浮かせる収納でリビングを広々スッキリ使うためのコツとアイデア集

リビングのテレビ台を浮かせる収納にしたコーディネート

おうちの中でも特にリビングという空間は暮らしの中心であり、なおかつ家族が集まる憩いとくつろぎの空間でもあります。
存分にリラックスできる場所にするためには、いつもスッキリした状態で広々と使える空間にするのが理想的。
この記事では、そんな快適なリビング空間にするための収納アイデアとして「浮かせる収納」をご提案します!
浮かせる収納を実際にリビングに取り入れる際のメリットやポイント、またリビングの浮かせる収納におすすめの収納家具やアイデア実例も併せてご紹介していくので、リビングを広々スッキリさせたい方は必見の内容です!
ぜひ最後までお見逃しなく。



浮かせる収納をリビングに取り入れるメリット

リビングでウォールシェルフを浮かせる収納に活用したコーディネート

そもそも浮かせる収納とは、収納したいアイテムを地面や床に直接置かずに収納するアイデア。
その中でも大きく分けて2種類の手法があり、一つは収納するアイテム自体をマグネットで空中に浮かせたり、フックで吊り下げられるものにして文字通り「浮かせる」手法。
もう一つは、収納する家具や棚自体を浮かせて、その中にアイテムを収納する手法。
どちらも近年SNSを中心に頻繁に取り上げられている人気の収納術で、例えば洗面所では洗面台に引っ掛けられるコップや歯ブラシ、浴室ではお風呂の壁に取り付けられるシャンプーボトルといった便利グッズが各雑貨メーカーから販売されていたり、あるいはそれらを浮かせるためのDIYアイデアや便利な収納家具が日々発信されているので、よく目にする方も多いのではないでしょうか。
一方でこういった情報から、あまりリビング向きの収納術ではないのでは?というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実はリビングのようについつい散らかりがちになる居住スペースの収納にこそおすすめしたいアイデアなのです。
まずこのセクションでは、なぜ浮かせる収納がリビング収納に効果的なのか、そのメリットについて深堀りしていきましょう。

掃除や整理整頓がしやすくなる

浮かせる収納の最大の魅力は、掃除や整理整頓がしやすくなることで、毎日の家事をより効率的に進めることができる点にあります。
床に障害物がないことで、隙間がなくなりホコリが溜まりにくくなるだけでなく、掃除機やモップの取り回しがしやすくなったり、ロボット掃除機の進路もふさがないので、隅々までスムーズかつ効率的に掃除をすることができます。
また、浮かせる収納にすることで、床に置くよりも限られた面積でアイテムを収納しなければならず、そうするとアイテムの置き場が必然的に固定されてきます。
アイテムの置き場が決まってくると、整理整頓が格段にしやすくなるだけでなく、「使ったら元の場所に戻す」という意識も生まれやすくなるので、そもそも部屋が散らかりにくくなるというメリットも生まれます。
スッキリキレイな部屋をキープするためには、「掃除がしやすい環境にする」「そもそも散らかりにくい環境にする」というのが鉄則なので、こまごましたものが集まって雑多になりやすいリビングこそ、浮かせる収納というアイデアがうってつけなのです。

デッドスペースを有効活用できる

部屋のコーナー部分や壁面など、通常活用が困難なスペースを収納スペースとして有効活用することができるのも、浮かせる収納のメリットの一つです。
特に賃貸住宅や狭小住宅にお住まいの方、また一人暮らしの方にありがちなのが、リビングに必要な家具を置いていったら、間取りや広さの問題で居住スペースを十分に確保できなかった、という問題。
これが浮かせる収納にすることで、余計な収納家具を床に置くことなく収納できるようになり、狭いリビングでも居住スペースを拡げやすくなるのです。
それだけでなく、今までどうにもならなかったデッドスペースに壁掛けタイプの収納棚やウォールラック、吊り下げアイテムを取り付けて、新たな収納スペースを作り出すことも可能に。
とにかくリビングの収納効率や空間効率を上げたいという方は、このように上方向の空間活用を意識すると、浮かせる収納のメリットが最大限活きてくるでしょう。

