玄関収納のDIY追加アイデア|実例をもとに効率的に収納力をアップしよう!
玄関収納のDIYに興味はあるけれど、どこから始めたらいいのか、またどのようにすればスペースを最大限に活用できるのか、そんな疑問をお持ちの方も多いはず。
家族や来客など多数の人が使う玄関だからこそ、収納力を高めつつも、見た目にもおしゃれな印象を与えたいですよね。
この記事では、簡単ながらも効率的に省スペースを実現する玄関収納のDIY追加アイデアを、実例を交えてご紹介!
インテリアに馴染む自分好みの収納を上手にレイアウトすることで、見た目のよさだけでなく、毎日の生活がより快適になります。
DIYに自信がなくても簡単に取り付けできて、まるでオーダーメイドしたような雰囲気の壁掛け収納アイテムもあわせてご紹介していくので、本格的に自分でDIYしようorできると思っている方もぜひ一度ご覧ください!
「これは使えるかも!」という実例や情報満載ですので、最後までお見逃しなく。
目次
玄関収納DIYの基本と疑問
「玄関収納DIY」というと、非常にハードルが高く感じる方も多いかもしれません。
「道具は?」「やったことないけど大丈夫?」「何から始めればいいの?」などなど不安は尽きないと思いますが、まず前提として、この記事でのDIYの定義というのはとてもふんわりしています。
専門業者などに頼らず自分でできる範囲の取り付け方法で、おしゃれなレイアウトを実例や便利な商品を交えて紹介する、という趣旨の記事になるので、本格的に何もかも自分でやりたい上級者の方には少し物足りない内容かもしれません。
しかし、ここまで読んでいただいた読者の多くの目標は、「理想の玄関収納を作り上げる」ということに尽きると思うので、その目標のための1つの手段として初心者の方はもちろんのこと、上級者の方も初心に帰ってぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。
そもそもDIYとは?どの程度のことまでするの?
DIYは"Do It Yourself"の略で、「自分自身で何かを作る・改造する」という意味です。
多くの方は、作りたい・取り付けたいものの設計から必要な材料の調達、組み立てから取り付けまでを全て自分自身で行うこと=DIYと認識していると思いますが、DIYといえど全て自分でやる必要はありません。
市販の吊り戸棚やウォールシェルフ、ハンガーラックや壁面収納などの完成品を調達して、自分の思いのままに設置や取り付けを行うことも立派なDIYといえます。
むしろ、本記事のメインテーマである玄関収納においては、何かと収納量も多くなりがちなシーンでもあるため、収納家具自体にある程度しっかりした強度や耐久性が求められるケースが多々あるでしょう。
そのため、ある程度強度や耐久性が保証された市販の収納家具を玄関収納として上手に活用しながら、好みのスタイルに近づけていくというやり方の方が、結果的に余計な手間や出費を省くことができて良い場合もあるのです。
特に賃貸物件における玄関収納のDIYでは、原状復帰の観点からあまり派手に穴を空けたり、壁紙を傷つけたりなどはNGとされる場合が多いので、DIYで無計画に棚板などを取り付けたり、セルフリノベーションのような大規模に変更や改造を伴うDIYは得策ではありません。
まずはこれらのことを頭に置いたうえで、本当に何もかもを文字通り「Do It Yourself」する必要があるのかを考えることから始めていきましょう。
玄関収納をDIYで追加するメリットは?
DIYで玄関収納を追加する最大のメリットは、備え付けのシューズボックスなどの収納力にとらわれず、自分好みのレイアウトやスタイルで、欲しい分だけ自由に収納を追加できる点にあります。
好みの素材やデザインはもちろんのこと、靴箱やスリッパの置き場所から、マスクや帽子などの小物収納まで、用途や家族のライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能になります。
また、自分でできる範囲であれば、専門業者を呼んで大掛かりに製作や取り付けをしてもらうこともないので、手軽かつリーズナブルに実現できるのも大きなメリットですね。
なお、材料から設計・施工まで文字通り何もかもフルDIYで行う場合、手間さえ惜しまなければ最も安上がりにはなりますが、前述した通り強度面での問題や、賃貸物件への影響なども考慮すると結果的に費用や手間がかさんでしまう恐れがあり、本記事ではおすすめしていません。
本記事ではあくまで「DIYに自信のない初心者でも簡単に収納力をアップするための実例や収納家具」を中心にご紹介していきます。
DIYに必要な工具と材料とは?
