狭いリビングダイニングのレイアウトの整え方
狭いお部屋でも快適に過ごせるリビングダイニングのレイアウトを整えるためのコツや、家具の選び方、配置のポイントを紹介します。
狭さを感じさせないおしゃれな空間作りの秘訣から、LDKに合った家具のセットアップ方法まで、ゆとりある暮らしの基本を詳しく解説していきます。
部屋づくりの悩みを解決し、限られたスペースでも開放感あふれるお部屋にするためのインテリアコーディネートを学びましょう。
感じられる開放感を生む設計
狭いリビングダイニングでも開放感を生むためには、視覚的な工夫が求められます。
レイアウトに変更を加えるだけで、空間の印象が大きく変わることを理解しましょう。
例えば、家具のカラーや素材選びでナチュラルな雰囲気を演出することや、背の低い家具で揃えることにより空間に視覚的な余裕を作る方法など、開放感を演出するデザインを取り入れることがポイントです。
レイアウト変更による空間の最大化
限られたスペースを最大化するためには、レイアウトの見直しを行うことが必要です。
例えば、壁面を利用した収納や、家具の高さを低くすることで空間を広く見せる方法があります。
テレビやテレビボードを壁掛けにしたり、収納棚の背面を開放したりすることで、床面積や空間にゆとりを持たせることもできます。
また、正方形のダイニングテーブルを選ぶことで、動線がスムーズになりやすくなります。
生活の中で不必要なアイテムは思い切って整理し、必要最小限の家具を配置することが開放的な印象を確保するコツです。
リビングダイニングのスペースを最大限に活用するコツ
狭いスペースでも、家具の選び方や配置に注意することで、お部屋全体を有効活用することが可能です。
重要なのは動線を考慮し、圧迫感を最小限に抑えること。
例えば、座面や背もたれの低いソファや椅子、ローテーブルを選ぶことで視線が遮られず、部屋が広く見えるという効果があります。
また、ラグやクッションカバーなどのアイテムを上手に使い、限られたダイニングスペースをセンス良く演出していきましょう。
家具選びと配置のポイント
狭いリビングダイニングのレイアウトを整える際は、家具選びと配置が重要です。
まず、ソファ選びではロータイプのコンパクトなデザインを選ぶと、部屋が広く見えます。
ダイニングテーブルは、ベンチタイプや背もたれが低いチェアを選ぶと、使わない時にテーブルの下に収納できスペースを有効活用できます。
また、テレビボードは壁に固定できるタイプや収納機能のあるデザインを選ぶと、空間を広く確保できます。
ダイニングやリビングでのテーブル選びは、部屋のサイズに合わせて選ぶことが大切です。
おすすめは、拡張機能のあるテーブルで、必要に応じてサイズを変えられるタイプ。
これにより、日常ではスペースをとらず、来客時には大きなテーブルとして活用できます。
収納家具は壁面収納など空間を有効に使う工夫を凝らし、ハイバックチェアよりも背の低いチェアを選択することで、圧迫感を減らし視界を確保しましょう。
家具の配置では、部屋の中心にスペースを確保し、全体のバランスを意識して配置することが肝心です。
家具のサイズと合わせて空間を最大限に活用し、快適なリビングダイニング空間を実現しましょう。
間取り別のレイアウト例:1LDK
ソファ/ローテーブル/ダイニングテーブル/スツール/ウォールラック
1LDKのお部屋では限られたスペースに家具を配置する工夫が必要です。
リビングとダイニングスペースが一緒のLDKは生活の中心となるので、部屋の雰囲気を左右する家具は、デザインやサイズを慎重に選ぶことが重要です。
ダイニングテーブルは食事だけでなく、在宅ワークなど作業机としても使用できる場としても機能します。
レイアウト例として、リビングスペースにソファを置き、その向かいにテレビ台を設置。
動線を阻害しないように、テーブルは開放的な空間の中央か窓際に置くと明るく快適に過ごせます。
収納は壁面を利用しラックを設置することで床面積を確保し余計なスペースを取らず、必要な物を取りやすい位置に保つことができます。
また、キッチンに近い場所にダイニングテーブルを配置することにより配膳などスムーズに行えます。
間取り別のレイアウト例:2LDK
ソファ/ローテーブル/オットマン/収納(左)/カフェテーブル
2LDKの間取りでは、生活動線を考えたインテリアのセットが重要です。
まず、ダイニングエリアには、必要最小限のサイズのダイニングセットを選んで家族が兼用で使いやすいよう配置します。
リビングエリアでは、ゆったりとしてくつろぎスペースを作るとともに、空間を広く見せるためにローソファを設置。
落ち着ける場所を作るとともに、お部屋の開放感と生活の流れを妨げない動線の確保を念頭に置いておきましょう。
3LDKと比べてスペースが限られる分、収納を上手く活用し、物の出しっ放しがないよう心掛けることもポイントです。
テレビの設置位置と選び方
狭いリビングダイニングでは、テレビの設置位置を上手に選ぶことが重要です。
まず、部屋のレイアウトを考慮し、家具や通路を遮らない場所を選びましょう。
テレビのサイズは視聴距離に合わせて選び、小さ過ぎず大き過ぎないモデルが最適です。
