一人暮らしの炊飯器置き場難民に捧ぐ、炊飯器の置き場完全ガイド

レンジ台とキャビネットを使った炊飯器置き場のイメージ

狭いキッチン、限られたスペース…
さまざまな家電やキッチン用品、調理器具や食器などでいっぱいのキッチンにおいて、一人暮らしの方などは特に炊飯器の置き場に頭を悩ませているという方も多いのではないでしょうか?
この記事ではそのようなお悩みを抱えている方向けに、炊飯器の置き場所の決め方やアイデア、収納場所におすすめのレンジ台に至るまで、実例を交えながら詳しくご紹介!
新生活が始まって生活環境やライフスタイルが変わり、心機一転料理を頑張りたい・・・でも炊飯器の置き場がない・・・という方を救うべく、家具メーカーの観点から快適な調理空間を作るための情報を広く発信していきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!



炊飯器を置いてはいけない場所とは?

一人暮らしの炊飯器置き場に最適なセミオーダーキッチンワゴン

日本の食卓には欠かせない調理家電である、炊飯器。
国民の主食ともいえるごはんを食べるためには必須のキッチン家電であり、ミニマル志向が強くなりつつある現代の一人暮らしのインテリア事情においても、炊飯器は欠かせない!という方は少なくないはず。
最近ではお米を炊くだけに留まらず、炊飯器を使った時短調理レシピなどがSNSなどで発信されており、毎日のように活用しているという方も多いのでは?
しかし、炊飯器は適切な場所で適切に使用しないと、故障や転倒、やけどやケガなどの思わぬトラブルを引き起こすリスクがある家電でもあります。
そこでまず最初のセクションでは、炊飯器を安全に使用するために、置いてはいけない場所について一緒に学んでいきましょう。

熱源や水場のすぐ近く

まず第一に避けてほしい場所は、熱源や水場のすぐ近く。
キッチンで発する炎や水しぶきは、電化製品である炊飯器にとってはもちろん大敵です。
熱で機器が故障する可能性や、水がかかることでショートして火災が発生するリスクを避けるためにも、熱源や水場のすぐ近くで使用したり置いたりするのは避けましょう。
関連して、特に一人暮らしや狭小住宅にお住まいの方で、収納スペースがないからと電子レンジの上に直置きで炊飯器を置いて使っているという方も見受けられますが、それぞれお互いに高温を発する家電なので、同時使用は安全面で非常に問題があります。
置き場所としてはできるだけ避けるか、後ほどご紹介するラックなどを間に置いて直置きにならないようにするなどの工夫をしましょう。

不安定な場所や床などの低い場所

次に、地震などの揺れで炊飯器が落下するのを防ぐためにも、不安定なところ=高いところや設置面積が小さくぐらつきやすいところ、または炊飯器の重量が耐荷重をオーバーするような、食器棚やレンジ台などの棚板も置き場所としては避けるべきです。
反対に、置き場所がないから、安定するから、と床に直置きするのもこれまたNG
衛生面や使い勝手の面で問題があるだけでなく、つまずいて転倒したり、ペットやこどもが出入りする環境ではやけどやケガを引き起こす可能性もあります。
やはりキッチン周りの調理家電は、レンジ台などの専用設計された家具の上に設置するのが理にかなっているということですね。

蓋が開けないほど上部にスペースのない場所

最後に、狭いキャビネットや棚の中など、炊飯器の上部にスペースが確保できない場所も置き場としてはよくありません。
炊飯器の上にスペースがないと、蓋を開けられないだけでなく、炊飯中に発生する高温の蒸気によって上部の棚や収納しているものが傷んだり、カビや汚れ、他の家電の故障の原因にもなりかねません。
筆者のおすすめは、後ほどご紹介するレンジ台のように、前方にスライドするシェルフの上に設置し、炊飯時には蒸気が直接他のアイテムに当たらないようにスライドして使用すること。
それが難しい場合でも、最低限蓋を開ける高さがあり、なおかつ発生した蒸気がたまらないように逃げ道を作ることが必要です。



炊飯器置き場を決めるポイント

キャビネットを使った一人暮らしのワンルームでの炊飯器置き場イメージ

炊飯器を置いてはいけない場所がわかったところで、次は置き場を決めるためのポイントについて。
頻繁に使う調理家電なので、機能性と使い勝手を最優先にして置き場を選定することが大切です。
ポイントごとに詳しく見ていきましょう。

