仕事部屋のレイアウトを見直す!自宅のワークスペースを快適にするアイディア
最近では在宅勤務が普及し自宅で仕事をする機会が増え、仕事に集中できるワークスペース作りにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
特に狭いお部屋の場合、十分なスペースの確保が難しく、ついテレビや娯楽などの誘惑に目がいってしまうことも。
そこで本記事では一人暮らし・1Kのお部屋レイアウト事例を用いて、大掛かりなリノベーションやリフォーム、DIYをしなくてもアイデア次第で集中力アップが叶うお部屋の作り方を解説しながら、おしゃれなワークスペース作りにおすすめの家具をご紹介します。
狭いお部屋やワンルーム、リビングでのリモートワークに集中できずに困っている方はもちろん書斎や自宅の仕事部屋の模様替えを検討している方も必見です!
目次
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ワークスペースを自宅に作る際のポイント
狭いお部屋やワンルームにワークスペースを作るには家具の選び方はもちろん、ワークスペースに適した場所を決めることも大きなポイントです。
ワークスペースに適した
部屋づくりのポイント
- プライベートのものや娯楽が
視界に入らないようにする - 机や家具の配置の仕方を工夫する
- オンオフの切り替えをしやすい
部屋づくりを心がける
1つ目のポイントを実現するために、ワークスペース用のデスクは壁際やコーナーの一角に配置するのがオススメ。
壁にデスクを付けて設置することで余計なものが目に入らず、パソコン作業に集中しやすくなるといったメリットがあります。
また部屋全体を広く使うためにも大きな家具を壁際に配置することが最適と言えます。
2つ目のポイントでは仕事中は視界に娯楽が入りづらいよう、テレビと平行にパソコンデスクを設置するなど手軽に真似できる方法も。
自宅の間取り的にデスクとテレビを横並びにすることが難しいときは本棚やパーテーションを間仕切りとして配置するなどの工夫で、半個室のような空間を確保することができます。
こちらは3つ目のポイント、ON/OFFを切り替えやすい空間づくりにもつながります。
3つのポイントを押さえワークスペースづくりにありがちなお悩みを解消するためのレイアウト例を解説しながら、今のお住まいにもすぐ取り入れられる、限られた空間を有効活用できるおすすめ家具をご紹介します。
■ ワークスペースのお悩み①|自宅が狭くて十分なワークスペースが取れない
・一人暮らしの場合
左右に伸縮可能なデスクをL型に設置することで空間を有効活用し、コンパクトにワークスペースを設けることができました。
パーテーションやカーテンなどで空間を分けるのも良いですが、幅を自由に変えられるラックの角度を工夫して置くことでワークスペースとリラックススペースをしっかりと分割し、収納力もアップさせることが可能です。
このアイデアは一人暮らしのワンルームだけでなく、小さなお子さんがいるご家庭では様子を見守りながらお仕事ができるリビングダイニングや寝室など、独立した空間を取りづらいオープンスペースにも活用できます。
こちらのレイアウトではワークスペースを廊下側に配置しており、キッチンや廊下から部屋へ戻る際リラックススペースを通過しないので、しっかりとオンオフを分けた環境づくりができます。仕事用のワークデスクの役割だけでなく、子供部屋の勉強スペースにもおすすめのレイアウトです。
・家族がいる場合
家族や子供がいるご家庭でのワークスペース作りでは、ウォークインクローゼットや階段下の収納スペースなど個室タイプの場所へワークスペースを設けることで、生活音が問題となるキッチンやリビングから距離を置いたプライベート空間を作ることができます。
そのため防音の部屋でなくても静かな環境を作ることができ、あえて狭くて静かな空間を利用することで秘密基地のようなワクワク感が生まれ、仕事へのモチベーションアップの効果も期待できるかもしれません。
新築にワークスペースを作る際、専用のスペースが取れずクローゼットなどの省スペースの活用をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。その際はコンセントの位置や電源タップの配置場所などにご注意を。
