ソファ背面収納のススメ|4つの実例から見る収納アイデアとおすすめ家具
リビングのソファ後ろの空間を活用するソファ背面収納は、お部屋の見た目をおしゃれにしながら収納力をアップさせるインテリアの方法です。
今回は、実例を交えてソファ背面収納のアイデアとおすすめ家具についてご紹介します。
北欧風からナチュラルデザインまで、お気に入りの空間を演出できる収納アイデアをさまざまな商品を元に一緒に探っていきましょう!
お部屋の雰囲気をガラッと変えたい方、リビングの収納に悩んでいる方、必見です。
目次
ソファ背面収納とは?
ソファ背面収納は、リビングのソファーの背面にシェルフやキャビネットといった収納家具を隣接させて設置する収納方法。
特に明確な定義やルールがあるわけではなく、ディスプレイラックから本棚、チェストからデスクに至るまでどんな収納家具でも取り入れることができ、アイデア次第でさまざまな用途やスタイルに合わせた空間を作りこむことができるおすすめのリビング収納方法なのです。
北欧スタイルやモダンデザインなど、インテリアテイストやお部屋のレイアウトに合わせておしゃれな棚付き家具を配置することで、リビングの収納力を向上させながら、空間をしっかり活用することができます。
ここからは、ソファ背面収納を取り入れるメリットやポイントについて、さらに深掘りしていきましょう。
ソファ背面収納のメリット
ソファ背面収納のメリットは多岐にわたります。
まず、省スペースで収納場所を確保できること。
リビングではどうしても、テレビボードに収納の多くを頼ってしまいがちですが、ソファの後ろにちょっとした収納スペースがあるだけでもその使い勝手は段違い。
また、後述しますが一般的にはソファの高さに合わせて選んだ方がよいので、背面収納の天面をサイドテーブル代わりに使うことができ、リモコンや雑誌、スマホなどの小物をサッと置ける便利さがあります。
もちろんディスプレイラックとしても活用できるため、お気に入りの雑貨を飾る飾り棚としても機能します。
さらに、間仕切りとして使えば、一般的なパーテーションと比べてそれほど高さが出ないので、リビングとダイニングを圧迫感を感じさせることなく程よく仕切ることも可能。
このように、単純に部屋の隅に収納家具を置くよりもマルチに活躍できるところが、ソファ背面収納の魅力なのです。
ソファー背面収納のポイント
ソファ背面収納に取り入れるときに押さえたいポイントは次の3点です。
「サイズ」
「動線確保」
「デザイン」
順を追って詳しく見ていきましょう。
サイズ
まず収納家具のサイズに関して、特に高さに関してはソファーの背もたれの高さと同じくらいを目安にするのがコツ。
同じくらいの高さにすることで見た目がスッキリするだけでなく、前述のようにテーブル使いもしやすくなり、機能面でも◎。
同様に幅方向もスッキリまとまった印象にするために、ソファ幅と合わせたサイズorソファより若干小さいサイズにするのがおすすめです。
また、奥行きに関しては、収納するアイテムや設置スペースに合わせて、余裕がある場合は40cm前後で収納力に優れた家具を、リビングがコンパクトな場合は15cm~30cm程度の薄型スリムな収納家具がいいでしょう。
お部屋の間取りやレイアウト・収納用途などいろんな要素を考慮して、自分にとって最適なサイズをチョイスしましょう。
動線確保
家具のサイズとセットで考えてほしいポイントが、背面収納を設置しても動線がしっかり確保できるかどうか。
ソファ背面収納という特性上、どうしてもレイアウト的にお部屋の中心に収納を据えることになってしまいますが、収納を置くことで動線に支障が出てしまわないかというのもしっかり確認したいところ。
また、キャビネットタイプの収納棚を設置する際は本体サイズに加えて、開き扉や引き出しのように開閉時に前方や横にスペースを要する場合があるので、開閉に支障や危険がないかのシミュレーションも忘れずに。
動線や開閉に支障が出る場合は、オープンラックタイプや引き戸タイプの収納棚がおすすめ。
特にオープンラックは、最小限の奥行き寸法で最大限の収納スペースを確保しつつ、可動できる棚板タイプであれば、収納アイテムのサイズに合わせて高さを自在にカスタマイズできるので、ソファの背面収納にはぴったりの家具といえるでしょう。
デザイン
最後のポイントは、デザイン。
前述したように、ソファ背面収納はお部屋の中心にどんと構える収納となるケースが多いので、そのデザイン性もおろそかにできません。
お部屋全体のインテリアスタイルに合ったものを選ぶことで、より統一感のある空間を作ることができます。
トップ画像のように、お部屋のアクセントとなるようなデザイン性の高い収納家具を取り入れたり、これからご紹介する実例のように、他の収納家具に合わせてコーディネートすることで、リビングがよりおしゃれで洗練された空間になるでしょう。
ここからは、そんなデザイン性と機能性に優れた背面収納家具を使った実例を4選ご紹介していきます。