コンセントの位置

設置場所を考えるうえで何より大切なのが、電源問題。
炊飯器を置きたい場所の近くにコンセントがあるか、またコードが十分届くかは必ず事前に確認するようにしましょう。
万が一コードが届かない場合は延長コードを使ったり、コンセント付きのレンジ台や、移動ができるキャスター付きのキッチンワゴンなどを選べば、延長コードの役割も果たしながら、安全に家電類を設置できます。
その場合安全面を考えて、プラグの接続部分にホコリが溜まらないように工夫をしたり、ホコリが溜まってもすぐに掃除ができるようにしておきましょう。

アクセスのしやすさ

次に考えたいのが、アクセスのしやすさ。
毎日のように使用する炊飯器は、手の届く範囲にあると便利です。
キッチンの中での動線を考慮し、他にも普段使うポットなどと同じエリアに配置することで、調理効率が格段に上がります。
安全面を考えても、前述した通り極端に高い位置や低い位置で使用するのは×。
「引っ張り出すのが面倒だな・・・」と思うような場所にしまっていると、炊飯器を使うことすら面倒になり、せっかく始めた自炊もしたくなくなる・・・といったことにもなりかねません。
やはり調理家電は、使い勝手第一でレイアウトや置き場を考えるようにするのがポイントですね。

蒸気対策

前述した通り、炊飯時に出る蒸気は家具や壁紙に汚れやダメージを与える原因になります。
蒸気対策として、耐熱・耐湿性の仕様を備えたカップボードやレンジ台を選んだり、炊飯器の蒸気口の方向を考慮して設置する、蒸気の逃げ道を作るためにオープンタイプのレンジ台に設置する、などの対策を行いましょう。
後ほどご紹介するarneオリジナルのレンジ台では、炊飯器使用も想定して天面や内部に水分や汚れ、湿気に強い素材を採用しており、炊飯器の置き場としてはうってつけの商品ですのでぜひチェックしてみてくださいね。

掃除のしやすさ

ここまでくると、炊飯器の置き場が概ね定まってきたのではないかと思います。
しかし最後にもう一つ考えてほしいポイントが、掃除のしやすさです。
炊飯器まわりもコンロまわりと同様に、米粒や蒸気、その他の炊飯器調理などで汚れやホコリがどうしても溜まりやすいもの。
置いたままでもお手入れがしやすいかどうかというのも、キッチンを清潔に使う上で外せないポイントなのです。
こちらでもおすすめになってくるのは、掃除がしやすいように簡単に引き出したり取り外し可能なスライドシェルフや、掃除のしやすい素材でできているレンジ台に設置をすること。
こうしてポイントを見ていくと、改めてレンジ台という専用家具がいかに使い勝手を考えられているかというのを実感しますね。



炊飯器置き場におすすめのレンジ台

一人暮らしの炊飯器置き場に最適な伸縮式レンジ台

ここまで本記事を読んでいただいた方の中には、「炊飯器はやっぱりレンジ台に置くのが一番なのでは・・・?」と薄々お気づきの方もいらっしゃると思います。
筆者も全く同じ意見で、調理という用途に合わせて最適化されたレンジ台というのは、素材や仕様、使い勝手を徹底的に考え抜かれたものばかりなので、炊飯器の置き場としてふさわしい環境なのは当然のこと。
というわけで、ここからは一人暮らしの方はもちろんのこと、大所帯のご家庭から賃貸・戸建・ワンルーム住まいまで関係なくあらゆる方におすすめしたい、炊飯器の置き場としておすすめのレンジ台3選をご紹介します!

炊飯器置き場に最適なセミオーダーレンジ台

作業台としてもバッチリの大容量セミオーダーサイズレンジ台

まずご紹介するこちらのシンプルな大型キッチンワゴンは、大容量の引き出し収納備えたレンジボード。
120℃までの耐熱・耐水加工が施された天板は、炊飯器やその他の家電を置いてもなお、作業台として十分なスペースを確保できる広々設計。
内部の収納量もぬかりなく、食器や調味料、カトラリーから2Lのペットボトルまで大小さまざまなものが収納可能なので、備え付けのキッチン収納が少ない一人暮らしの強い味方になるでしょう。
また、セミサイズオーダー対応しているので、あと少しだけサイズを変えたい・・・という方も安心ですね。
設置場所に気を付ければ、蒸気やコンセントの心配もないので、これ1台でキッチン周りの収納をスッキリ完結させたい!という方に特におすすめの商品となっています。

