オフィスグリーンの重要性とは?緑化で快適なオフィスにする導入ポイント

オフィスの空間を豊かにしてくれるグリーン。
観葉植物がもたらす清新な空気と安らぎの雰囲気は、働く私たちの心と体にとっての癒しとなります。
しかし、どの植物を選ぶべきか、どのように配置するのが最適か分からない方も多いのではないでしょうか?
このコラムでは、オフィスをグリーン化するための具体的な方法や、選び方のポイントを詳しく解説します。
心地よいオフィス環境の作り方を学び、日々の業務に新しい活力をもたらしましょう。
目次
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オフィスグリーンの重要性とメリットとは?
オフィスグリーン、すなわちオフィス空間に植物を取り入れることの重要性は、近年ますます認識されてきました。
その背景には、単なるトレンドやデザイン性だけでなく、実際の心理的・物理的な効果が隠されています。その具体的なメリットとともに、働く環境をどのように向上させるのか解説していきます。
心理的な効果
- ストレスの軽減: 緑の存在により気持ちが和らぎ、日々の仕事の疲れが軽減。心が安らぐ環境での作業は、ストレスの少ない職場を実現します。
- 集中力のアップ: 自然の要素を取り入れることで、集中力が増し、タスクの効率が向上。アイディアも豊かに湧きやすくなります。
物理的な効果
- 空気の浄化: 植物は有害物質を取り込み、清潔な空気を供給。アレルギーや病気のリスクを低減させます。
- 湿度の最適化: 植物が放出する水分で、適切な湿度を維持。乾燥からくる不快感や症状を軽減します。
企業ブランドの向上
オフィスのグリーン化は、企業の持続可能性や環境への配慮を象徴。社外の人々に対し、企業のポジティブな姿勢をアピールします。

快適なオフィス環境のための観葉植物の選び方
オフィス環境での観葉植物の選び方は、家庭とは異なるポイントがいくつか存在します。照明の条件、空調の影響、そして日常のメンテナンスの手間など、オフィス特有の環境を考慮して、最適な植物の選択が求められます。光の条件を考慮する
オフィス内は、直射日光が少ない場所が多いため、陰性植物や半日陰を好む植物が適しています。例えば、サンスベリアやポトスなどは、直射日光が不要なため、オフィスの内部でも健康に育ちます。
空調の影響を理解する
オフィスは冷暖房が効いていることが多く、乾燥しやすい環境です。そのため、乾燥に強い植物や、高湿度を必要としない植物が適しています。ソテツやザミアなどの植物は、このような条件でもしっかりと成長します。
お手入れの手間を最小化する
毎日の水やりや頻繁なお手入れを必要としない植物を選ぶと、オフィスでのメンテナンスが楽になります。観葉植物の中には、2週間に1回の水やりで十分なものも存在します。これにより、忙しい日常でも維持が可能となります。
オフィスにおすすめのグリーン
オフィスに植物を取り入れる際には、選ぶ植物の種類によってメンテナンスが難しかったり、環境に適さないことがあります。以下は、オフィスに適したおすすめの植物と、選ぶためのポイントです。
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サンスベリア
強健で手入れが簡単。水やりが少なく、日当たりの悪い場所でも育てやすいのが特徴です。また、空気中の有害物質を取り込む効果もあるため、室内環境改善にも効果的です。 |
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ゼブラプラント
縞模様の葉が特徴的で、明るい場所を好みます。しかし、直射日光は避け、湿度を保つことが重要です。美しい葉がオフィスの空間を明るくし、心地よい雰囲気を作り出します。 |
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ポトス
陰に強く手入れが簡単なため、オフィスに最適な植物です。水やりの頻度も少なく、空気浄化効果もあります。葉が美しく垂れ下がるため、棚や高い場所に置くと空間に動きと緑の豊かさが加わります。 |
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アレカヤシ
アレカヤシは、空気浄化効果が高く、明るい場所を好む植物です。オフィスの空気を清潔に保ち、エレガントな見た目で空間を彩ります。 |
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スパティフィラム
スパティフィラムは美しい白い花が咲く植物で、陰にも強く、空気浄化効果もあります。オフィスのコーナーやデスク上に置くと、優雅な雰囲気を演出します。 |
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フィカス・ベンジャミナ(ベンジャミン)
強健で手入れが簡単なため、オフィスに適しています。葉の色と形が多様で、空間に自然の美しさを加えます。 |
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光触媒付き人工観葉植物
光触媒が付与されており、空気を清浄化する効果があります。また、本物の植物のように見えるため、オフィスの雰囲気を良くします。メンテナンスフリーで、枯れる心配もありません。 |
オフィスのグリーン配置のアイディア
オフィス空間に緑を取り入れることで、働く環境がどれほど変わるのでしょうか。
新鮮な空気、落ち着いた気持ち、そしてクリエイティブな刺激。
ここでは、そんな魅力的な効果を最大限に引き出すための、オフィス環境にぴったりのグリーン配置アイディアを紹介します。
デスク間の配置