また他の部屋より照明設備が整っていない場合は、手元が暗くならないようデスクライトなど照明機器のご用意も忘れずに。
間仕切りにおすすめなオープンラック
見た目のスタイリッシュなデザイン性だけではなく、機能性も抜群なオープンラックです。パーテーション代わりに配置することで、空間を分けるだけでなく収納力もアップ。間仕切りの必要がない時には壁際にぴったりとつけておけば生活スペースを邪魔しません。
完成品でのお届けなので一人暮らしの方も安心して購入できます。気軽にお部屋の雰囲気を変えられる人気のアイテムです。
■ ワークスペースのお悩み②|プライベートのものが視界に入って集中できない
ほとんどの家具が壁際に配置されているので生活空間に余裕があり、家事動線や通路を邪魔しない一番すっきりした印象のレイアウトです。
ベッドやソファなどのリラックススペースはワークスペースの背面に配置し、テレビも視界に入りづらいようデスクサイドに棚を設置、また奥行きの浅いテレビラックを用いることで更にデスクから見えづらいよう配慮しました。
デスク・オープンラック・テレビボードを全て同じ木目カラーで統一感を演出しているのもこだわりのポイント。
伸縮の家具を取り入れることで使わないときにはコンパクトに収めることができるので、生活スペースを広めに確保したい方におすすめなレイアウトのひとつです。
サイズオーダー可能な薄型テレビボード
どんなテイストの部屋にも馴染むテレビラックは、壁にぴったりと置けるようコンセントへ配線を逃がす溝や巾木避けが背面に設けられ、安い既製品にはない細かなこだわりが詰まっています。
奥行30cmと圧迫感が少ない薄型なのでワンルームや狭いお部屋におすすめ。床下から棚板まで高さがあるタイプなので、ケースやボックスなどを活用して細かなものの収納棚として利用したり、ほこりがたまりやすい床の掃除をしやすいのも嬉しいポイントです。
■ ワークスペースのお悩み③|web会議での背景が気になる
TVボード/伸縮家具/デスク/チェア/ソファー/ローテーブル/ベッド
角度が変えられる伸縮家具を使用することで、必要なときだけ画面に映る角度を簡単に調整できます。
お家の整理整頓が苦手な方も、この家具を取り入れれば突然のweb会議で背景がぐちゃぐちゃのまま……なんて状況も回避できます!
またオンオフどちらも兼用できる家具を用いることで仕事用のPCデスクとワークチェアとしての役割だけでなく、食事をする際にはダイニングテーブルとダイニングチェアとしてなど用途に合わせて使い分けができるのも、狭いお部屋でのワークスペース作りには嬉しいポイントです。
オンライン会議で背景が気になるときに調整できるのはもちろん椅子を窓に向かって配置すれば視界が広くなり開放感が得られ、ワークスペースとして使用しない時にはテレビが見やすいよう天板の角度を調節することもできます。
一人暮らしのお部屋だけでなくお子さまを見守りながら仕事をするリビングなどにもおすすめなデスクを活用し、プライベートとの空間を適度に分けられる、仕事以外のおうち時間も重要視したレイアウトとなっています。
デスク・棚・収納の役割を果たす伸縮机
伸縮可能なデスクは作業スペースを広くとることができるのも大きなメリットですが、ワークデスクの用途だけでなくダイニングテーブルとして使用するなど用途に合わせて活用できるのもポイントです。
収納力も十分な引出し収納には書類や会社資料などの仕事道具を収納しておくことで、必要なときにすぐ手に取ることができ、作業効率アップも期待できます。
■ ワークスペースのお悩み④|仕事中の気分転換が難しい
・一人暮らしの場合
大掛かりな模様替えが出来ない、ワークスペース作りにあまりコストをかけられないというお悩みをお持ちの方も多いかと思います。
そんなときは簡易的なラックやデスクとしてなどさまざまな使い方ができる小さめのカウンターデスクを取り入れて、立ち作業ができる環境を作るのはいかがでしょうか。
気分転換したいときにはノートパソコンをカウンターへ移動させるだけで視界も気持ちも切り替わり、更に目的別にデスクを使い分けるよう意識すれば、よりメリハリがつき仕事の生産性アップも期待できます。
