらは言い換えると、収納するアイテムのサイズや容量に注意しましょうということなので、この条件に当てはまらない場合は、後述する隠す収納に収めたり、使用頻度が低ければクローゼットや他の部屋に収納することも検討しましょう。
収納するアイテムのテーマを統一する
おしゃれな見せる収納でもう一つ大切なキーワードが、「統一感」。
収納アイテムの色味や形、素材感がバラバラだと、これもごちゃごちゃ収納しているだけに見えてしまって×。
ディスプレイするアイテムは、できるだけ「色味」「大きさ」「素材」を同じもしくは似たものでまとめると、統一感が出てぐっとおしゃれになります。
シンプルでモダンなコーディネートであれば直線的でモノトーンなアイテム、北欧テイストであれば温かみのあるアースカラーや明るいパステルカラーなど、自分の好みのテーマや壁紙に合わせたアイテムを上手に組み合わせれば、雰囲気のあるおしゃれな印象に。
特にリビングやダイニングにおいては、シリーズ物の書籍や食器、お酒や観葉植物、また後述する「隠す収納」に使うバスケットや収納ケースなどのアイテムは比較的統一感を出しやすく、見せる収納初心者にもおすすめです。
収納するアイテムの配置を考える
収納するアイテムが決まったら、次はその配置を決めましょう。
基本は使用頻度に応じて、
・日々よく使うものはなるべく手の届きやすい位置に置く
・置き場所を決めて、使ったら戻す
というのが整理整頓の基本であり、おしゃれで快適な収納の定石です。
それに加えて、よりインテリア性にこだわるなら収納アイテムの大きさに変化をつけてディスプレイすると、見た目の安定感や統一感が出て〇。
さらに、画像のようにカテゴリごとに配置パターンを交互にする(雑誌→観葉植物→雑誌→・・・)と、一気にカフェのようなおしゃれ感が増します。
前述のテーマを統一することにも通じますが、このようにアイテムの配置パターンの原則も加味すると、見せる収納ではできるだけ収納アイテムのカテゴリや種類を絞ってディスプレイすることが有効である、ということがお分かりいただけたかと思います。
隠す収納と見せる収納のバランスを考える
リビング収納ではどうしても見せる収納に向かない、けれども置いておきたいアイテムというのが出てしまいがちですよね。
リビングに必要なそれらのアイテムは、無理をせず隠してしまいましょう。
むしろ、隠す収納を適度に取り入れて、見せる収納と適度にバランスを取ることもおしゃ見えのポイントです。
不要な物は収納ボックスなどに収めて目立たないところに配置し、見せる収納では統一感のある物やお気に入りの雑貨や本など、お部屋の雰囲気を盛り上げるアイテムに限定しましょう。
前述した通り、収納ケースやバスケットなどもおしゃれで統一感のあるデザインでまとめると、それ自体もインテリアとして機能するので、ごちゃつきや掃除の手間も抑えられて一石二鳥ですね。
ここまでご紹介したコツをまとめると、見せる収納で重要なのは、洋服のコーディネートと同じように「引き算」といえるのかもしれませんね。
見せる収納に適した収納家具を選ぶ
最後に、収納アイテムがバッチリ決まったとしても、それを置く収納家具がイマイチだと考えもの。
見せる収納に使う収納家具や収納棚などは手抜きをせず、しっかりインテリアに馴染むデザインや素材を選ぶようにしましょう。
また、あらかじめ見せる収納に収めたいアイテムが決まっている場合は、それに合わせて収納棚の選定を行うのも一つの手。
それにより、前述のコツである効果的な余白や配置を作りやすくなるので、見せる収納のレイアウトやコーディネートをより簡単にできるでしょう。
次にご紹介する実例では、デザイン性と機能性を両立した収納家具を取り入れていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
リビングでの見せる収納実例①
まずは見せる収納をリビングの中心に据えたコーディネート。
リビングインテリアの主役であるソファに合わせて、オープンタイプのディスプレイラックをソファバックシェルフとして活用。
存在感のあるソファに負けない見せる収納が演出できますので、特にお気に入りのものを存分にアピールしたい!という方や、ソファがリビングの中心となっているような方は、このように見せる収納をインテリアの中心となるようにレイアウトするのもおすすめですよ。
なおかつこのようなオープンラックであれば、上部を簡易的なテーブルやデスク代わりにも使えるので、ソファでくつろぎの時間を過ごす上でも便利ですね。
リビングでの見せる収納実例②
続いては、伸縮式フリーラックを間仕切り兼見せる収納として活用したコーディネート。
こちらの商品は、角度や伸縮幅を自在に可変できるため、リビングの間取りやスペースに合わせて自分好みにレイアウトできるのが最大の特長。
画像のように、特にワンルームなどでリビングとワークスペースを間仕切りたいという場合にその強みを発揮します。
オープンタイプなので書類はもちろん、光を通しやすいので観葉植物のディスプレイにも最適ですね。
サイズも小型のロータイプなものから、書棚として使えるような大型タイプまでさまざまなので、間仕切り収納にお困りの方の救世主となってくれること間違いなしですね。
リビングでの見せる収納実例③
ダイニングテーブル/ダイニングチェア/ウォールシェルフ/ソファ
最後にご紹介する実例は、簡単に壁に掛けられるウォールシェルフを駆使したコーディネート。
壁材が石膏ボードであれば、どこにでも簡単に壁面収納を作り出すことが可能で、リビングのデッドスペースの活用にも〇。
サイズバリエーションやカラー展開も豊富なシリーズなので、オーダーメイドの収納棚のように高さや幅などをカスタマイズしやすく、前述した収納のコツなどを取り入れやすいことも初心者にはうれしいポイントですね。
扉付きなどシリーズもあるので、隠す収納も同時に取り入れられるので、このシリーズだけでも大型の収納家具いらずで見せる収納が完結する優れもの。
初心者から上級者まで幅広く使える、見せる収納にうってつけのシリーズなのです。
リビングに見せる収納を取り入れておしゃれな空間を実現しよう!
いかがでしたか?
お家の中心的な空間であるリビングは、日々の生活で多くの時間を過ごす場所。
そんなリビングでは見せる収納を上手に取り入れ、実用性とデザイン性を兼ね備えた空間を実現しましょう。
このようなアイデアやテクニックを参考に、日々のおうち時間がより豊かになるように、実例を交えながらぜひ取り入れていってみてくださいね。
このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。