観葉植物などのグリーンは、置いておくだけで空間づくりが簡単・おしゃれになるだけではなく、人にさまざまな良い影響を与えてくれます。
例えば効果の1つとして、観葉植物のグリーンを見ることによって目の疲れを癒す効果があることが研究結果として報告されています。
PCを使って執務を行うワークスペースには、植木鉢やプランターなどをふと顔を上げた時に目に入る位置に配置するのがおすすめです。

PC作業しやすいワークデスク
グリーンオフィスづくりに重要なのは、無機質なスチール製のオフィス家具ではなく木目調のものを選ぶのがポイントです。
デスクワークに丁度良い高さのこちらのテーブルはサイズオーダーメイドも可能なので、使用する人や椅子に合わせて丁度良い高さをオーダーいただけます。

カバーリングデスクチェア
ワークスペースに置く椅子は、シックなダークカラーを選択するのがおすすめです。
ダークカラーが引き締めて見せてくれるので、シンプルデザインながらモダンやシックな雰囲気を醸し出します。
カバーリングチェアを選べば、オフィス移転やオフィス全体のリニューアルの際に便利です。

伸縮オープンラック
伸縮自在。角度も自在なオープンラックには、様々な種類の植物が植えられた鉢植えを飾ってみました。
パーテーション代わりにもなりますし、季節ごとに植物を変えれば遊び心のある場所として毎日見るのが楽しくなります。
ソファ間の配置

窓際には、まるでレストランのような空間のソファ席をレイアウト。快適性だけでなくやる気や集中力を活性化させるため、ソファ席の間には背が高めの植物の寄せ植えを配置しましょう。
背の高いグリーンはパーテーション代わりにもなり、間仕切りのように置くとまるで個室のような印象の空間に設計することができます。
植物には、ホルムアルデヒドなどの有害物質を分解・除去したり、カビの胞子やバクテリアを抑制してくれるため、空気清浄のような効果が。
集中力を高め、良いアイデアを出したいときは、こちらの居心地の良いスペースをご利用ください。

作業しやすいカフェテーブル
シンプルですが、デザイン性の高いスチールの一本脚デザインがスタイリッシュなスタイルを演出します。
こちらのテーブルは、ソファに座ってゆったりと食事や読書などが可能な高さ61cm。
置くだけでカフェやレストラン風が叶うデザインはオフィスや飲食店などの商業施設だけでなく、ご自宅にもおすすめです。

ダイニングソファー
レストランのようなレイアウトに必要なのは、なんといってもダイニングソファー。アームレスタイプを選び、座りやすく、かつ窓から見える景色を遮らないのがこだわりのポイント。
座りやすさを重視し、座面は固めを選ぶのがおすすめです。
ドリンクコーナーの壁面

忙しない時間を忘れてちょっと一息。水分補給をするならこちらのドリンクコーナーで。
扉付きキャビネットの上に小型の自販機やウォーターサーバーを置けば、キャビネットはストック置き場として使用できます。
ドリンクコーナーの壁も、もちろん壁面緑化。高い位置に配置すれば邪魔にならず、オシャレなウォールグリーンを設置して壁面も華やかに。
少しお花が混ざったものを選べば、目印になるだけではなくオフィス内の雰囲気を和らげてくれます。

