モルタル床のメリット・デメリットとインテリア実例
ベッド/ブックシェルフ/サイドテーブル/コの字ラック/ペーパー配線ボックス/カフェテーブル/チェア
モルタル床は、スタイリッシュなインテリアの空間を作り出すための床材として、リフォームやリノベーションにおいて注目されています。
無機質な質感とシンプルな雰囲気が、お部屋にモダンな印象を届けます。
モルタル仕上げの床は、コンクリートやタイルとは一線を画するおしゃれなデザインとして、リビングなどの主要な空間に適しています。
今回は、お部屋の雰囲気を左右する床材選びの一つとして、モルタル仕上げの床に焦点を当て、
具体的なメリット・デメリットと、おしゃれなインテリア実例を通して、モルタル床がもたらす空間演出の可能性を紹介します。
目次
モルタル床の基本的な知識
モルタル床はセメントと砂、水を主な骨材として作られ、コンクリート床に比べて多少柔軟性があることが特徴です。
その質感と無機質なグレーの色合いが、現代インテリアにおいて注目されている理由の一つです。
DIYやプロの施工を利用することで、キッチンやリビングなど、多様な場所に実用的でありながらもおしゃれな仕上げを可能としています。
モルタル床とは?
モルタル床は、耐久性と表現力の高い床材です。セメントベースのこの素材は、シンプルながらも高い清潔感を提供し、モダンな印象をお部屋に与えます。
玄関やトイレ、リビングなど幅広いスペースに対応し、フロアタイルやクッションフロア、フローリングとは異なる魅力を有しています。
モルタル床の種類と特徴
主にセメントモルタルとポリマーモルタルがあり、エポキシモルタルなどの特殊な種類も存在します。
セメントモルタルは古くから使用される伝統的なタイプで、質感や耐久性が高い反面、ひび割れが生じる可能性があります。
ポリマーモルタルは樹脂を混合し、より柔軟性と耐水性を高めた新しいタイプでDIYにも向いています。
DIY好きの方には、オリジナリティを発揮できる自作のフロアを楽しめる種類も多く提供されています。
それぞれ特有の性質や施工方法があり、使用する環境や求める効果に応じて最適なモルタル床を選択することが大切です。
モルタル床の色とデザインの選び方
モルタル床の魅力を最大限に引き出すためには、使用する色やデザインの選択が重要です。
グレーやベージュ、白などのニュートラルカラーが人気で、壁や家具との相性を考えつつ、お部屋に合った色を選ぶことがポイントです。
また、ストライプや幾何学模様などのデザインを施すことで、空間にリズムやアクセントをプラスすることもできます。
注文して特別な柄や色を加えることで、自分だけのオリジナルな床面を実現するのもおすすめです。
モルタル床の多様な利用シーン
カフェやショップのフロアから一般住宅のリビング、キッチンに至るまで、モルタル床はさまざまな空間でその魅力を発揮します。
特にリアルなコンクリート感を出したい場合や、シンプルかつ無機質な空間をお求めの場合におすすめです。
質感や耐候性を考慮して選ぶことで、多彩なインテリアスタイルを実現できます。
モルタル床の手入れ方法
モルタル床の清潔感を保つためには、適切な手入れが欠かせません。
日常のお手入れとしては、定期的にほうきや掃除機で埃を取り除くことが基本で、汚れが付いた場合は中性洗剤で拭き掃除をすることが推奨されています。
さらに年に数回のワックスがけや特別なコーティング処理を施すことで、モルタル床を美しく長持ちさせることが可能です。
モルタル床のメリットとデメリット
モルタル床には、見た目の美しさや独特な質感だけでなく、幅広いメリットといくつかのデメリットが存在します。
これからモルタル床を検討されている方、あるいは素材の選定で迷っている方に向けて、その特徴と対処方法をお伝えします。
モルタル床の魅力的なメリット
モルタル床の大きなメリットは、何と言ってもそのオリジナリティ溢れるおしゃれな質感と、無機質ながらも温もりを感じさせる雰囲気です。
また、耐久性が高く長期にわたって使い続けることが可能な点、また水や汚れに強くお手入れが簡単な点も、非常に魅力的です。
