隠す収納実例集|スマートな収納にするポイントとおすすめ家具をご紹介!
「散らかったお部屋が気になるけれど、どう整理整頓すればいいかわからない・・・。」
そんな日々のお悩みに対し、「隠す収納」はスマートでおしゃれな空間に生まれ変わることができるおすすめの解決方法です。
この記事では、目に見えるスペースをすっきりさせ、快適なくらしを手に入れるための隠す収納のアイデアとポイント、さらにお部屋やシーン別にフィットするおしゃれな収納家具情報を実例を交えて一挙ご紹介します!
とにかくお部屋をスッキリさせたいという方、必見です。
隠す収納とは?
「隠す収納」とは、物を直接見せずに整理整頓する収納方法。
シンプルではあるものの、余計なものを見せずに空間をスッキリさせることができるので、お部屋の生活感を徹底的になくしたい!という方や、ホテルライクの洗練された雰囲気にしたい!という方に人気の収納スタイルです。
一般的には、扉付きのキャビネットや引き出し付きのチェストといった収納家具を用いて、生活感の出やすいアイテムを隠していく方法が主なやり方。
余計な物が隠されることで、部屋全体の印象がより洗練され、落ち着いた雰囲気を醸し出すことができるのです。
他にも、本棚やオープンラックといった隠す機能のない収納家具でも、収納ケースや衣装ケースのような別のストレージを組み合わせて、見せたくないものだけを上手に隠す、というテクニックもインテリア上級者がよく使う手法。
いずれにしても、上手な隠す収納のポイントは、なんでもかんでも物を隠しすぎて使い勝手を損なわないことです。
扉を開けるたびにストレスを感じないように、中が整理しやすい設計や、取り出しやすい工夫がされているかが重要なのです。
ここからはさらに、隠す収納のメリット・デメリットについてもう少し深く掘り下げていきましょう。
隠す収納のメリット
隠す収納の最大のメリットはなんといっても、「初心者でも手軽に生活感を排除し、見た目の美しさと空間の統一感を保つことができる」ことです。
見せたくない物を適切に収納し、収納家具を統一感あるもので揃えることで、インテリア初心者の方やコーディネートセンスに自信がなくても、簡単に高級ホテルのようなスタイリッシュで洗練された空間にできるのです。
散乱しがちな小物や日用品を目に見えない場所に収めることで、お部屋全体がスッキリと整い、お部屋そのものだけでなく住んでいる人にも清潔感やきちんと感を印象付けられます。
また、物があまり外に出ていないので細かいところにホコリや汚れがつきにくく、日々の掃除はもちろんのこと、急な来客があっても掃除の手間を省けるのも見逃せないポイント。
来客の多い方にはうってつけの収納方法といえますね。
さらに、キッチンやダイニングでは直射日光や油汚れ、洗面所では水分や洗剤汚れといったさまざまな環境からアイテムを守ることができ、お手入れ面や機能面でも〇。
加えて、視覚的に物が見えないことで無意識に物への執着が減り、心理的にもスッキリした気持ちを保つことにつながります。
ミニマリストや一人暮らしの方にもおすすめの収納スタイルではないでしょうか?
隠す収納のデメリット
一方で隠す収納のデメリットとしては、使い勝手です。
よく使う物を隠す収納にしまうと、毎回取り出す際に手間がかかります。
また、隠すことによって物の存在を忘れがちになり、結果的に不要なものが溜まってしまうことも。
さらには、閉じた空間に保管することで湿気がこもりやすく、特に電子機器や衣類などの管理には注意が必要です。
視覚的に見えないことをいいことに、乱雑に物がしまわれがちになることもあるので、以上のことから隠す収納を上手に活用するには、定期的な確認と見直しが鍵となるのです。
言い換えれば、使い勝手を損なうことなく適切に収納物の管理ができていれば、とても快適な空間にすることができるので、ここからご紹介する収納実例やアイデアを参考に、上手な隠す収納の取り入れ方について一緒に学んでいきましょう!