高圧メラミン素材の脚付きキャビネット
ドリンクコーナーに置く台は、ストック収納を兼ねたキャビネットがおすすめ。清潔感を感じられるホワイト系を選択するのも忘れてはいけません。
自由に飲めるドリンクコーナーを設置し、一息入れるのを促す。そんなオフィスで仕事をすれば、生産性も高くなるに違いありません。

光触媒加工ウォールフェイクグリーン
壁面緑化のため、壁面にもグリーンを設置したいけど植物に必要なお世話や管理などのお手入れがしにくいのが悩みどころ。そんな時はフェイクグリーンを選択するのが、植物を手軽に導入することができる方法のうちの1つです。
こちらの壁掛けタイプのウォールグリーンは光触媒加工が付与されていますので、抗菌、消臭、防汚などさまざまなメリットが期待できます。そのため、人工的なものは何も効果が無いのでは?と思われる方におおすすめです。まるで本物のような、メンテナンス不要のフェイクグリーンは手間がかからず、石膏ボードの壁さえあれば場所を問わずに設置することが可能です。
バーカウンターテーブルの壁面

お部屋の中央には、コの字型に配置したバーカウンターテーブル。お手入れしにくい壁面緑化の代わりとしてフェイクグリーンを採用し、壁紙とともにアクセントにしています。
エントランスから入って一番最初に目に入る場所は、シンプルながらも温かみのある要素を持ち、従業員や訪問客が印象的だと思ってくれるようなエリアにしましょう。

コの字型カウンターデスク
コの字型に配置したバーカウンターテーブル。社員同士コミュニケーションが取りやすい形になっていますので、会議室代わりのミーティングスペースとしても利用可能。
座りっぱなしが辛い時は、自由な働き方ができるフリーアドレス席として。スタンディングデスク代わりに立って仕事するのもよさそうです。カウンターテーブルは、このようなメリットがあるので1つは導入するのをおすすめします。

カバーリングカウンターチェア
バーチェアはデザイン性や機能性重視など様々なものがありますが、脚が木製ベースのものを導入すればオフィスインテリアと統一感が出ます。
デスクチェアと同じくこちらもカバーリングタイプを選べば、簡単にオフィス移転やオフィス全体のリニューアルの際にガラリと雰囲気を変えられるので便利です。
カフェ風デザインのオフィスレイアウト

観葉植物をオフィス内に置くメリットのうちの1つに、ストレス軽減があります。
植物からは「フィトンチッド」という成分が発せられており、これにはストレス軽減の効果があることが報告されています。
生活空間に取り入れるだけで自律神経を整えリラックス効果が手軽に得られるので、飾り棚にグリーンを飾って室内を自然豊かに彩りましょう。

本棚
シンプルな本棚なら、主張しすぎず鉢植えや切り花の美しさを引き出せるディスプレイラックとして飾ることができます。
可動棚タイプなら棚の位置を変更すれば背の高い観葉植物を飾ることができるのでおススメです。

ウォールラック
本棚を置くには狭いかも……という空間には、人気のウォールラックがおすすめ。物寂しい壁に観葉植物や小物雑貨を飾ればお部屋のアクセントにすることができますし、コンパクトなので壁さえあれば場所を選ばず導入できるのがポイント。
四季折々の植物を飾れば、季節ごとの変化を楽しめる棚になるに違いありません。
フリースペースの配置

応接スペースにもなる場所に使うオフィス家具は、無機質なものではなくややカジュアルなイメージのものが最適。
お部屋がグリーンベースなのでホワイト系やダーク系などどんな色とでも合いますが、木と統一感のあるイエローがおすすめです。
ポップなイエローカラーのファブリックソファを配置すれば、オフィス感を外しながらも魅力的な、洗練された雰囲気のイメージをアピールできます。

伸縮ローテーブル
来客をお迎えするスペースにももちろん観葉植物を。
伸縮ローテーブルなら、メインで使う方と、サブで使う方。など、その時の状況に合わせて使い方を変えられます。