また窓の近くにワークスペースを設けることで自然光を取り入れられ、半個室のように囲われた状態でも閉塞感を感じにくくかえって居心地の良い空間に。毎日自宅にこもりきりになることも少なくないので、自身が心地良いと思える場所にワークスペースを作るよう意識するのも大切なポイントです。
・家族がいる場合
こちらもウォークインクローゼットを利用した、家族がいるご家庭におすすめなワークスペース例です。
狭い場所にも置きやすい薄型のカウンターを配置し、カウンターチェアを合わせて置くことで、作業内容や気分次第で立ち作業・座り作業を両立して行なえる空間に。壁付けの棚を設置すれば、仕事で使う細かな物の収納にも困りません。
今回使用した幅120cmのカウンターデスクは他の収納家具とカウンターチェアの座面高に合わせて高さ100cm、奥行40cmのオーダーサイズを使用。また背もたれの低いカウンターチェアはデスク下に収納できるため邪魔になりにくく、仕事環境を整えながら、普段の生活の動線も邪魔することのないよう配慮しました。
ワークスペース以外にも集中できる趣味部屋にもおすすめ。閉塞的な空間での長時間作業で気分が塞がないよう、インテリアグリーンや観葉植物、お気に入りのインテリア雑貨などを持ち込んで自分好みの空間を作りましょう。
サイズオーダー可能なカウンターテーブル
狭い部屋での閉塞感やストレスを感じた際に、立ち仕事をしながら窓の外の景色を見て気分転換ができる、開放的なスペースづくりにオススメなのがカウンターテーブル。
シンプルなコの字型のカウンターデスクは立ち仕事用のデスクとしてだけでなく場所を選ばないデザインなので、別用途の家具として兼用できる使い勝手の良い便利なアイテムです。
自宅のワークスペースがより使いやすくなるおすすめアイテム
賃貸にもオススメな壁掛け収納
デスク周りに散らかってしまう文房具や仕事道具は、デッドスペースになりがちな壁にウォールシェルフを設置してまとめて壁面に収納。
収納力も十分なデスクと合わせれば、お仕事に必要なものは全てデスクまわりに収めることができるので効率的に作業ができます。
石膏ボードがあれば取り付け可能。フックによる穴も小さく済むので賃貸でも安心です。
おしゃれなデスク下収納
コの字型の机の下に収納できるシンプルなデザインの引出し収納棚。ワークスペースに必要な仕事道具を収納するのはもちろん、クローゼット内の洋服や小物の収納にも最適です。
引き出し部分にはサイドレールが取り付けられているので、楽に出し入れができるのも嬉しいポイント。
ワークスペース以外にも自宅のどんな場所にも馴染む使い勝手の良いチェストです。
TVボード/伸縮家具/デスク/チェア/ウォールラック/ソファー/ローテーブル/ベッド/引き出し収納
理想のワークスペース作りまとめ!自宅で使えるレイアウトアイデアで快適空間を目指そう
ワークスペースを自宅に作る際のレイアウトアイデアとおすすめ家具をご紹介しました。
「狭い自宅でも集中して仕事がしたい」「家族の気配を感じながら、コミュニケーションを取りながら仕事をしたい」など自宅のワークスペース作りには悩みが絶えません。
今回のポイントは、伸縮可能な家具を取り入れることで狭いお部屋を無駄なく使うことができるということ。その日の気分や用途に合わせて配置を変えたり、使用しない時にはコンパクトに収められるのが伸縮家具の魅力です。
また狭い部屋ではワークスペース専用の家具を設けず私生活でも使える家具を活用しながら作業スペースを作ることで、それによって生活スペースが狭くなるというデメリットが軽減されます。
将来的に働き方が変わりワークスペースを使わなくなる可能性を考えると、本格的なオフィス家具を自宅に取り入れるのは得策とは言えません。とはいえ安い家具で作った簡易的なワークスペースではモチベーションも上がりにくいので、今後のライフスタイルの変化を見据えて別の用途でも使用できる家具を揃えておくと安心です。
本記事を読んで、気持ちよく働ける・充実した在宅ワークスペース作りのヒントが見つかれば幸いです。暮らし方に合ったワークスペースを考え、仕事と日々の生活を快適に過ごせるお部屋を目指しましょう!
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このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。