空間を広く見せる

浮かせる収納は物理的に居住スペースを拡げるだけでなく、床から収納を持ち上げることで視覚的にもリビングを広々と見せる効果があります。
床面にしっかり視線が通ることで、お部屋がすっきりとした印象に変わり、空間を広く見えるようになるのです。
特にホワイトなどの明るい色味のアイテムや家具、壁紙を取り入れると、より一層空間に明るさと拡がりを演出するので◎。
このように、見た目のインテリア面でも浮かせる収納というのはメリットが大きい手法なのです。

子どもやペットがいても安全

小さい子どもやペットがいる家庭では、特に安全面で危険がないようにリビング環境に気を使っている方も多いのではないでしょうか。
こちらも浮かせる収納にすることで、子どもにもペットにも優しい安全な空間にすることができるのです。
子どもやペットの手が届かない位置に収納場所をセットできるので、誤飲やケガの危険性があるものを安全にしまえるだけでなく、遊んでいて家具や棚、テレビやパソコンなどの精密機器に手足や体をぶつけることもなくなるので、リビングでケガをしたり家具家電を破損させたりというリスクがグッと下がります。
また、足もとに物や家具を置かないことで床面の通気性も増すので、湿気や結露によるカビの発生リスクが下がり、またペットの毛も溜まりにくくなるので、これらに起因するアレルギーを未然に防ぐことができます。
このように、ケガと病気の両面において安全で健康的な生活を送ることができるというのが、子どもやペットのいる家庭では最大の魅力かもしれませんね。



浮かせる収納をリビングに上手に取り入れるポイント

リビングでウォールシェルフを浮かせる収納に活用したコーディネート

ここまで、リビングに浮かせる収納を取り入れるメリットをご紹介してきましたが、本記事のメインテーマである「リビングを広々スッキリ使う」という目的に限っていうならば、なるべく生活感を出さずスッキリ洗練された環境にするのが一番です。
そうすると、冒頭で説明した「アイテム自体を浮かせる」という手法は、浮かせる収納としてのメリット自体はあるもののアイテムが丸出しになってしまうので、生活感を出さないという面においてはあまり適していない手法でもあるのです。
そのため、ここからご紹介する浮かせる収納に関しては、「収納家具や収納棚自体を浮かせて、そこにアイテムを置いたり隠したりする手法」に焦点を絞って、リビングに上手に取り入れるポイントやおすすめの家具についてのご提案をしていきます。

何をどれだけ収納するかを考える

おうちの収納全般でいえることですが、まず浮かせる収納を設置する前には、どのアイテムをどれだけ収納するかを事前によく考えることがポイントです。
床置きの収納家具と違い、浮かせる収納は収納スペースがより限られてくるので、収納アイテムの取捨選択が重要になってきます。
日常的によく使用するリモコンや雑誌などは手の届きやすい範囲に収納し、季節物やあまり使わない物は高いところに置いたり、リビングに置く必要がなければ思い切って他の部屋の収納に移すなども検討しましょう。

収納棚を取り付ける壁の材質や強度をチェックする

収納棚を壁に設置する際には、壁の材質や強度を忘れずにチェックしましょう。
特に賃貸住宅の場合は、壁に穴を開けることができないことも考えられるため、事前に大家さんに確認の上、壁面へのダメージが少ない方法や商品選びがポイントになります。
この場合、後ほどご紹介するような石膏ボード対応の壁掛け式ウォールシェルフであれば、DIY初心者でも簡単かつ頑丈に浮かせる収納棚を設置でき、ごくわずかなピン穴しか残らないので賃貸物件にも非常におすすめです。
一方、壁に穴を空けてしっかりと固定をしたい場合は、専用工具を使って壁の下地を探し、適切な固定具を使ってしっかり固定するという作業が必要なので、DIY固定するのに自信のない方や不安な方、よくわからない方は無理をせず、素直に専門業者に任せるようにしましょう。

浮かせる収納に使う収納棚の耐荷重をチェックする

設置面の強度だけでなく、取り付ける収納棚自体の耐荷重の確認も、浮かせる収納を安全に使用する上で欠かせない要素です。
棚の取り付け前には、収納するアイテムの重量を考慮し、しっかりと耐荷重を確認してから設置しましょう。
これにより物や棚自体が落ちるリスクを減らし、安心して収納を利用できます。
また、耐荷重をクリアしていたとしても、一か所に荷重が偏ると棚板や収納棚本体の歪みやたわみ、損傷につながり大変危険です。
重い物を収納する場合や、長さが1mを超えるような大型の収納棚を設置する場合は、均等に荷重がかかるように配置することを意識しましょう。

