一人暮らしにテレビは要らない?メリットとデメリット
生活において、テレビは長らく重要な娯楽の中心でした。
しかし、現代ではテレビを見る時間よりもネットで動画やスマートフォンでSNSを見る時間が増え、テレビから離れている実感が、皆さんもあるのではないでしょうか?
テレビがあるのが良い悪いはそれぞれのライフスタイルにも関係してきますので、一人暮らしをこれから始めようとしている方や、現在しているという方は、自身の暮らしの中でのテレビの必要性を一度考えてみましょう。
インテリアショップの視点からお伝えするこの記事では、テレビを置かない生活のメリットとデメリットを解説し、家具の観点や、あなたのライフスタイルに合わせた選択肢をお伝えします。
最後にはおすすめの家具のご紹介もありますので、是非ご参考にしてみてください。
目次
一人暮らしにテレビはいらない?
一人暮らしでは限られたスペースを有効活用することが重要です。
テレビが占める物理的なスペースや、受信料などのコストを考慮すると、テレビがもはや必要不可欠な存在と言えないケースも増えています。
スマホやタブレット、パソコンなど他のデバイスによる情報収集や娯楽が主流となっていることも、テレビ不要論の一因となっています。
また、テレビで配信されている番組を無料で視聴できる動画配信サービスや、見逃し配信などのサービスで、自分の見たい生活時間帯に見たいコンテンツを見る事ができるアプリもあり、暮らしの中にテレビが必需品という考えは薄れてきている傾向にあります。
テレビを置くメリット・デメリットについて簡単に深堀してみましょう。
テレビを置かないメリット
一人暮らしでは、1Kやワンルームなど、ゆとりがない間取りに住むことが多いのでスペースを有効活用することが重要です。
テレビを置かないことでリビングスペースを広く使えるだけでなく、インテリアの自由度が高まります。
また、テレビがなければ電気代の節約にもなりますし、不要なTVCMや情報から解放され、自分の時間をよりコントロールしやすくなります。
さらに、テレビの代わりに本を読んだり、趣味に没頭したりする時間が増え、それが自己成長にも繋がります。
動画配信サービスが普及した今、テレビ番組を見たい時にはPCやタブレットで視聴可能ですので、テレビがなくともエンタメに不自由することは少ないでしょう。
結局、自分のライフスタイルに必要なものを選び、不必要なものは省くという選択が、一人暮らしをより快適に、そして自分らしいものにする鍵となるのです。
部屋が広く使える
テレビを置かなければ、その分部屋を広く使うことができます。
限られたスペースを有効に使い、快適な住空間を作るためのメリットとして非常に重要です。
特に部屋が狭い一人暮らしでは、スペースを節約することで、趣味のスペースを確保したり、清潔感のあるインテリアを実現できます。
テレビ台などの家具を買う費用を節約できる
テレビを置かないことで、テレビ台や関連する家電製品の購入が不要になります。
初期の設備投資の節約はもちろんのこと、引越し時にテレビ台など大型家具の処分に悩むこともありません。
これによって、経済的なメリットが得られ、生活にゆとりをもたらす可能性があります。
一人暮らしに限らず、生活をするには家具や家電以外にも出費がありますので、節約は暮らしの中で重要な要素となります。
テレビを置かないデメリット
テレビを置かない生活は、シンプルでスペースを有効利用できるというメリットがありますが、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。
第一に、テレビのニュースやバラエティ番組など、リアルタイムで情報を得る機会が少なくなります。
ネットでも情報は取得できますが、テレビだけのコンテンツが話題になることも多く、これにより、話題の出来事やエンタメについての情報が得にくくなり、社会とのつながりが薄れるかもしれません。
また、友人とテレビ番組の話をするなどのコミュニケーションを取る機会が失われ、孤立感を感じやすくなることもあるかもしれません。
もう一つのデメリットとしては、リラクゼーションや娯楽の選択肢が限られる点が挙げられます。
仕事からの帰宅後や週末に手軽にテレビをつけてリラックスするという選択がなくなり、他のエンターテイメントを探さなければならないことで、逆にストレスに感じる場合もあります。
さらに、大きなスポーツイベントや特別なテレビ番組など、テレビを通じて共有される社会的なイベントへ参加する楽しさを逃す可能性も考慮すべきです。
デジタル時代においてはオンラインで多くのコンテンツが楽しめますが、それでもテレビ独自のコンテンツや放送の魅力は存在します。
最終的には、生活スタイルや価値観に応じてテレビを置くかどうかを決定することが大切ですが、テレビなしの生活がもたらすデメリットをしっかりと理解した上で選択することをお勧めします。
リアルタイムで番組が見られない
テレビを置かない最大のデメリットは、リアルタイムでの番組視聴が困難になることです。
特にニュースやスポーツなど、リアルタイム性の高いコンテンツを好む方にとっては、不便を感じる可能性があります。
また、災害時などはネットだと誤った情報が拡散されたりすることが問題となっており、テレビを置かないと、公共の電波にて被害情報や避難所情報を取得できないので、安全面においてもデメリットと言えるでしょう。もし、現在テレビをお持ちでない方は、ラジオアプリや、災害用のアプリなどを準備しておくのも良いかもしれません。
大きな画面で映像を見ることができない