隠す収納実例①リビング
ここからは、使い勝手を損なうことなくスッキリ隠す収納を取り入れた実例を、お部屋のシーン別にご紹介していきます。
まずはリビングから。
おうちの顔ともいえるリビングは、家族が集まるだけでなくゲストを迎え入れる場所でもあるので、インテリア面でも特に気を配りたいスペースの一つ。
そんなリビング収納において上手に隠す収納を取り入れるコツは、「適度に見せる収納を取り入れること」と「統一感のある家具選び」です。
もちろんすべてのアイテムを徹底的に隠して生活感をゼロにすることもできるのですが、そうすると使い勝手がイマイチ。
リビングである程度使い勝手を両立させたい場合や、隠す収納でもお気に入りの雑貨や小物をディスプレイしたいという場合は、こちらのコーディネートのように要所要所で見せる収納を取り入れてみましょう。
ソファや家具の色味を木目やホワイトで合わせてコーディネートをすることで、空間に清潔感と統一感が生まれるので、適度に物があってもゴチャつきや生活感を感じさせません。
また、画像のキャビネットやテレビボードのように、オープンラックタイプの収納棚だったとしても、トーンが似たナチュラルな木製ディスプレイボックスや収納ボックスをセットすることで、見えていても隠す収納スペースとしてしっかり機能します。
何もかも隠すだけであれば誰でもマネできるのですが、このような隠しすぎないというひと工夫を凝らすことで、隠す収納の醍醐味である洗練された空間を保ちつつ、お部屋の使い勝手も両立させたワンランク上の空間に仕上げることができるのです。
見せる収納と隠す収納を両立させるフラップ式キャビネット
サイドボードとして使っているこちらのフラップ式キャビネットは、見せる収納と隠す収納を両立させる理想のアイテムです。
こちらのシリーズはサイズや扉位置のバリエーションが豊富なので、中身を見せたくないときはフラップ部分で目隠しを、ディスプレイしたいものはオープン部分に、というように、用途に合わせてオープンラックとディスプレイラックのマルチ使いが可能になる便利な商品。
オプションで可動式の棚板も追加できるので、収納力もピカイチ。
モダンでシンプルなデザインなので、隠す収納が作り出す洗練されたお部屋の雰囲気にも合わせやすくなっていますね。
収納も作業スペースもオールインワンでスッキリの伸縮式デスク
こちらの伸縮式デスクは、スペースを最大限に活用しつつ、収納機能とデスク機能がオールインワンとなった優れもの。
大容量の収納スペースが内蔵されているため、物が多くなりがちなデスク周りのアレコレをまとめてしまうことができます。
画像のように、お部屋の間取りやレイアウトに合わせて曲げて設置できるので、引っ越しや模様替えが多い人にもおすすめ。
収納タイプも3タイプから選べるので、デスク使いはもちろんのこと、寝室ではテレビ台やドレッサー兼洋服収納として、玄関や廊下では電話台や靴箱として、という風に、おうちのあらゆるシーンで使いやすいシリーズになっています。
隠す収納実例②キッチン
ウォールシェルフ(4枚扉)/ウォールシェルフ(3枚扉)/ウォールシェルフ(扉なし)/ダイニングテーブル
キッチンはとにかく物が多く、おうちの中でも特に生活感の出やすい場所ですが、隠す収納のアイデアとポイントを押さえておけば、スマートでスッキリとした印象を保つことができます。
基本はまず備え付けのシステムキッチンや食器棚をベースに、キッチン用品や食器類、調理器具を収納していく流れになるかと思いますが、ライフスタイルや家族構成が変わって収納場所が足りない・・・となることも十分考えられます。
そんなときにおすすめなのが、画像のように後付けできる壁掛け式ウォールシェルフ。
キャビネットやレンジ台のように地面の設置スペースが不要なので、カウンタートップや作業台の上に好きな高さで取り付けられたり、隙間収納として家具家電の間に設置できたりなど、設置の自由度が高いのが特長です。
空いている壁面を収納場所として有効活用しつつ、欲しい分だけ収納力をUPできるので、備え付けのキッチンにはできない自分だけの壁面収納を作り出せるのが最大の魅力なのです。
浮かせる収納でスッキリ&省スペースの壁掛け式ウォールシェルフ
こちらで使っている壁掛け式のウォールシェルフは、スッキリとした見た目と省スペースを実現する便利アイテムとしておすすめのシリーズ。
壁面を活用することで、お部屋のデッドスペースを有効に使い、効率的に収納量を増やすことが可能です。
床から離れた収納は、お掃除の際にも邪魔にならないので空間を広々と使うことができ、高さもつけられて子どもやペットがいても安心ですね。
こちらは開き扉のタイプですが、同シリーズでガラス式引き戸式の薄型でスリムなタイプもラインナップされているので、キッチンの作業動線に限りのある方にもうってつけ。
他にもさまざまなデザインやサイズがあり、キッチン収納に留まらず日用品や雑貨の収納などシーンやアイテムを選ばず活躍します。
価格もお手頃で、壁面が石膏ボードであれば付属のフックで付け外しもラクラクなので、まずは1台試してみてはいかがでしょうか?
隠す収納実例③リビング+ワークスペース
ウォールシェルフ(扉付き)/ウォールシェルフ(扉なし)/フラップキャビネット/ソファ/スツール
リビングにはくつろぎの空間としての役割がありますが、一人暮らしの方や狭小住宅にお住まいの方の中には、この実例のようにワークスペースとしても兼用で使うケースも多いのではないでしょうか?
