キッチンカウンター下収納のDIYアイデア|カウンター下を思い通りの空間に!

アイランドキッチンカウンター下に収納をDIYで取り入れたアイデア

キッチンカウンター下のデッドスペースを収納として活用したいけど、
「ピッタリの収納家具がない・・・」
「収納部分を自分の思いのままにレイアウトやカスタマイズしたい・・・」
「おしゃれに見せるにはどう設置したらいいの?」
などとお困りの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、キッチンやダイニングの空間を有効活用し、生活に合った収納家具でカウンター下を自分でカスタマイズ(DIY)するアイデアを、実例を交えて一挙ご紹介します!
カウンター下の収納カスタマイズにおすすめの家具もあわせてご紹介していくので、この記事を参考にしながら、おしゃれで機能的なキッチンカウンター下収納を実現しましょう。



キッチンカウンター下は無限の可能性を秘めている!

対面キッチンカウンター下に収納をDIYで取り入れたアイデア

キッチンカウンター下というと、何かと使いづらいイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実はおうちの収納スペース拡大にはこれ以上ないほど最適な場所なのです。
ある程度まとまったスペースを確保でき、なおかつおうちの中心に位置することが多いキッチンカウンター下をうまく活用することで、インテリアとしてもしっかり機能しながら、キッチンだけでなくリビングやダイニングといった周辺空間の収納問題をまるっと解決できる可能性を秘めているのです。
とはいえ、スペースが広いからといって何も考えずにサイズやデザインが好みでない市販の収納家具やカラーボックスでまとめてしまうと、片付くどころかゴチャついた印象を与えかねません。
スッキリかつおしゃれなカウンター下で大事なのは、事前の準備と計画、そして少しのアイディアです。
ここからは、こだわりを持って自分で(DIYで)カウンター下収納を作り出したい方向けに、そのコツやDIYに役立つ収納アイデアを余すことなくご紹介していきますので、ぜひ最後までお見逃しなく!



キッチンカウンター下収納DIYステップ1:現状を把握する

キッチンカウンター下収納をDIY取り付けする際のスペース測定イメージ

キッチンカウンター下を収納空間として上手に活用するために、まず行ってほしいのが現状の把握です。
キッチンカウンター下が果たして収納に適した環境なのか?
どれくらいのサイズまで収納ができるのか?
といったことを事前に入念に確認するのが失敗しないためのポイント。
詳しい内容については順を追ってみていきましょう。

カウンター下の空間の測定

DIY作業を始める前に、まずはキッチンカウンター下の空間がどれくらい利用できるかを正確に測りましょう。
床の傾きや巾木の出っ張り、コンセントや水道の位置など、さまざまな環境要因によって思った通りに家具が置けない!ということがよく起こりがちなので、ここは慎重かつ確実に。
環境要因の他にも、収納家具自体にもサイズ誤差や傾きが発生する場合があるので、いくらDIY設置といえどスペースに対してミリ単位で正確に収めようとするのは絶対NGと肝に銘じましょう。
特に幅と高さ方向のサイズについては、それぞれ1cm~2cm程度サイズにゆとりがあると安心なので、覚えておきましょう。

設置環境の確認

キッチンカウンター下のサイズ測定と同時に、そのスペースは家具を置くのに適した環境か、適切に設置固定できる環境かどうか、もあわせて確認しましょう。
水回りや調理スペースの近くに設置する場合は、カビや汚れの対策が十分できるか、コンセントやLANポートがある場合はホコリ対策ができるか、といったお手入れ面のシミュレーションもぬかりなく。
また、家具の固定を考えている場合は、壁面にしっかり固定できるかどうか内部の素材や構造の確認が必須となります。

出典:「壁ならどこにでも固定できるってわけじゃないよ」(消防庁データベース)
上記ホームページ内で紹介されているように、構造的に壁面に家具が固定できない場合もあるので、心配であれば事前にハウスメーカーや専門家に相談しましょう。



キッチンカウンター下収納DIYステップ2:収納計画を立てる

キッチンカウンター下収納をDIY取り付けする際の収納プランニングイメージ

設置環境の確認や把握ができたら、次は収納計画を練っていきましょう。
大まかには次の2点を決めていきます。
「収納するアイテムを決める」
「どのように収納するかを決める」
こちらもそれぞれ項目ごとに詳しく見ていきましょう。