価格56,800
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一人暮らしの炊飯器置き場に最適なセミオーダーキッチンワゴン

一人暮らしに最適なスリムワゴンタイプのレンジ台

こちらも同じくワゴンタイプのレンジ台ですが、こちらは省スペースで炊飯器を置けるスリムタイプで、狭いキッチンにはうってつけ。
キャスター付きでスムーズに移動がしやすいだけでなく、レンジ台としては珍しくスライド棚を標準で2段備えているので、前述しているように使い勝手や掃除のしやすさはピカイチ。
2段のスライド棚それぞれにコンセントを設けているので、炊飯器だけでなく電子レンジやトースター・電気ケトルなど、あらゆるキッチン家電をこのレンジ台に集約することができます。
こちらも同じくセミサイズオーダー可能なので、キッチン家電を多用する方の選択肢の一つとしていかがでしょうか?

価格35,800
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炊飯器置き場に最適な伸縮式レンジ台

隙間にピッタリはまる!伸縮式レンジ台

こちらはうってかわって据え置きタイプのレンジボード。
スタイリッシュでデザイン性の高い見た目ですが機能性も抜群で、左右のユニットを伸縮・折り曲げを自由自在にコントロールできるので、キッチンの狭い隙間やデッドスペースを有効に活用できる伸縮式レンジ台なのです。
スライド式の棚や下段の引き出し、伸長時にできる収納棚スペースなど、収納力もレンジ台としては申し分なし。
サイズバリエーションも豊富で、なおかつこちらもまたセミサイズオーダー対応なので、かゆいところまで手が届く便利な収納家具となってくれるでしょう。

価格36,800円~
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一人暮らしでの炊飯器置き場アイデア

一人暮らしの狭いキッチンの炊飯器置き場に最適なオーダーラック

ここまで炊飯器置き場におすすめのレンジ台をご紹介してきましたが、「レンジ台を置くスペースすらない場合はどうしたら・・・」と究極にお困りの方向けに、arneの家具を活用した設置スペース創出アイデアを2選ご紹介します!
既存の家電やわずかなスペースを徹底的に利用したアイデアになりますので、狭小キッチンスペースでお困りの方は必見ですよ。

一人暮らしの狭いキッチンの炊飯器置き場に最適なオーダーラック

電子レンジや冷蔵庫の上を有効活用する

まず一つ目は、電子レンジや冷蔵庫などの大型家電の上を徹底活用すること。
前述したように、特に電子レンジに炊飯器を直置きするのはNGなのですが、画像のようなラックを間に挟むことで機器の熱から遠ざけることができ、安全に炊飯器を使うことができるのです。
こちらはもともとPCのモニタースタンドなのですが、サイズオーダーができることを活かしてこのようにキッチンラックとしても利用可能に。
導入の際は、設置場所のグラつきや高さに問題がないかをよく確認の上、安全に設置するようにしましょう。

価格1,980円~
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オーダーシェルフを使ってスペースを徹底的に活用する

こちらも同じくサイズオーダー可能な収納棚を、隙間収納向けにサイジングした例。
こちらのシリーズは最小幅15cmまで対応可能なので、キッチンのごくわずかな隙間に棚を作りたい!という場合にもピッタリの商品。
同時に奥行や高さ、棚の枚数や配線穴なども自在にカスタマイズ可能なので、画像のように隙間に合わせて独特なサイズ感の収納棚も作成可能です。
他にも、隣接するキッチンカウンターやダイニングテーブルなどの高さに合わせたり、ダイニングのカウンター下スペースに合わせて作ったりなど、今までデッドスペースだったところに炊飯器置き場を作り出すことができるので、デッドスペースにお困りの方は一度活用してみてはいかがでしょうか?

価格7,000円~
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まとめ:炊飯器は正しく安全な置き場で使おう!

シンク横にレンジ台を使った一人暮らしの炊飯器置き場イメージ

いかがでしたか?
キッチンではスペースが限られていますが、効率的かつ安全に炊飯器を使用するためには、ご紹介してきたように置き場の工夫やアイデア、そして置き場に適切なアイテム選びが必須となります。
何かと値上がり続きで大変なこのご時世ですが、この記事を参考にさまざまな商品やアイデアを活用しながら、炊飯器を存分に活用して日々の料理を楽しんでもらえたら幸いです。


このコラムを書いた人

arne interior WEB事業部

愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。 おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。

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