その場合、リビングの機能性とデザインを保ちながら、ワークスペースとしての使い勝手も両立させる必要があります。
ここでチャレンジしてほしいのが、「ワークスペース自体を隠す」という選択。
まるで壁面にビルトインされているような壁掛け式のデスクや、電源タップやコード類をスッキリ収納できる壁掛けボックスを上手に取り入れることで、使用しない時はすべての作業用品を見えないように保ちつつ、必要なときにはサッと使える利便性を実現します。
その他にも、必要な分だけ書類収納用の扉付き家具を組み合わせることで、限られた居住空間の中でも最小限のスペースで快適なリビングとワークスペース空間を両立できるのです。
リモートワークをしていてお部屋の狭さにお困りの方にはおすすめのアイデアですね。
使わないときは壁面にスマートに収納できる壁掛け式ウォールデスク
こちらで使用している商品は、ワンルームのお部屋のように限られたスペースでも読書やデスク作業をしたい方にうってつけのコンパクトサイズの壁掛け式デスク。
自由に取り付け位置を決められる壁掛け式なので、設置する高さを自由に調整できるのが〇。
低身長や高身長の方、お気に入りの椅子の高さに合わせたい方にもピッタリ。
蓋はマグネット開閉式で、一口コンセントもついているのでPCデスクとしても利用可能です。
省スペースで大型のデスクを置く必要がないので、今流行のミニマルなくらしをしたい方にもおすすめのアイテムとなっています。
ごちゃごちゃなケーブル周りをしっかり隠して収納できる壁掛け式配線ボックス
こちらの商品は、ごちゃごちゃになりがちなケーブル周りをスッキリ収納できる壁掛け式のウォールシェルフ。
スムーズに開閉しやすい蓋を採用していて出し入れしやすいだけでなく、天板や地板にはケーブルを通す隙間があるので、電源タップやルーターの収納にぴったり。
生活感の出やすいデジタルガジェットや周辺機器の充電ステーションを、見た目を損なうことなく壁面の好きな位置にセットできるところがまさに隠す収納向きのアイテムですね。
上部に蓋があることで、内部にホコリがつかなくなるだけでなく、蓋の上にリモコンやグリーン、オブジェ等を置く飾り棚としても〇。
壁掛け式のケーブル隠しというのはなかなかないので、お探しの方はぜひ。
隠す収納実例④洗面所
ミラー付きウォールシェルフ(正方形)/ミラー付きウォールシェルフ(縦長)
洗面所は日用品が多く、散らかりやすく汚れやすい場所ですが、隠す収納のテクニックを使えば快適なスペースに生まれ変わります。
水周りという特性上、常に湿気や水はね、汚れといったリスクに晒されやすい環境ですが、こちらの実例のように洗面所でも隠す収納を駆使することで、収納アイテムをしっかり守るだけでなく、お手入れのしやすさもUPするのです。
こちらの実例では、鏡付きの壁掛け収納棚を取り入れたことで、狭い空間でもドレッサー機能を損なうことなく収納力をUPさせることができた好例。
ご紹介してきた壁掛けシリーズと同様、もちろん取り外しも可能なので引っ越しや転勤もなんのその。
大型の独立洗面台を構えずとも、限られた空間で洗面スペースをしっかり確保できるので、同じく現代的なミニマル志向の方にぜひ参考にしていただきたいアイデアとなっています。
洗面所にピッタリ!一石二鳥のミラー付き壁掛け収納
洗面所は毎日使う場所だからこそ、スッキリとした収納が求められます。
そんな時におすすめしたいのがこちらのミラー付きウォールシェルフ。
このアイテムは奥行きを抑えた省スペース設計で機能性とインテリア性を兼ね備えており、洗面所を格段にスマートにしてくれます。
ミラーの裏には収納スペースが隠されており、歯ブラシや化粧品などの小物をすっきりと隠しながら収納することができます。
さらに、壁掛け式であるため床面積を圧迫せず、置き家具よりも水跳ねや汚れを軽減できるので、清潔感のある洗面所をキープできます。
使用するときはミラーを開けて必要なものを取り出せば良いので、忙しい朝の準備も効率的に。
限られたスペースを有効活用しながら、洗面所を整理整頓できるミラー付き壁掛け収納は、まさに一石二鳥のアイテムなのです。
スマートな隠す収納でスッキリとした毎日を!
フラップキャビネット(左)/テレビボード/フラップキャビネット(右)
いかがでしたか?
ご紹介してきた通り、隠す収納はポイントを押さえて適切な収納家具を取り入れれば、インテリア初心者でも取り入れやすい収納スタイルなのです。
また見た目だけでなく、お手入れ面や機能面でも多くのメリットがあるのが隠す収納の魅力。
近年は、インテリアの多様化でさまざまな収納スタイルがメディアやSNSを通じて発信されていますが、インテリアの基本はなんといっても整理整頓であり、スッキリ整頓されたお部屋の基本は「隠す収納」なのです。
お部屋のスタイルにお悩みのインテリア初心者の方は、実例を参考にまずは基本の隠す収納から気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
またインテリア上級者の方も、この記事を参考に一度基本に立ち返り、お部屋の見直しをしてみてもいいかも?
また新たな発見やアイデアがあるかもしれませんね。
このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
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