隠す収納と見せる収納をバランスよく取り入れる

リビングにおいては、お気に入りのグッズをディスプレイして収納を楽しむ、いわゆる「見せる収納」目的で浮かせる収納を利用する方も多いでしょう。
しかし、見せる収納といっても好きなものをなんでもかんでも見せたり飾ったりすればいい、というわけではありません。
生活感を抑えつつリビングをスッキリ見せるためには、見せたくないものは徹底的に隠し、上手にメリハリをつけることが大切なのです。
生活感の出やすい日用品や小物は扉付きのラックや収納ボックスにしまい込み、おしゃれな雑貨や本はディスプレイしながら収納するなど、隠す収納と見せる収納をバランスよく取り入れることで、スッキリとした印象を保ちながらお気に入りのインテリアを楽しむことができます。



リビングでの浮かせる収納アイデア①テレビ台を浮かせる

リビングのテレビ台を浮かせる収納にしたコーディネート

それでは実際に、リビングに浮かせる収納を取り入れた実例を見ていきましょう。
ご説明してきたように、リビングの広さを最大限に活かすには、床面をすっきりと見せる収納テクニックが有効です。
特に、テレビ台を壁掛けにすることで、空間を広げ視覚的にもスマートな印象に。
ケーブル隠しを兼ねた棚を設けると、テレビ周りの小物もスッキリ収納できます。
また、掃除の際もラクラクで、子どもやペットのいたずらを防ぐ効果も期待できます。
モダンなインテリアに映える浮かせる収納で、リビングを機能的かつ美しく保ちましょう。

リビングのテレビ台を浮かせる収納にするのにぴったりの扉付き大型ウォールシェルフ

扉付きで大容量&スタイリッシュな壁掛け式ウォールシェルフ

こちらの実例で使用しているフローティングテレビボードは、扉付きの壁掛け式大型ウォールシェルフを利用したもの。
プッシュマグネットタイプのシンプルかつデザイン性の高いウォールシェルフは、テレビ周りのリモコンやゲーム機をスッキリ収納しつつ、リビングのインテリアを格上げ。
サイズも幅180cmと、大型テレビにも相性バッチリのサイズ感で、収納力もぬかりなし。
オプションで配線穴や配線除けといった加工もできるので、テレビ周りの配線類を収める用途としても活躍します。
前述したように、石こうボードの壁面であれば簡単に取り付けられるので、手軽にホテルライクのスッキリ洗練されたリビングに仕上げたい方にとっては、理想的な浮かせる収納といえるのではないでしょうか。

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リビングでの浮かせる収納アイデア②本棚を浮かせる

リビングでウォールシェルフを本棚として浮かせる収納に活用したコーディネート

続いては、リビングに本を置きたい方向けの浮かせる収納実例をご紹介。
リビングに本棚を設置するとどうしても圧迫感を感じる原因になりがちですが、このように浮かせる収納棚を上手に利用して壁面に本棚を作ってしまえば、圧迫感を感じさせずに本を収納することが可能になります。
取り付ける高さは、手が届きやすい範囲や視線の高さに合わせると使い勝手も〇。
お気に入りの雑誌や愛読書を選んでディスプレイするなど、見せる収納としても楽しめます。
この実例のように扉付きの収納棚やおしゃれな雑貨、観葉植物などを組み合わせて、自分の思いのままに、造りつけのような壁面本棚を作ってみるのも楽しいですね。

リビングの浮かせる収納にピッタリのウォールシェルフ

ディスプレイシェルフにもバッチリのシンプルデザインウォールラック

こちらの実例の壁面本棚として使用した「WallBox7」シリーズの壁掛け式ウォールラックは、シーンや用途を選ばないオープンラックで使いやすいタイプ。
リビングでの本棚としてだけでなく、お気に入りの装飾品をディスプレイするスペースとしてもおすすめです。
同シリーズはサイズ・色・扉仕様などバリエーション多彩なので、この実例のように取り付けたいスペースやレイアウトに合わせて壁面を自由にカスタマイズできるのが大きな魅力。
専門業者に頼むと高額な造り付け収納棚ですが、こちらのシリーズも簡単壁掛けタイプなので、初心者でもコストを抑えながら壁面をカスタマイズできるので、まずは気軽に1つから試してみてはいかが?

