店舗ディスプレイをおしゃれに飾るコツと家具
お客様の集客に繋がるディスプレイ。お客様にとって商品が魅力的に見えること、また商品選びがしやすい陳列や店舗作りは重要ですよね。
売り場のディスプレイは影響が大きく、少し商品陳列を変更するだけでも売上げが変動することもあります。
大量の商品があって、どんな風にディスプレイをしたら良いかがわからない!
店舗のディスプレイをこだわって、おしゃれに飾っていきたい!
そんな風に考えているかたに、商品数の多い雑貨店を参考にしながら、家具を使用したディスプレイのポイントを解説していきます。
■店舗ディスプレイの基本
①お客様の動線を作る
動線とは人の動きを線にして表したものです。お客様に商品を見てもらいやすいように、誘導する動線を考えながらディスプレイ位置を決めていきます。
お客様が店内で商品を見る滞在時間を長くすることで、見ていただける商品が増えて売り上げに繋がっていくため、レイアウトをおこなう上で重要な要素となります。
また動線上にPOPをつけたりとお客様の目を引く工夫をするなど、商品やサービスを見てもらう機会を増やすレイアウトを目指しましょう!
通路の幅が狭いと他のお客様とぶつかってしまったり、行き来がしずらいと店内を見てまわっていただけないため、出来れば幅1m以上をとることが理想となります。
②テーマやコンセプトを決める
ターゲットを明確にして、そのターゲットにあったテーマやコンセプトで商品ディスプレイを統一していきます。
テーマを決める際は、ターゲットの属性、季節のイベント、ライフスタイルなどに注目していきましょう。
テーマに合わせて、店舗ディスプレイのデザインの配色、アイテム、看板やPOPなど統一感を出すことで、顧客に伝えたいメッセージが伝わりやすく、居心地のよい空間になります。
こちらの雑貨屋のターゲット層は、30代の女性。自分では私生活で購入しないかもしれないが、贈り物をしてもらって嬉しい、少しリッチなプレゼント小物を置いたお店です。明るめのブルーグリーンの壁紙に、ブラウンカラーの木製家具にブラックの小物を合わせることで、暖かみがあるスタイリッシュな雰囲気を演出しています。
③清潔感を保つ
お客様に商品を魅力的に見せるためには、清潔感が大切ですね。
入店した際にお店が汚いと、ディスプレイされている商品も汚れてみえてしまったり、ゴミが落ちていると、このお店は管理が行きとどいていないなと不快な印象を与えてしまいます。チェックする担当や時間を決めて、細かいところまで掃除をおこないましょう。
清潔感があって整理整頓がされているお店であれば、お客様も来店しやすく、気持ちよく買い物が出来て、店側も従業員がスムーズに仕事に取り組めることにも繋がっていきます。
■店舗ディスプレイの陳列方法のコツ
①グルーピングして陳列する
グルーピングとは、同一商品や類似商品を商品ごとにまとめて陳列することです。
様々な商品があるお店では、関連する商品をカテゴリーごとに陳列することで、お客様が欲しい商品を比較しながら選ぶことが出来ます。見やすく陳列するためには、余白を考えてディスプレイすることも大切です。
こちらのラックには、右から「カメラ」「花瓶」「お皿」の類似商品と、それぞれに関連する本が一番下の段に並べられています。
②ゴールデンラインを意識する
商品が手に取りやすい位置にあることも大切ですよね。
一般的には、商品が見やすく手に取りやすい高さの「ゴールデンライン(ゴールデンゾーン)」(60cm~150cm程度)に、売上は集中するとされていて、特に売りたいものや売れ筋商品を目立つ場所に置いて、お客様の購買意欲を高めるという目的があります。
こちらのテーブルは、高さ60㎝、女性の身長が約170㎝であるので、グリーンの商品は、ゴールデンラインの位置に入っているディスプレイになります。
③ディスプレイの基本構成を活用する
店舗ディスプレイには、基本的な陳列構成の方法があります。こちらを活用していきましょう。
ー 基本構成1 ー「三角構成(トライアングル)」
陳列をする時に、頂点を決めて、三角形を描くように並べていく手法です。末広がりになることで、バランスがとれて、安定感やボリューム感が出ます。
細かい商品がまとまりよくみえるため、商品の大きさが異なる様々なアイテムを組み合わせて装飾する際によく使われている構成です。
雑貨店は商品によって大きさにばらつきがあるため、おすすめの手法になります。
ー 基本構成2 ー「左右対称(シンメトリー)構成」