収納するアイテムを決める

まずは収納するアイテムを決定しましょう。
キッチンカウンターはキッチンとダイニング、場合によってはリビングの中心に位置することが多く、おうちの中でもトップクラスに物であふれがちな場所です。
ちょうどいい場所だから、とキッチン用品や食器、日用品から生活雑貨に至るまであれもこれもと詰め込みすぎると、ただごちゃごちゃしているだけのカウンター収納となってしまい×。
スッキリおしゃれな収納カウンターに見せるコツは、物を詰め込みすぎずアイテムのジャンルを絞って収納することです。
実用性重視ならキッチンツールや書籍といった利用頻度の高いアイテムを、インテリア性重視ならおしゃれな雑貨や観葉植物といったアイテムで見せる収納に、といったように、自分がカウンター下収納をどう使いたいかにあわせてレイアウトや収納プランを考えていきましょう。

どのように収納するかを決める

収納したいアイテムが決まってくると、必然的にどのように収納すればよいか、という方向性が大まかに決まってきます。
例えば前述のように、キッチンツールや食器、調味料類はホコリがつかないように扉付きの収納に、観葉植物や雑貨といった見せて飾るものはオープン収納に整然と、本や雑誌の場合は高さ調整ができるフリーラックに・・・といった具合に、収納アイテムに合わせた収納家具選びができるようになってきます。
このとき注意したいのが、扉付きや引き出し付きの収納を選ぶ場合。
ただでさえカウンター下は奥行きサイズが薄い場合が多いことに加えて、開き扉や引き出しは開閉時に前方にクリアランスが必要な場合が多く、ダイニングテーブルやチェアが近接している場合、使い勝手が悪かったり動線の邪魔になることも。
省スペースながら大容量を実現したい場合はオープンタイプの収納棚を検討したり、どうしても扉が欲しい場合は引き違い戸タイプの収納棚をチョイスするのもおすすめ。
間取りやキッチンダイニングのレイアウトに合わせて、自分に合った収納方式を選ぶようにしましょう。



キッチンカウンター下収納DIYステップ3:家具の選定と設置

キッチンカウンター下に壁掛け式収納をDIYでレイアウトしたアイデア

事前に十分な準備を行ったところで、ここからはいよいよ家具の選定と設置に入ります。
DIYで家具の固定をしようと思っている場合は、下記のリンクにてDIYでの家具固定手順をご紹介していますので、ぜひともご一読ください。
こちらの記事では吊り戸棚の設置の方法をご紹介していますが、家具全般の固定方法に適用できるので、DIY固定をされる方は前述の消防庁の記事内容とあわせて頭に入れておきましょう。
また、2×4などの木材を使って本格的にDIYの棚の製作と取り付けをしてみたい!という方は、上記の知識にプラスして専用工具や作業スペースが必要となってきますので、安全に施工ができるように多方面の配慮をお忘れなく。
いずれにしても、壁に固定をするという行為=壁紙や壁面に穴を空けるという行為になるため、大抵はやり直しが効かず元に戻すこともできません
賃貸物件では特に、大家さんに事前に了承を得ておかないと退去時に賠償請求される可能性もあるので、これらのことを全て確認の上で行うようにしましょう。

あわせて読みたい
DIY吊り戸棚設置ガイド|空間を有効活用して賢く収納力アップ!
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「部屋が狭くて収納スペースがない・・・。」
「隙間や壁面空間を有効活用できるような収納家具が欲しい・・・。」
「すっきりとした見た目で、使い勝手が良くて・・・。」
「でもあんまりお金はかけたくないし・・・。」
このようなお悩みを抱えている方におすすめするのが、吊り戸棚です。
欲しいところに欲しい分だけ設置ができるので、限られたスペースに新たな収納スポットを生み出し、毎日の暮らしがより快適になること間違いなし!
本記事では、なるべくコストをかけずに吊り戸棚の設置をしたい!と考えている方向けに、DIYにて吊り戸棚の設置にチャレンジする場合の手順や必要物などをご紹介!
設置にあたっての注意点や確認ポイントなどもわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

DIY固定が不安な場合

上記のリンク記事を読んで、「DIYしてみたいけどやっぱり不安だな・・・」という人もご心配なく。
後ほどご紹介するようなサイズオーダーのできる収納家具を設置すれば、スペースにピッタリ収めることができるので、オーダーメイドの家具のようなフィット感を実現できます!
カウンター下収納の場合、万が一地震が起こった際もカウンター天板部分で家具を突っ張ることもできるので、適切なクリアランスを保っていれば固定をしなくても転倒のリスクを限りなく低くできるので、固定に自信のない方にもおすすめ。
また、見せる収納をメインにしていきたい方におすすめなのが、壁掛け式のウォールシェルフ
設置面が石膏ボードの場合は、専用ピンとフックでの取り付けなので取り外しもラクラクなのがうれしいポイント。
設置後でも自在にレイアウト変更を楽しむことができるだけでなく、引っ越しや転勤、ライフスタイルの変化にも対応出来るので、現代のおうち事情にピッタリの家具といえるのではないでしょうか。
ここからは、これらの便利な家具を活用したキッチンカウンター下の収納DIYアイデア実例を3選ご紹介していきます!
DIY初心者から上級者まで幅広くレイアウトやコーディネートアイデアが満載なので、ぜひ活用してみてください。