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リビングでの浮かせる収納アイデア③ワークスペースを浮かせる

ワークスペース付きのリビングに浮かせる収納を取り入れたコーディネート

昨今のテレワーク普及の流れで、リビングで仕事や趣味のスペースを確保しなければならない・・・となってしまった方も少なくないはず。
リビングで効率よくスペースを有効活用しながらワークスペースを作りたいという方は、この実例のように壁面を利用したフローティングデスクが有効です。
こちらの壁から飛び出たようなデザインのデスクですが、実は前述のシリーズ同様壁掛けタイプのコンパクトデスクなのです。
たたんで収納できる優れもので、使わないときは省スペースになりリビングをスッキリ見せます。
隣に同じく壁掛け式の蓋付きウォールシェルフを設置することで、ルーターや電源タップ類もスマートに収納できるので、使い勝手と清潔感が両立したワークスペースを簡単に作り出すことができるのです。
取り外しも簡単なシリーズなので、現代の働き方や住空間にマッチしたコンパクトワークスペースとして、ミニマリストの方やフリーランスの方、引っ越しや転勤の多いビジネスマンなど多様なライフスタイルの方にご提案したい浮かせる収納のアイデアとなっています。

リビングのワークスペースの浮かせる収納にピッタリの壁掛け式デスク

デスクを浮かせる?!コンパクトな壁掛け式デスク

こちらで使用している商品は、ちょっとした作業をするためのデスクをお探しの方や、ワンルームのお部屋のように限られたスペースを有効に使いたい方におすすめなコンパクトサイズの壁掛け式デスク。
壁掛けタイプなので、設置する高さを自由に決められるのがうれしいポイント。
使う人の身長や合わせる椅子の高さに応じて自由に設置できますね。
蓋はマグネット開閉式で、一口コンセントもついているのでタブレット操作やノートパソコンデスクとしても利用可能です。
特に一人暮らしでワンルームにお住まいの方、リビングにちょっとした作業スペースやワークスペースが欲しい方、大きなデスクを置くのはちょっと・・・という方にはちょうどいいチョイスではないでしょうか?

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リビングのワークスペースの浮かせる収納にピッタリの配線収納ウォールラック

コンセントや小物の収納にピッタリの配線収納ウォールボックス

こちらの商品は、ごちゃごちゃになりがちなケーブル周りの悩みを解決できる壁掛け式配線ボックス。
スムーズに開閉しやすい蓋を採用していて出し入れしやすいだけでなく、天板や地板にはケーブルを通す隙間があるので、電源タップやルーターの収納にぴったり。
スッキリとした見た目を保ちつつ、デジタルガジェットや周辺機器の充電ステーションを欲しいところにスペースに合わせて設置できるという優れものなのです。
上部に蓋があることで、内部にホコリがつかなくなるだけでなく、蓋の上にリモコンやグリーン、オブジェ等を置く飾り棚としてのご利用もおすすめ。
スッキリコンパクトかつミニマルなワークスペースを構築したい方にはうってつけですね。

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まとめ:リビングでも浮かせる収納を取り入れてスッキリ広く使おう!

リビングでウォールシェルフを浮かせる収納に活用したコーディネート

いかがでしたか?
浮かせる収納は、リビングをスッキリ見せるだけでなく、日々の家事負担を軽減し、暮らしをより快適にするアイデアにもなるのです。
今回ご紹介した浮かせる収納アイデアを参考に、あなたのリビングもより広く、より使いやすい空間に変身させましょう。
お伝えしてきたようなちょっとした工夫やコツ、おすすめの商品を取り入れるだけで、リビングの雰囲気はスッキリおしゃれに生まれ変わるので、リビングを心地のいい空間に変えたい方は、ぜひ浮かせる収納を試してみてはいかがでしょうか。


この記事を書いた人

arne interior WEB事業部

愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。 おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。

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