DIYで玄関収納を設置する際、収納家具の固定方法や固定強度によって必要なツールや材料が変わってきます。
一般的な専門業者と同等の取り付け強度が欲しい場合は、いわゆる日曜大工で使うような工具や材料を準備しましょう。
具体的にはドリル、スタッドファインダー(下地センサー)、レベルメーター(水準器)、固定のためのネジやアンカー、ブラケット、場合によっては補強用の木材なども用意した方がベターです。
一方、そのような工具や材料の調達が難しいという方は、後ほどご紹介するような壁掛け収納棚を使うのも一つの手。
特別な工具や材料を一切使わず付属の部品で簡単に取り付けできるので、取り付け強度がそれほど必要ではない場合は、このように手軽に収納を追加できるタイプの収納家具を検討してみるのもいいかもしれませんね。
玄関収納DIYで注意したいポイント
玄関収納DIYを成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
基本的な収納家具のDIY設置手順や取り付けに関する注意点に関しては、下記の関連記事内にて詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事では特に、玄関という限られたスペースにおいて、収納家具をDIYで設置する際に気を付けたいポイントに焦点を当てていますので、玄関収納のDIY取り付けを考えている方はぜひ一緒に学んでいきましょう。
「隙間や壁面空間を有効活用できるような収納家具が欲しい・・・。」
「すっきりとした見た目で、使い勝手が良くて・・・。」
「でもあんまりお金はかけたくないし・・・。」
このようなお悩みを抱えている方におすすめするのが、吊り戸棚です。
欲しいところに欲しい分だけ設置ができるので、限られたスペースに新たな収納スポットを生み出し、毎日の暮らしがより快適になること間違いなし!
本記事では、なるべくコストをかけずに吊り戸棚の設置をしたい!と考えている方向けに、DIYにて吊り戸棚の設置にチャレンジする場合の手順や必要物などをご紹介!
設置にあたっての注意点や確認ポイントなどもわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
収納内容や収納量の想定
まず最初に、何をどれだけ収納するかを把握することから始めましょう。
この記事の読者の多くは、既存の玄関収納ではキャパオーバーとなってしまって、新たな収納スペースが欲しいとお悩みの方がほとんどだと思います。
靴やバッグ、傘などの日常的に使うアイテムを中心に、収納するべきものをリストアップし、それに適した収納法や収納場所を考えましょう。
特に子どもの外遊び用のおもちゃや、傘などの外出用品のように、玄関に収納するアイテムは靴以外にも比較的大きいものが多く、かつ毎日のように使うなど使用頻度も高い場合が多いので、スムーズに出し入れができることも大事にしたいポイント。
DIYでの収納設置はいくら自由度が高いといえど、スペースや設置位置には限りがあるので、必要なところに必要な分だけ付け足すということを意識しましょう。
動線や照明位置のチェック
玄関という狭いスペースにおいて、動線と十分な明るさの確保は必須事項です。
動線と明るさを確保するためには、玄関収納に使う収納家具のサイズ選びを慎重に行わなければなりません。
設置する収納棚などが大きすぎると玄関が狭く感じるだけでなく、動線の邪魔をして生活そのものに支障が出る可能性も。
また、大きすぎる収納は限られた玄関スペースに死角を作ってしまうため、奥行を感じられずにますます窮屈に感じてしまいます。
さらに、死角ができることで照明の明かりを遮り、全体の明るさが感じられなくなるのも窮屈さを増長する要因となります。
こと玄関においては、動線や照明の位置をきっちり考慮した上で、可能な限り圧迫感を与えないスリムな収納家具を選ぶことがポイントとなってきます。
大容量でサイズの大きな収納棚を1つ設置するよりも、サイズを抑えた収納棚を複数分散して設置させる方が、玄関を広く見せるという点では効果的なのです。
玄関収納DIY実例①玄関土間収納
それでは、以上の注意点を踏まえたうえで早速DIY実例を見ていきましょう。
最初は玄関土間部分に、複数のウォールラックをDIY取り付けした実例です。
ウォールラックのカラーをモルタル土間に合わせて男前な雰囲気に統一し、トレンド感が感じられるコーディネートです。
近年では、靴類はもちろん自転車やベビーカーに至るまで、大きくてかさばるアイテムをきれいに整理整頓できるスペースとあって土間収納を住宅に取り入れる方も増えていますが、同時にあれこれ詰め込みすぎてすぐに物であふれてしまいがちな場所でもあります。
既存の収納スペースにお困りの方は、ぜひ参考にしてみては?