施工方法によっては個人でDIYすることも可能で、リノベーションの際に自分好みの空間を創造できるのもうれしいポイントです。
モルタル床のデメリットとその対策
しかしながらデメリットも存在し、硬質であるが故のひび割れのリスクや、冷たい印象を与えがちな点は考慮する必要があります。
これらのデメリットは適切な補修材を使用することで最小限に抑えることが可能です。
また居心地の良い空間作りには、ラグやウッド素材を組み合わせたり、壁紙や家具の色を調整するなどの工夫がおすすめです。
本物のモルタルを取り入れるのは難しいかもと感じた場合は、賃貸DIYなどにも人気のクッションフロアやシートの床材を選択肢として考えてみるのもよいでしょう。
モルタル調のものからいろんなデザインの商品がラインナップされているので、見た目はおしゃれにコストも抑えて手軽に取り入れることができます。
モルタルをインテリアに取り入れる方法
モルタル素材は床だけでなく、さまざまなインテリアエレメントに取り入れることができます。
空間全体の統一感を出すためにも、モルタル素材同士の組み合わせは非常に有効です。
モルタル壁
壁紙に代わるアクセントとして、モルタル壁はお部屋にモダンな雰囲気をもたらします。
床材としてのモルタルと組み合わせることで一層の一体感を生み出し、素材の質感を際立たせます。
モルタル家具
キッチンカウンターやコーヒーテーブルなどにモルタルを使用した家具を取り入れることで、統一された質感のインテリアを実現できます。
耐久性も兼ね備えているため長くお気に入りの空間を楽しめます。
モルタル照明器具
ライトのソケットやランプシェードにモルタルを使用することで、照明からも同じ素材の質感を楽しむことが可能です。ソフトな光をモルタルの質感が受け止めて、落ち着いた空間を演出します。
モルタルアクセント
小さな花瓶や置物などのアクセントとしてモルタル素材を取り入れることで、無機質ながらも温もりのあるディテールをプラスすることができます。
細部までこだわったインテリアは、訪れる人々の目を惹くでしょう。
モルタル床のある暮らし。おすすめコーディネート実例
モルタル床はリビングの床面に無機質な質感とシンプルな印象をもたらし、インテリアとの相性が抜群です。その質感は空間にリアルな雰囲気を演出し、さまざまな素材と組み合わせることで、おすすめのコーディネート事例が生まれます。例えば、天然木の家具を配置することで温かみが加わり、モルタルの冷たい印象が和らぐでしょう。また、カラフルなタイルをアクセントとして用いることも可能です。デメリットとして考えられるのは、ひび割れのリスクですが、適切な仕上げとメンテナンスでその心配を軽減することができます。今回はそんなモルタル床のある暮らしと、その魅力を引き立てるインテリア実例を紹介します。
無機質なモルタル×ウッドの床で仕切られたリビングダイニング
無機質な質感が魅力のモルタル床は、空間に洗練された印象を与える一方で、冷たい雰囲気をもたらすことがあります。しかし、リビングダイニングのような心地良い居住空間に導入する場合、ウッド素材の床と組み合わせることで、温かみとモダンさのバランスを取ることができます。ウッドの床は歩行時の足触りが良く、モルタルとのコントラストが心地よい空間のアクセントとなります。インテリアにおいては、両者を共存させることで、使用される素材のメリットを活かしつつ、デメリットを補い合うことができます。例えば、リビングエリアではウッドの床を使用し、ダイニング部分にモルタル床を設けることにより、機能性とデザイン性を兼ね備えた空間を創出することが可能です。
モルタル×ウッドの床におすすめなソファ
背もたれと座面にあしらわれたくるみボタンがアクセントのおしゃれなリビングソファ。
モルタル床×ウッド床にも馴染んでくれるモダンデザインでくつろぎ空間にピッタリのソファです。オットマンとの併用でさらにリラックスすることができます。
モルタル床と相性の良いシンプルなダイニングテーブル
豊富なカラーとサイズからお選びいただけるダイニングテーブル。
サイズオーダーも可能なので、サイズオーダーが可能なのでキッチンカウンターやワークテーブルとしてもおすすめです。脚と天板のカラーもお選びいただけます。