ソファ背面収納実例①ローキャビネット
ソファ背面に配置したロータイプのキャビネットは、後方からの視界を遮ることがないので、リビング空間に開放感と広がりを演出します。
こちらのナチュラルな木製ローキャビネットはそもそも、テレビ台として人気のシリーズなのですが、ここではその低い高さを活かしてソファ背面のロー収納としてインストール。
低い天面に雑貨や観葉植物などを飾り、リビングを個性的に演出できる舞台となります。
また、この大容量の扉付きローキャビネットは、日用品や書類などの整理整頓にも適しており、生活感を隠しつつスタイリッシュな空間を維持するための秘訣です。
引出しも備えているので、リビングのゴチャゴチャした小物類までなんでもこいの頼れる存在。
同じシリーズでさまざまなデザインのキャビネットがラインナップされているので、木目柄を合わせて取り入れることで、リビングがあっという間に洗練された空間に早変わりする、インテリア初心者にもおすすめのシリーズとなっています。
ソファ背面収納実例②オープンラック
続いての実例は、リビング兼趣味のスペースとしてソファ背面収納を活用しているケース。
お部屋の雰囲気を損なわない、シンプルかつスタイリッシュなデザインのブックシェルフをソファの背に配置することで、リビングに広がりを感じさせるレイアウトです。
この収納棚はマス目の数やサイズを自由にオーダーできるシリーズなので、書棚やマガジンラック代わりに雑誌や書籍の収納はもちろんのこと、この実例のようにお気に入りのレコードやスピーカーなど大型のアイテムまで収納物に合わせてバッチリ収納&ディスプレイできるのが魅力。
天面部分も有効に活用しつつ、実用性も兼ね備えながらもリビングの中にくつろぎの趣味コーナーを作り出したグッドアイデアとなっていますね。
ソファ背面収納実例③キャスター付きラック
キャスター付きラック/ダイニングテーブル/ダイニングチェア/ソファ/オットマン/センターテーブル/テレビボード
こちらの実例は、一人暮らしの方や狭小住まいの方にぜひおすすめしたい、キャスター付きラックをソファ背面収納として取り入れたアイデア。
リビングスペースの柔軟性を高めるこのアイデアは、収納ユニットを簡単に移動できるため、掃除の際の手間を減らすだけでなく、レイアウト変更も気軽に行うことが可能で、お部屋が狭い方にもピッタリ。
ちなみにこちらのブラウンのウォールナット柄が美しいキャスター付きラックは、もともとはテレビ台として売り出されている人気商品なのですが、オプションのキャスターを取り付けることで、いろんな用途で使えるマルチラックに変貌を遂げるのです。
この実例のようにリビングダイビングの収納に留まらず、可動式サイドボードや作業台としてキッチンで活用したり、ダイニングテーブルの延長テーブルとして活用したりと、非常に幅広い活躍が期待できるマルチラックなのです。
あなただけの自由な使い方ができる、筆者イチオシのソファ背面収納用家具となっています。
ソファ背面収納実例④デスク
テーブル(ソファ背面)/オープンラック/スツール/ソファ/テレビボード/伸縮テーブル/ハイテーブル
最後の実例は、ソファ背面にデスクと前述のオープンラックを組み合わせて、ソファ背面収納兼リビングオフィスを構築した変化球なアイデア。
テレワーク用のパソコンデスクとして、または子供の勉強スペースとして、あるいはテレビをのんびり見ながら作業できるワークスペースとして、意外とありそうでなかったアイデアではないでしょうか?
このような大胆なアイデアが実現できるのも、テーブルとラック両方がサイズオーダーに対応しているため。
おうちになかなかスペースが取れない!といった方にとっても、限られたスペースを有効に使うための賢い解決策といえるのではないでしょうか?
この実例のように、収納家具全体をホワイト基調に統一したり、生活感の出がちなアイテムは収納ボックスに隠すことで、おうちの中心ともいえるリビング空間にワークスペースを構えても、決してゴチャついた印象を与えません。
ちょっとした工夫やアイデア次第で、リビングをスッキリ見せつつ、自分だけのオリジナルで機能的な空間を生み出すことができるという好例ですね。
ソファ背面収納で快適なリビング空間を実現しよう!
伸縮チェスト/ソファ/オットマン/デザインラック(オープン)/デザインラック(扉付き)/テレビボード/伸縮テーブル/ウォールラック/ミニチェスト/ウォールペーパーボックス
いかがでしたか?
ソファ背面収納は、見た目の美しさだけでなく、リビングをもっと快適な空間に変えるための実用的な収納アイデアです。
今回ご紹介した実例を参考にして、お部屋に合った収納家具を選び、購入や注文をする際には、サイズやデザインだけでなく機能性にも注目してみてください。
快適でおしゃれなリビング作りにぜひお役立てくださいね!
このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。