安定感抜群の極厚ウォールラック
こちらのシューズラックに使用しているのは、壁掛け式のウォールラック。
厚さ4cmでボリューム感のある棚板は安定感に優れ、シンプルながらも存在感のあるデザインです。
複数のラックを並べて設置できるので、画像のようにオープンタイプのシューズラックとして、お気に入りのシューズを見せる収納にできます。
また、画像のウォールラックの素材は、耐水性と防汚性に優れたメラミン素材を特注で採用しているので、汚れや湿気が多くなりがちな土間収納での靴棚にはうってつけ。
このように、用途に合わせて素材の変更などの特注対応も可能なので、ぜひご相談してみては?
デットスペースも有効活用できるコーナーウォールラック
こちらはおしゃれなデザインのコーナーウォールラックを飾り棚として使用しました。
角部分や柱際のデッドスペースも、このようなコーナーラックを使うことで収納スペースに早変わり。
おしゃれなアイテムを配置することで、収納力アップに加えてインテリアとしての存在感も演出できますね。
取り付けも簡単なので、DIYに自信のない方にもおすすめできる商品となっています。
玄関収納DIY実例②玄関スペース
狭小住宅や賃貸物件などにお住まいの方は、居住スペースを確保するために玄関の広さにしわ寄せがきてしまって、「玄関収納たったこれだけ・・・?」と愕然としてしまうパターンも多々あるはず。
玄関においては他のお部屋以上に、状況に応じて限られたスペースを最大限に活用するアイデアが求められます。
既存の下駄箱だけでは収納が全然足りないとお悩みの方こそ、こちらの実例でご紹介する壁掛け収納棚シリーズ「WallBox7」が最適です。
サイズ展開が豊富かつ取り付けもラクラクなので、欲しいスペースに欲しい分だけ収納を付け足しできるのが最大のメリット。
デザインもオープンタイプ・ミラー扉タイプ・ガラス扉タイプなど、いろんなデザインを用途や好みに合わせて選べるのでおすすめです。
狭いスペースでもバッチリのウォールハンガーラック
こちらの特徴的なデザインのウォールラックは、省スペースでも多くのアイテムを収納できるウォールハンガーラック。
S字フックなどを使って帽子や手袋、バッグやマフラーなどの小物を引っ掛けるのはもちろんのこと、傘収納やほうきなどの掃除用具など、アイデア次第で多彩なアイテムを引っ掛けることができます。
壁面のデッドスペースを活用して空間を広く見せると同時に、必要なアイテムだけを簡単に引っ掛けたり取り外すことができる優れものです。
薄くて大容量の玄関向け大型ウォールシェルフ
スリムかつ高さを抑えたデザインでありながら大容量を誇るこちらのウォールシェルフは、玄関回りの細々したものをまとめて収納できます。
取っ手のないプッシュオープン式は、そのスタイリッシュな見た目もさることながら、狭いスペースでも突起物がないので安全かつ圧迫感を感じさせず、このような狭い玄関収納家具としてはうってつけのデザインといえるでしょう。
こちらのシリーズもサイズ展開が豊富なので、スペースに合わせて多彩な組み合わせが可能となります。
多機能でメリット満載のミラー付きウォールシェルフ
こちらは前述のウォールシェルフのミラー扉タイプ。
単に収納するだけでなく、お出かけ前の身だしなみチェックにも便利なこのタイプ。
たくさんのアイテムがまとめて収納できるだけでなく、鏡が玄関先を広々と見せ、明るい印象を与える効果も期待できます。
実用性とデザイン性、機能性全てに優れた玄関収納のためのウォールシェルフといえますね。
まとめ:玄関収納をDIYで取り付けするなら、まずは手軽にできる壁掛け収納棚がおすすめ!
いかがでしたか?
収納のDIYというと大掛かりで気が引ける方も多いかもしれませんが、ご紹介したような便利な商品を上手に活用することで、まるで専門業者に頼んだようにおしゃれかつ機能的な玄関収納を自在に増やすことができます。
DIYはなにも全てを自分でこなさないといけない、というわけではありません。
自分の好みのアイテムを集めて、自分でできる範囲でレイアウトや取り付けにチャレンジしてみるのもDIYの魅力。
今回ご紹介の商品は、そのような手軽なDIYを始めるにはピッタリのアイテムばかりなので、DIYに躊躇していたあなたも、これらの商品を活用しながら、理想の玄関収納をぜひ手に入れてくださいね。
このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。