カフェテーブルの正しい寸法とは?快適なカフェ空間作りのポイント

カフェを訪れる魅力の一つは、その心地よい空間とおしゃれなインテリアです。そのおしゃれな空間を日常に取り入れたのがカフェ風インテリア。
今回は、そんなカフェ空間を作るのに欠かせないアイテムであるカフェテーブルの寸法と配置の基本を知っていきたいと思います。
快適な暮らしとリラックスした時間を過ごすためには、どんな天板サイズや高さのテーブルを選んだら良いのか、そして椅子との組み合わせ方など、細かなポイントについて解説します。これからカフェを開業する方、自宅のダイニングをカフェ風にアレンジしたい方におすすめの情報をご紹介します。
目次
カフェテーブルとは

カフェテーブルは、1人~少人数で使用するのに丁度良い省スペースに使えるテーブルです。
お茶をしながら談笑するコーヒーテーブルとしてや、食事をするためのダイニングテーブル代わり、勉強や仕事のためにパソコンデスクとして使うなど、様々な用途に使用されます。
いずれも大人数で使うというよりも、1人暮らしのワンルームなどの狭いお部屋にも置けるコンパクトなテーブルです。
サイズや形は豊富にあり、使いやすい正方形や見た目が可愛らしい円形テーブルなど選べる選択肢が豊富にあることも魅力です。
カフェテーブルの寸法の選び方
カフェテーブルの適切な寸法は使用する人数や部屋の広さによって大きく変動します。
利便性と機能性をきちんと活かすならば、適切なサイズと快適なスペースの保ち方を知っておく必要がありますね。
ここからはカフェテーブルを選ぶ際のポイントを見ていきます。
一般的なサイズの目安
テーブルを選ぶ際に、まず下記を考えてみましょう。
・何人で使うのか
・どこに置くのか
・何に使うのか
これに応じて今度は、
・天板の大きさ
・天板の形
・テーブルの高さ
この3つを決めていくことになります。
テーブルの高さ
カフェテーブルの高さは一般的に70cm~75cmが標準ですが、ソファ席などでは低めのローテーブルが使われることも。
カフェテーブルと合わせて使うのが椅子なのかソファなのか、もしくは床座生活がメインになるのかを考えてみて高さは選びましょう。
用途別のサイズ選び
カフェテーブルを選ぶ際に最も大切なポイントは、その用途に合ったサイズを選ぶことです。
お茶や軽食を楽しむことを想定して購入したけれど、いざ生活してみると勉強机やデスクワークに使いたくなった時に手狭になってしまったとならないように、机の上に広げるであろう食器やパソコン、筆記用具などのアイテムを一度広げてみて、自分の生活で必要とする最大サイズがどのくらいなのか計ってみるのをおススメします。
カフェテーブルの天板サイズ
カフェテーブルの天板サイズは、前途した「1人分に必要なスペース」から考えましょう。
基本的な1人用のサイズである「幅60cm×奥行き40cm」を基準に使用予定の人数で掛けて計算してみたり、1人で使うならテーブルの上にのせるであろうパソコン、筆記具、飲み物などを並べたときの幅スペースを図ってみるのがおすすめ。
もし向かい合っての利用を想定するなら直径90cm以上が理想的な広さと言えます。
ただし、狭い空間に幅広のカフェテーブルを置くと空間を圧迫してより狭く感じさせてしまったり、生活動線を塞いでしまうことがないように注意しましょう。
幅110cmの広々カフェテーブル
グループでゆったりと過ごすのに最適なのは、幅110cm以上の広々とした天板を持つカフェテーブル。
家族4人でダイニングテーブルとして使うなら、110cmの円形テーブルを選ぶと、隣の人と斜め45℃のアングルで座れるのでちょうど良い距離感で使えます。
椅子やソファとテーブルの高さの関係
高さもカフェテーブルを選ぶ際には重要なポイントのひとつ。
ソファと合わせるのか、椅子と合わせるのかでも選ぶべき高さが変わってきます。
ここでは座面の高さが37cmのソファと合わせたときのカフェテーブルを見ながらそれぞれの相性を確認していきます。
カフェテーブルの天板の形を選ぶ
天板の形はインテリアへ与える印象と、使い勝手や部屋への収まり具合に影響します。
一人暮らしに使うのか、家族で食卓を囲むのか、カフェなどの飲食店舗で使うのかといった用途別に適切な形を選びましょう。
おしゃれなラウンドテーブル
円形のラウンドテーブルは、空間を柔らかく見せてくれます。直径が100cm以上あるものを選べば、4人での使用にも対応可能。
また、自然に視線が合いやすい斜め45℃での配置になるので、直接的に目線が合うことが少なく、お互いにリラックスした雰囲気でコミュニケーションがとりやすくなります。
快適な座席エリアの作り方

カフェで重要なのは、お客様がリラックスして過ごせる座席エリアの配置です。理想的なカフェテーブルの高さはカウンター席、テーブル席、ソファ席とそれぞれ異なるので、座席に合わせた寸法を選びましょう。
また、カフェのレイアウトでは、入り口から奥に向かうほどテーブルの高さや配置を低くすることで空間を広く感じられるという効果があります。上手く組み合わせてお店をレイアウトしましょう。
椅子とテーブルの高さの関係
椅子とテーブルの高さの関係は、お客様がリラックスして滞在できるかの重要な要素です。
カウンター席の場合、カウンターが高いほど回転率が上がりやすく、低いほど居心地よくゆったりと過ごすのに向いた傾向にあります。
カフェの客層や、提供するメニューの種類によって対応した高さを選びましょう。
適切なテーブルと椅子の足元スペース
椅子に座った時の足元のスペースも快適さに影響します。テーブルの下に十分なスペースがあれば、足を伸ばしたり閉じたりすることができ、リラックスできます。
また、荷物を置くスペースは広さに余裕があるのなら専用の場所を用意できますが、座席数の確保のためにはなかなか難しい部分です。
代わりに椅子下なのか、テーブル下に余裕をもたせるのかとお客様の荷物の置き場所にも配慮をしてあげましょう。
テーブル間の適切な距離
テーブル同士の距離もカフェの居心地に大きく関わります。一般的に、テーブル間の通路幅は少なくとも30cm以上。メインの通路は70cmの距離を確保することが推奨されます。
お客様同士がすれ違って移動も出来るようにするならば、90cm~120cmが目安となります。
カフェテーブルの正しい寸法の基本を知っておしゃれな空間作り
以上、カフェテーブルの寸法選びのポイントを紹介しました。サイズ、天板デザイン、高さ、そしてレイアウト、これらを総合的に考慮して選ぶことで、カフェのようなおしゃれで快適な空間が作れます。家具選びだけでなく、全体のインテリアやお客様の体験を想像しながら、最適なテーブルを見つけましょう。

このコラムを書いた人

arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
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