「バラバラだけどおしゃれ!」ダイニングに個性を持たせる椅子の選び方
お部屋の中心となるダイニングスペースを彩るダイニングチェア。
ダイニングの雰囲気は椅子の選び方や配置によって大きく左右されます。
最近では統一された椅子だけでなく、あえてバラバラなデザインの椅子を組み合わせ、個性的なレイアウトでおしゃれなダイニングを演出することが流行っています。
ではなぜバラバラの椅子がおしゃれなのでしょうか?
このコラムではバラバラなチェアを取り入れてインテリアに彩りを加える選び方と、それを実現するためのステップをご紹介します。
目次
はじめに:なぜバラバラの椅子がおしゃれなのか
テーブル/チェア(左)/チェア(右奥)/チェア(右手前)/スツール/ソファ/オットマン/ウォールラック
ダイニングルームは家族が集まり、食事を楽しむ場所であり、その雰囲気は非常に重要です。
昔ながらの統一感あるダイニングセットも良いですが、最近ではバラバラの椅子を選ぶことで、一気におしゃれでユニークな空間を演出することができます。
統一された組み合わせでは得られない、自由なインテリアコーディネートが可能になり、異なるデザイン・色・素材のイスを組み合わせることで、ダイニング空間にお部屋の個性を映し出すことができます。
ステップ1:ダイニングのテーマを決める
まずはダイニングの全体的なテーマを決めることが重要です。テーマ次第で選ぶべき家具の形状や色彩、素材が変わってきます。
おしゃれで統一感は持たせつつ、個々の個性を十分に活かせるようにダイニングチェアを選びましょう。
色のパレットを作る
色は空間に大きな影響を与えます。そのためダイニングチェアを選ぶ際はダイニングテーブルやインテリア全体の色と調和するように心がけましょう。
例えば、モノトーンな色を基調としているお部屋は、グレー、ホワイト、ブラックなど部屋に合わせた色味のチェアを選ぶと落ち着いた雰囲気になり一体感が出ます。
もしくは、アクセントカラーとして色味を加えることで、お部屋全体にまとまりをもたせながらも、各チェアが際立ちます。
リビングやソファとの調和を考慮しながら、お部屋で使いたい色のパレットを作るのがポイントです。
素材で遊ぶ
チェアの素材も重要です。
木製やファブリックのものは柔らかく温かみがあり、金属製のものはモダンな印象を与えてくれます。
素材感を組み合わせることで、視覚だけでなく触感においてもおしゃれな雰囲気を演出できます。
テーマに合った椅子の形状を考える
ダイニングルームのテーマに合った椅子の形状を選ぶことも大切です。背もたれの形状や座面の広さ、脚のデザインなど、椅子一つ一つの特徴を考えながらテーマに合った形状のものを選びましょう。
例えば、北欧風のテーマならば、シンプルで曲線を多く取り入れたデザインが適しています。
また、モダンがテーマであれば直線的で、無駄な装飾をそぎ落としたデザインがおすすめです。
ステップ2:個性を持たせる椅子の選び方
スツール/2人掛けチェア/チェア(真ん中)/チェア(肘なし)/チェア(右)
ステップ2では、ダイニング空間に個性を持たせるチェア選びのポイントをご紹介します。
チェアは単に座るためのものではなく、おしゃれな空間作りに不可欠なアイテム。
ダイニングスペースを彩りながら、個性的かつおしゃれな空間を作り上げていきましょう。
色彩のコントラストを楽しむ
まずは色のコントラストを付けることでダイニングチェアを際立たせることができます。
同系色でまとめたり、対照的な色でアクセントをつけることで、ダイニングの雰囲気を変えることができます。
色の組み合わせによって、部屋全体の印象を変えることができます。
同系色でまとめる
同系色でまとめたチェアは統一感があり、落ち着いた雰囲気を演出します。
例えば、グレーの座面にブラックのフレームが組み合わさったチェアは洗練された印象を与えます。
対照的な色でアクセントをつける
一方、対照的な色のチェアを選ぶことで、おしゃれなアクセントを付けることができます。
例えば、ホワイトを基調としたお部屋に赤やオレンジ、ブルーなどビビットな色のチェアを組み合わせることで、チェアがアクセントになりポップで温かみのある北欧風の印象に。
サイズと形で変化を付ける
サイズや形の異なる椅子を使用することで、視覚的なリズムと個性を出すことができます。
異なる高さや幅のチェアを組み合わせることで、よりダイナミックな空間を演出することができます。
又は大きいチェアと小さいチェアを交互に配置したり、背もたれの高さや形状が違うイスを選ぶなど、規則正しく配置することで統一性を持たせることも可能です。
異なる素材の椅子を組み合わせる
木材、鉄、布、プラスチックなど、異なる素材を組み合わせることによりダイニングに面白みをプラスできます。
重厚感のある木製チェアと軽やかなメタルフレームの組み合わせや、プラスチックの明るい色と天然素材の座面というように、メリハリのある空間を作り出しましょう。
ステップ3:椅子選びでの注意点
ダイニングチェア選びには、デザインだけでなく実用性を考える必要があります。
個性的でおしゃれな雰囲気を出しつつ、実際の生活の中で快適に使い続けるための注意点について説明します。
スペースの確保
ダイニングスペースには限りがあります。あまり多くのチェアを置き過ぎると移動動線がふさがれたり、圧迫感が出てしまう場合があります。
お部屋のサイズに合わせて適切な数の椅子を選び、余裕のある、バランスの取れた配置を心がけましょう。
ステップ4:椅子の配置と整理
椅子がバラバラでも全体としておしゃれな印象を維持するポイントは、椅子同士の配置のバランスを考えることです。
配置によって部屋の印象だけでなく、快適性も変わってくるので、おしゃれで使い勝手のいいお部屋にするためにポイントを押さえていきましょう。
見た目のバランスを考慮する
異なるデザインやサイズの椅子を配置する際は、見た目のバランスが大切。
大きさや形状、色などを考慮して統一感のある配置を心掛けることで、ダイニングルーム全体にまとまりが生まれます。
まず、椅子のサイズは比較的似通ったものを選びます。これにより、テーブル周りに一定のリズムや均衡を生み出すことができます。
色や素材をミックスさせる際には、少なくとも一つ共通点を持たせるとよいでしょう。
たとえば木製の足を持つ椅子で統一したり、色調を同系色でまとめるなどの工夫がおすすめです。
使い勝手を優先するレイアウト
デザイン性だけでなく、使い勝手も大切です。
特に、複数人使用するダイニングの場合は、椅子の出し入れがしやすいこと、チェア同士やテーブルまでの間隔が適切であることなど、実用性を考慮した配置が求められます。
お気に入りのチェアを使いつつ、快適にダイニングを使えるように工夫しましょう。
まとめ:個性溢れるダイニングの完成
ダイニングルームのインテリアは、単なる食事の場所ではなく、家族や友人とのコミュニケーションを楽しむ空間です。
「バラバラだけどおしゃれ!」というコンセプトで選んだ個性的なダイニングチェアたちがあれば、個性豊かなダイニングルームを演出できます。
センスの良い色彩、異なる素材の組み合わせ、バランスを考慮した配置といった、今回紹介した選び方のポイントを押さえることで、誰もがお気に入りになるダイニングエリアが完成します。
家族のライフスタイルや好みに合わせて、デザインも座り心地も妥協せず、あなたらしいおしゃれなダイニングスペースを実現しましょう。
このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
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