テレビがなければ、ドラマや映画、ミュージックビデオやアニメといった映像コンテンツを大画面で楽しむことが難しくなります。
スマホやタブレット、パソコンの小さなモニターでは、迫力ある映像体験を提供することができないため、視聴の楽しさが半減すると感じる人もいるでしょう。
映像にこだわる方にとっては大きなデメリットとなります。
テレビがない代わりに導入したもの
テレビを置かない選択をした多くの人々は、画面を見たい時の代わりとして他のデバイスに頼ることがあります。
スマホやタブレット、パソコンはもちろん、専用モニターやプロジェクターを使う方法も人気です。
特に、省スペースかつ大画面視聴が可能なプロジェクターは一人暮らしの部屋におすすめのデバイスです。
プロジェクターには、部屋の照明と一体型になったデザインや、持ち運びのできるポータブルなコンパクトタイプまであり、選択肢の幅が増えてきているのもおすすめのポイントです。
SNS(Instagram)などで、壁面におしゃれな時計を投影してインテリアを楽しむのも人気です。
価格帯も様々ですので、テレビの代わりとして選択肢の一つに考えても良いと思います。
プロジェクターで一人暮らし
プロジェクターは一人暮らしの部屋でテレビの代わりになる便利な家電です。
テレビと比較して小さな本体から大画面を投影でき、部屋の限られたスペースでも迫力のある視聴体験を提供することができます。
また、インターネットやスマホやタブレットなどと接続することで、気軽に動画配信サービス(VOD)やYouTubeを大画面で楽しむことが可能です。
但し、プロジェクターで映像を見る際は、ある程度部屋の明るさを暗くする必要があります。
明るい部屋で使用できあるモデルもありますが、高価になっていきますので、テレビのように明るい環境で映像を楽しみたいと思っている方は注意をしましょう。
プロジェクターとテレビ、どちらがいいですか?
プロジェクターは省スペースで持ち運びもしやすく、大画面体験が魅力です。
一方でテレビはリアルタイムの番組が楽しめ、操作もシンプルです。
どちらが良いかは、お部屋のスペース、映像へのこだわり、利用するコンテンツ、ライフスタイルによって異なります。
どちらも手に取りやすい価格の製品がありますので、自分にとってのメリットとデメリットを考慮して選択しましょう。
テレビの無いお部屋のインテリアレイアウト
テレビがない生活空間は、空間を有効に使う上で多くのメリットがあります。
まず、テレビそのものや、テレビを置く台が無くて済みますので、部屋がスッキリとして、より広く感じられます。
テレビが占める場所を他のインテリア要素に活用することで、自分だけの個性的な空間を演出できるのです。
例えば、テレビがあると想定される壁面は、アート作品や写真を飾るギャラリーウォールにすることで、部屋に深みとカラーアクセントを加えることができます。
また、本棚や植物を配置して、リラックスできる読書コーナーを作り出すのも一つのアイデアです。
ウォールシェルフで壁面を飾ろう
テレビがない空間では、本来テレビを設置するはずの壁面にウォールシェルフを使っておしゃれな壁面デコレーションをしてみてはいかがでしょうか?
好きな小物やアートを展示することで、個性的な空間を演出し、生活に彩りを加えることができます。
推し活をしている人であれば、推しグッツを並べて祭壇のようにしても個性があって良いと思います。
一人暮らしのお部屋は狭いことが多いので、単純に壁面を有効に使い収納スペースをアップさせることは、日々の暮らしやすさに直結しますのでおすすめです。
初心者におすすめのウォールラック
捨てられるはずの副産物や廃棄物といった不要なものを、デザインやアイデアといった付加価値を持たせてより良い品質の新しい製品にアップグレードさせたアップサイクル家具のSPSシリーズ。価格も安価なので、初めての壁面収納におすすめ。
プロジェクターに合わせて収納を考えよう
プロジェクターを設置する際は、投影する場所を考慮した上で設置場所を選ぶことが大切です。
また、幅広い視聴角度を確保しつつも、収納スペースを効率的に活用するレイアウトを考えることで、スタイリッシュで機能的な部屋作りが可能になります。
プロジェクターの投影スペースに合わせて収納家具を選ぶことで、無駄なスペースを作ることなく空間を有効に使ったレイアウトにすることができます。
見せる収納と隠す収納を上手く活用して、映像を楽しみながら暮らしを整えていきましょう。
サイズぴったりの収納が欲しいなら
お気に入りの表紙やCDのジャケットなどを見せる収納として飾れるマガジンラック。
畳んだ衣類や靴、浅いケースを置けば小物も収納できます。
サイズを自分の欲しいサイズでオーダーできるので、壁際にぴったり収納したい方や、既製品では欲しいサイズが見つからない方におすすめ。
まとめ
この記事で紹介したように、一人暮らしにおけるテレビの有無はライフスタイルや趣味嗜好によって異なります。
テレビを持たない選択がもたらす節約のメリットや、スペースの有効活用、デメリットとしての大画面視聴の欠如など、本人の生活に最も合った方法を選びましょう。
インテリアの選択肢としてプロジェクターや他のデバイスを導入することも視野に入れて、自分自身の最適な生活空間を作り上げてください。
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このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
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