リビングやダイニングとしても機能する空間では、テレビの向きが全座席から見やすい位置にすると視聴体験が向上します。
また、壁掛け式や壁に直接投影できるプロジェクターを利用すれば、スペースを有効活用することができます。
最適なテレビの位置選びで、機能的かつ快適なリビングダイニングを実現しましょう。
収納の工夫
狭いリビングダイニングの空間を有効活用するためには、収納の工夫が欠かせません。
まず、壁面収納を積極的に取り入れ、床面積を圧迫しないようにしましょう。
壁に取り付ける棚やキャビネットを用いて、本や食器などを整理しながら展示できるスペースを確保します。
また、多機能家具を選ぶことも重要です。
たとえば、ベンチ型の収納ボックスは座るためだけでなく、中に小物を収納できるため、リビングの散らかりがちな小物をすっきりと隠せます。
さらに、天井までの高さを利用したロフト式の収納や、引き出しの下部に隠れたスペースなど、見落としがちな場所を利用するのも効果的です。
狭い空間であっても、収納計画を練り、工夫次第で快適なリビングダイニングを創り出せます。
キッチンと連携したレイアウト
狭いリビングダイニングの効果的なレイアウトでは、キッチンとの一体感が重要です。
まず、ダイニングテーブルをキッチンの近くに配置し、料理の提供や片付けがスムーズにできるようにします。
また、キッチンカウンターを活用してバーカウンターのようにすることで、空間の仕切りが不要になり、視覚的に広がりを感じられます。
このとき、チェアやテーブルはスリムで脚が細いものを選び、圧迫感を軽減しましょう。
照明はペンダントライトでダイニングエリアを明るく演出し、おしゃれなレイアウトを完成させます。
コンパクトながらも機能的で心地よい空間を作り出すことができます。
キッチンとリビングの一体化によるスペース有効活用
狭いリビングダイニングを快適な空間にするコツは、キッチンとの一体感を持たせることです。
壁を取り払い、オープンキッチンとすることで、視界が広がり部屋が広く感じられます。
ダイニングテーブルはキッチンカウンターとしても活用し、空間の多機能化を計ります。
ソファは壁にくっつけることで通路を広く確保し、テーブルとの間隔も最適に保てます。
また、収納を上手に活用し、空間をスッキリ見せる工夫もポイントです。
コンパクトな家具や壁掛け式の収納を使用して、床面積を確保しましょう。
このようにして、狭いリビングダイニングでも機能的かつ快適な空間を作り出すことが可能です。
キッチン周りの収納アイディア
狭いリビングダイニングが直面するよくある問題の一つが限られた収納スペースです。
キッチン周りでスマートな収納を実現するために、まず壁面を最大限に利用することを考えましょう。
壁に取り付けられるマグネット式のナイフラックや吊るせる収納用のバーを活用すれば、調理器具を手の届くところで整理できます。
また、ガラス扉のウォールラックや収納棚を使えば、中身が一目で分かりやすくなりますし、ホコリなどゴミの侵入も防ぐことができるので、清潔に保つことができます。
収納ボックスやラベリングを駆使して引き出し内を小分けにして整理整頓すると、物が溢れて見苦しい印象を避けられるでしょう。
狭いスペースを有効活用し、同時にキッチンを美しく保つ工夫をしましょう。
狭いリビングダイニングにおすすめの家具
狭いリビングダイニングを快適にするには、選ぶ家具のサイズと機能性が重要です。
家具を上手く組み合わせることで、狭い空間でもスタイリッシュで機能的なリビングダイニングを実現しましょう。
コンパクトで丁度いいサイドテーブル
省スペースにぴったりのサイズ感が揃うサイドテーブル。
移動もしやすく、ソファやベッドサイドなど置く場所を選びません。
本体と幕板の色を選ぶことができるのでお部屋のテイスト似合ったカラーリングを楽しめます。
壁面収納で空間を上手に使う
床に収納を置くとそれだけでスペースを取られます。
省スペースのお部屋には壁面の収納がおすすめです。
デッドスペースになりがちの壁面を有効活用できますし、床面積を広く保てます。
デザインやサイズも豊富にあるので、お部屋のサイズや設置したい場所に合わせて設置してください。
まとめ
狭いリビングダイニングのレイアウトでは、空間を有効活用することが鍵となります。
まず、必要不可欠な家具を選び、多機能性や収納力の高いものを選ぶと良いでしょう。
壁面収納や縦の空間を利用することで、床面積を圧迫せずに収納スペースを確保することが可能です。
また、明るい色の家具や壁紙を使い、視覚的に空間を広く見せる工夫も効果的。
そして、家具の配置は動線を考慮し、開放感を損なわないように計画しましょう。
最後に、インテリアの一貫性を保ちつつも、小物を使ってアクセントをつけることで、狭さを感じさせないおしゃれなリビングダイニングを実現できます。
このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
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