キッチンカウンター下収納DIY実例①

キッチンカウンター下にキャスター式収納をDIYで取り入れたアイデア

まずはよく見るタイプのキッチンカウンター下のDIY収納アイデアから。
カウンター下収納といえば、画像のような棚受け位置を自在に変えられるオープンタイプの収納棚が使いやすくて定番ですが、ここでは少し工夫をして、片方のラックにキャスターを付けて可動式の作業台兼収納棚にアレンジ。
もちろんカウンター下収納を完全に固定してしまうのもありですが、このように収納棚を可動式にすることで、収納部分だけでなく本来使えなかった家具の天面もマルチに使うことが可能になるのです。
来客時の延長テーブルや作業スペースの拡張する目的だけでなく、カウンターの空いたスペースをしっかりカウンターテーブルとして機能させたり掃除したりすることができるので、キッチンダイニングで食事や団らんだけでなくいろんなことをしたい!という方のライフスタイルにはうってつけですね。
こちらのコーディネートのように、見せたくないものはお部屋に合わせたバスケットやボックスに隠すことで、ナチュラルなカフェ風の雰囲気を壊すことなく収納力をアップさせることができるので、おすすめのテクニックです。



キッチンカウンター下収納DIY実例②

キッチンカウンター下に壁掛け式収納をDIYでレイアウトしたアイデア

続いては、広々としたカウンターキッチンタイプのカウンター下収納DIY活用アイデアをご紹介。
ここで収納家具として活用しているのは、取り付け簡単な壁掛け式のウォールシェルフ「WallBox7」シリーズなのですが、このようにカウンター下に壁掛け式ウォールシェルフを取り付けるというアイデアもぜひとも真似していただきたいところ。
シェルフ自体が収納スペースとなるのはもちろん、上下の空いたスペースを本棚として、または趣味の雑貨などを飾るディスプレイラックとしても有効活用でき、見た目以上に収納力をアップさせるポテンシャルを持っています。
大きな収納家具は一旦置いて固定してしまうと収納レイアウトにどうしても制限ができてしまいますが、このタイプであればいろんなタイプの収納棚を自在に組み合わせることができるだけでなく、レイアウトの変更や取り外しも自在なので、前述したように引っ越しの多い方や飽きっぽい方にもピッタリの収納スタイル。
配置を工夫して、シェルフ自体の組み合わせもインテリアとして楽しむことができるので、筆者イチオシのDIY設置アイデアとなっています。



キッチンカウンター下収納DIY実例③

対面キッチンカウンター下に収納をDIYで取り入れたアイデア

最後にご紹介するのは、①と②の実例を組み合わせたようなカウンター下のDIY収納アイデアです。
こちらも片側の収納棚に可動式の伸縮式デスクをセットすることで、既存のダイニングテーブルやワークトップに合わせて大きな作業スペースを作り出すことができ、不要なときはカウンター下にすっぽり収まります。
このように必要な時に必要な分だけテーブルトップを作るスタイルは、一人暮らしや狭小住宅にお住まいの方、ミニマリストの方にもおすすめのキッチンダイニングスタイル。
空いたスペースはスツールやチェアの収納場所としたり、お掃除ロボットの収納場所としてもいいですね。
このように、安易に収納家具を固定設置するだけでなく、少し工夫やアイデアを凝らすことで、現代の住環境にマッチしたミニマルかつ洗練したカウンター下収納を作り出すことができるのですね。



まとめ:DIYであなただけのキッチンカウンター下収納を!

キッチンカウンター下にキャスター式収納をDIYで取り入れたアイデア

いかがでしたか?
市販の既製品でカウンター下収納を構築するのもいいですが、DIYであなたの好みのスペースにレイアウトをすることで、部屋のインテリアを整えるだけでなく、全体の使い勝手もアップし、生活の質も上がるでしょう。
本記事を参考にしながら、カウンター下を思い通りの暮らしにフィットする収納カウンターへとリノベーションしてみましょう。
あなただけのオリジナルな空間になることで、カウンター下がもっと愛着の湧く場所になるかもしれませんね。


このコラムを書いた人

arne interior WEB事業部

愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。 おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。

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