3人掛けソファ
来訪者に座って頂くソファは、ゆったり座って緊張感を解してもらえるようなソファをご提案。
カジュアルながらもどこか高級感を感じさせてくれるソファーなら、企業イメージを崩し過ぎません。
休憩スペースの配置

仕事に重要なのは、なんといっても集中力!ですが人間には限界があり、どうしても長く続けることができません。
集中力を回復させるためには、リフレッシュすることがポイントです。
社内に気軽に休憩できるスペースがあれば定期的にリフレッシュでき、業務効率アップも実現可能です。

脚付きベンチソファ
大きなベンチソファを休憩スペースに採用すれば、複数人で座ることもできますし、眠気が酷い時には少し横になることも可能です。
ベンチタイプなら背もたれや肘掛けが無い為視界を妨げないので、圧迫感を感じさせずスッキリとした印象にも見せてくれます。
グリーンオフィスの維持方法
オフィスをグリーンで溢れさせることは、心地よい環境を作り出す第一歩です。しかし、その維持は適切なケアが欠かせません。ここでは、持続可能なグリーンオフィスを実現するための基本的な維持方法を紹介します。
1. 水やりの頻度と量
観葉植物の水やりは、その種類やオフィスの環境によって異なります。一般的には、土の表面が乾いたら水を与えるのが適切です。過度な水やりは根腐れの原因となるため、土の湿り具合を確認しながら行うことが大切です。
2. 適切な日光の確保
多くの観葉植物は、直接的な日光を避ける場所で育つのが理想です。窓際や直射日光が当たる場所は避け、蛍光灯の下など、間接的な光が当たる場所を選ぶと良いでしょう。
3. 定期的な肥料の供給
植物の成長をサポートするために、定期的に肥料を与えることが推奨されます。一般的には、春から秋にかけての成長期に月に1回、液体肥料を与えることで、健康的な成長をサポートします。
4. 葉のホコリ取り
オフィス内はホコリが多く、それが植物の葉に溜まることで、光合成の妨げとなります。定期的に葉のホコリを拭き取ることで、植物の健康を維持することができます。
5. 適切な温度と湿度の管理
オフィスの温度や湿度が適切であることは、植物だけでなく、働く人々のためにも重要です。観葉植物は一般的に温度20〜25℃、湿度50〜60%の環境で最も快適に育ちます。オフィス内の温度や湿度を一定に保つことで、植物の健康を長持ちさせることができます。
6. 定期的な植え替え
植物が大きく成長したり、鉢の土が古くなったりした場合には、植え替えが必要です。新しい土と鉢に植え替えることで、植物の根が健康に成長し、全体の生育が良くなります。
まとめ:オフィスにグリーンを取り入れよう

オフィス環境を改善し、従業員の生産性やクリエイティビティを向上させるための手段として、グリーンの導入は非常に効果的です。緑を取り入れることで、空間はただの働く場所から、リラックスできる心地よい空間へと変わります。
本記事では、オフィスのグリーン化の重要性、適切な観葉植物の選び方、効果的な配置アイディア、そして維持方法について詳しく解説しました。これらの知識を活用して、あなたのオフィスをより健康的で活力に満ちた場所に変えることができます。
特に、オフィスにおすすめのグリーンは日光や水やりの要求が少ないものが多く、オフィス環境に適しています。適切なケアとともに、オフィス環境を豊かに彩ることで、日々の業務もより快適に進められるでしょう。
グリーンオフィスはただのトレンドや一過性のブームではありません。サステナビリティや環境への配慮を意識した現代のオフィスデザインにおいて、緑の導入は欠かせない要素となっています。今後もその価値は増していくことでしょう。
オフィス環境を改善する一歩として、ぜひグリーンの導入を検討してみてください。
arneでは、オフィスでも使えるインテリア家具の他にも光触媒加工が付与された壁掛けタイプのフェイクグリーンが購入いただけます。簡単にインテリアに取り入れることができるデザインを豊富にご用意しているため、お好みのものをお選びいただけます。
arneの家具は、サイズを変更するサイズオーダーや特注オーダーメイドにも対応しています。是非お気軽にお問い合わせください。
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このコラムを書いた人

arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
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