中心線を決めて、左右対称の商品を並べていく手法です。
規則性によるバランス感覚があり、落ち着いた雰囲気を表現することができます。
同一の商品である必要はなく、大きさや形が大体同じもので、左右対象に配置されていれば、シンメトリー構成の効果は得られます。
ー 基本構成3 ー「左右非対称(アシンメトリー)構成」
左右対称(シンメトリー)構成とは逆に、左右対称構成のバランスを崩した構成で、メリハリが出来て、独自性や存在感が生まれます。
どちらかに大小や強弱をつけることでより印象が明確になり、ディスプレイのアクセントになります。
こちらは高級感のあるアパレルショップやジュエリーショップでよく使われる手法です。
ー 基本構成4 ー「リピート構成」
同一商品や類似商品を等間隔で並べる手法です。
新商品や売れ筋でアピールしたい商品などを複数並べることで、目に留まりやすくなり、インパクトを与えることにも効果的です。
商品の種類やバリエーションが多くある場合に、まとまりやすくなる構成になります。
■店舗ディスプレイにおすすめの家具
木製のオープンラック
薄型だからコンパクトな間取りにも置きやすいし、手も届きやすい、シンプルなデザインのラック。
こまごまとした商品を飾るディスプレイ什器にもちょうどいい。
シンプルだからこそ、様々な使い方が出来るので、重宝します。
サイズオーダーが出来るテーブル
商品ディスプレイの中心に相応しい重厚感のあるテーブル。ぱっと目につく存在感があるので、店頭に入った瞬間に見ていただきたい商品を並べるのがおすすめ。
サイズのオーダーが1㎝単位で変更出来るので、自分がイメージした理想のテーブルを作ることが可能です。
壁掛け出来るラック
壁に設置できる便利なウォールラック。
ウォールラックがあることで、収納できるスペースが増えるだけでなく、配置によってデコレーションを楽しむことが出来ます。商品をディスプレイする際は、目線と同じような高さに配置するとお客様も見やすく、手に取っていただける機会が増える効果が期待出来ます。
おしゃれな収納棚
たくさんの収納が出来る収納棚。本棚としても使用できますし、画像のように見せる店舗什器としても大活躍!
縦板が均等に配置されているので、「左右対称(シンメトリー)構成」でバランスの良いディスプレイを作ることが出来ます。
見せる収納棚
商品をかっこよく見せてくれる、デザイン性のある収納ラック。
衣類や靴だったり、雑誌等を見せてディスプレイするのにも便利なデザインで、ディスプレイ棚にぴったりのアイテムです。
ケース等を設置して、小物を収納するのも!アイデア次第で様々な使い方が可能です。
おしゃれなサイドテーブル
グリーンをディスプレイするのは、おしゃれなメラミン素材のサイドテーブル。こちらのテーブルは、1㎝単位で幅奥行高さのサイズオーダーが出来るので使う用途によって、お好みのサイズで購入が可能です。
オーダーが出来るカウンターテーブル
レジカウンターにぴったりのカウンターテーブル。
ゴムハンマーで組み立てるので、ネジ穴のない美しい仕上がりになります。こちらのテーブルは幅奥行高さのサイズオーダーに加えて、幕板のサイズや幕板をつける位置もオーダーができます。
また本体のカラーと幕板のカラーがそれぞれ選べるため、カラーバリエーションも楽しめるオーダー家具です。
壁掛け出来るフェイクグリーン
光触媒加工が施してあるので、消臭・抗菌・防汚・ホルムアルデヒドの分解効果があるインテリアグリーン。
壁面の装飾が少し物足りない、そんな時に役立つアートパネルです。
ボタニカルパネルシリーズは、たくさんのアートパターンをご用意しているので複数枚組み合わせて、様々なアレンジを楽しんでいただけます。
■店舗ディスプレイに使える家具は他にも様々
店舗ディスプレイの基本的な考え方やおすすめ家具の記事は、いかがでしたでしょうか。
店舗ディスプレイには装飾の少ないシンプルな什器が使われることが多いと思いますが、他店との差をつけるためには、お店全体の雰囲気やディスプレイ商品を演出するアイテムも重要です。お客様にとって居心地の良い店舗ディスプレイを演出し、お店に入りやすい空間づくりをしていきませんか?
arneでは、紹介した家具以外にも、店舗ディスプレイでご使用いただけるおしゃれな家具を多数取り扱っています。
お店の広さにぴったりと合うように、1㎝単位で変更出来るサイズオーダー家具もございます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。