モルタルの床×玄関・廊下のコーディネート
玄関や廊下は家の第一印象を決定付ける重要な空間です。ここにモルタルの床を使用することは、数々のポイントでメリットがあります。まず、モルタルは見た目にスタイリッシュであり、ミニマルなデザインからモダンなスタイルまで幅広いインテリアに調和します。また、玄関にモルタル床を採用すると、汚れや水に強く、日々の出入りで起こる摩耗にも耐えうる耐久性を備えている点が大きな利点です。
一方でデメリットも考慮する必要があります。例えば、硬質な素材であるため足への衝撃が大きく、長時間立っていると疲れを感じやすい場合があります。また、冷たさが気になる季節もあるため、ラグやマットの利用など、季節に合わせた対応が必要になります。
それでも、玄関や廊下にモルタル床を採用することは、空間全体に洗練された雰囲気を与えることができるため、インテリア上のアクセントとして非常に有効です。耐久性と美観を両立したいと考える際に、モルタル床は最適な選択肢の一つと言えるでしょう。
コーディネートを楽しめるL字型ウォールシェルフ
玄関やキッチン、一人暮らし、ワンルームなどスペースが限られたお部屋におすすめの壁掛けラック。シューズラックやキッチンラック、ブックシェルフ、飾り棚など用途も豊富でコーディネートを楽しめるアイテムです。
デットスペースを活用したコーナーシェルフ
デットスペースになりがちな角を活用したコーナーシェルフ。扇形がおしゃれで玄関やサニタリールームなどのコーナーに追加してディスプレイラックや収納棚として活躍してくれます。
モルタル床の一人暮らしのワンルームコーディネート
モルタル床は、シンプルながらもおしゃれなインテリアスタイルを好む方に最適な選択です。一人暮らしのワンルームでは空間を広く見せるための工夫が必要ですが、モルタル床はその無駄のない質感で、広々とした印象を与えます。素敵なモルタル床はナチュラルカラーやモノトーンの家具と相性がよく、インテリアの統一感を高めてくれます。また、冷静で落ち着いた空間を作る効果もあります。
しかし、モルタル床には硬いので床に座ることが多いライフスタイルには不向きというデメリットも。また、傷がつきやすい材質のため、メンテナンスには注意が必要です。そこで、ラグやマットを使うことで、傷から床を保護し、より居心地の良いコーディネートを施すことができます。モルタル床は現代的でスタイリッシュな空間を作り出す一方で、使い方ひとつで温かみのあるインテリアにも変えられる万能プレイヤーなのです。
伸縮自在なディスプレイラック
一人暮らしやワンルームのお部屋におすすめの伸縮できるおしゃれなディスプレイラック。スライドして横幅・角度を自由に調整できるので、省スペースな空間に設置したり、コーナー置きして間仕切りとして使用するのもおすすめです。
省スペースにおすすめのカフェテーブル
省スペースでもテーブルのある暮らしをしたい方におすすめのカフェテーブル。天板の形状やサイズ展開も豊富なのでお部屋にピッタリのテーブルをお選びください。
まとめ:モルタル床のお部屋でおしゃれ空間を作ろう
モルタル床は無機質な質感が特徴で、シンプルながらもスタイリッシュな空間を演出することが可能です。床材としてのメリットは、その独特な風合いにあります。
タイルと違い、シームレスな仕上がりで、お部屋全体が統一感のある印象を持つことができます。また、施工方法にもよりますが、耐久性に優れている点も見逃せません。
しかし、デメリットとしては、硬い材質ゆえに落下物による破損の可能性があり、足元の寒さや硬さを感じやすい点が挙げられます。
そのため、インテリアには暖かみのある素材を取り入れるなどの工夫が必要です。
モルタル床はお部屋の雰囲気を決定づける重要な要素です。適切なインテリアと合わせることで、洗練されたおしゃれな空間を作り出すことができるのです。
自分だけの特別な空間を目指して、モルタル床の魅力を活かしましょう。
このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。