自宅で実現!心和む和室書斎の作り方
自宅の一角に、落ち着いた雰囲気の和室書斎を作ることで、日々の仕事や勉強が快適な時間に変わります。
本コラムでは、リビングや寝室とは違った静かで落ち着いたスペース作りのコツや、インテリアのアイデア、そして快適なワークスペースとしての機能性の高め方など、心落ち着く和室の書斎づくりについてご紹介します。
和室書斎の魅力とは
和室書斎は、日本の伝統的な美しさと現代の機能性を融合させた空間です。和室の特徴的な畳の香りや障子の柔らかな光が、心を落ち着かせる効果をもたらします。これにより、日常の喧騒から離れ、集中して仕事や読書に取り組むことができます。
和室書斎の魅力の一つは、その静寂とシンプルさです。木製の家具、畳や襖といった伝統的な素材が、余計な装飾を排除し、ミニマルで落ち着いた空間を作り出します。このシンプルさは、現代のライフスタイルにおいても非常に重要です。集中力を高めるためには、視覚的なノイズを最小限に抑えることが効果的だからです。
また、和室書斎は多目的に利用できる点も魅力です。仕事や読書だけでなく、瞑想やヨガなどのリラクゼーションスペースとしても最適です。和室の床は柔らかく、座布団や座椅子を使用することで、身体に負担をかけずに長時間過ごすことができます。このように、和室書斎は心身の健康をサポートする空間としても優れています。
さらに、和室書斎はそのデザインにおいても魅力的です。和の要素を取り入れたインテリアは、海外でも高く評価されており、モダンな家具と組み合わせることで、洗練されたスタイルを実現できます。伝統と現代が調和した空間は、訪れる人々に強い印象を与え、個性的な住まい作りにも貢献します。
和室を書斎として活用することで、リモートワークや在宅ワークの効率も飛躍的に向上するでしょう。
和室に書斎を作る基本
和室に書斎を作る基本は、まずは部屋のレイアウトを検討し、スペースを確保することから始めます。2LDKや3LDK、さらに広い4LDKまで、間取りに応じた最適な配置を考えましょう。
和室は通常、家の中で静かな場所に位置していることが多いので、その利点を最大限に活かしましょう。
収納スペースの工夫
書斎の機能性を向上させるためには、収納スペースの確保も忘れてはいけません。和室には押入れが設置されていることが多いため、このスペースを書類収納や本棚などの収納場所として有効活用することが鍵です。
書類や本を整理するための棚や引き出しを押入れ内に設置し、書斎の機能性を高めます。また、襖を閉じることで、収納スペースを隠すことができ、スッキリとした見た目を保つことができます。
造り付けの収納が不十分な場合、デスクワゴンや細かな仕分けができる収納アイテムを取り入れ、必要なものが出し入れしやすいよう工夫し、使い勝手の良いワークスペースを目指しましょう。
和室書斎のデザイン要素
和室書斎のデザインは、伝統的な要素と現代的な要素をバランス良く取り入れることがポイントです。まず、畳の選定が重要です。畳は和室の基盤となる要素であり、その色や質感によって空間の印象が大きく変わります。伝統的な畳の緑色だけでなく、現代風のグレーやブラウンの畳を選ぶことで、和風モダンな雰囲気を演出することができます。
和室に合わせる家具は、低い高さのものが基本です。ローデスクや座椅子は、和室の雰囲気に馴染みやすく、また、畳の上での生活を快適にします。木材を使った家具は、和室の自然な風合いとよく調和します。特に、木目が美しい無垢材の家具は、空間に温かみをもたらします。
また、心地よい空間づくりのために、いくつかのアクセントを取り入れることで、和室書斎のデザインを引き立てます。先述したように照明は和室書斎づくりの重要な要素です。和紙のランプシェードや竹製の小物入れなど、自然の温もりを感じるアイテムを配置することで、視覚的にも触覚的にもリラックス効果が高まります。
次に、植物の導入は効果的です。盆栽や観葉植物を置くことで、部屋に緑の癒しを加え、視覚的なリフレッシュができます。植物は空気を浄化する効果もあり、快適な作業環境を提供します。
加えて、アロマディフューザーやお香などの香りを取り入れるのもおすすめです。ラベンダーやヒノキの香りを漂わせると、集中力が高まり、ストレスが軽減されます。香りの変化を楽しむことで、書斎での時間がより豊かになります。
これらのアクセントを取り入れることで、和室書斎は作業効率を高めるだけでなく、心身のリラックスを促す空間となるでしょう。
和室書斎におすすめのデスク
先述したように、和室の雰囲気を尊重した書斎づくりは大切ですが、インテリアデザインだけを重要視し、使い勝手や機能性をおろそかにしてはいけません。和室に合わせた機能的なデスクを選ぶことは最も重要です。
現代的なオフィスデスクではなく、フラットなデザインの木製パソコンデスクを選ぶことで、和室の雰囲気を壊さずに仕事空間を確保できます。
ここでは、和室書斎づくりにおすすめの家具をご紹介します。
快適なデスク環境を整えるために、天板の奥行や高さに注意しながら、スペースを最大限に活用することができるデスクを選びましょう。
モダンな和室におすすめのテーブル
台形脚のテーブルはモダンなデザインが特徴で、シンプルながらもその存在感は和室の雰囲気を一新させます。ロータイプを選んで座椅子と組み合わせることで、和室の佇まいはそのままに、快適な作業スペースを作り出すことができます。また、高さが低い家具は、部屋全体の開放感を損なうことなく、圧迫感を与えずに済むのもポイントです。
ロータイプだけでなく、デスクチェアと合わせて使える高さもご用意しているので、ワークスタイルに合わせてお選びください。
置く場所を選ばないシンプルデスク
ローテーブルを選ぶ際には、奥行や高さがポイントです。低すぎると長時間の作業には不向きですし、高すぎると和室のコーディネートが崩れます。理想は、正座または座椅子で快適に使える高さを選ぶこと。さらに、奥行がある程度広いテーブルを選ぶと、書類やパソコンデスクとしても活用でき、仕事に集中しやすくなります。
このデスクはサイズオーダーが可能なので、スペースに合わせた幅や奥行を選べる上、そのシンプルなデザインで空間を圧迫しないため、比較的狭い和室にも最適です。
広いスペースが必要な作業から、一人暮らしのお部屋にも置きやすいコンパクトなものまで、様々なサイズからお選びいただけます。最適なサイズのテーブルで、自宅で集中して仕事ができる和室書斎を実現しましょう。
収納と一体型になったローデスク
コンパクトながらも収納スペースを備えたスマートなデザインが魅力のローデスク。
多様なサイズから選ぶことが出来るだけでなく、サイズオーダーも可能なため、和室の書斎机としてはもちろん洋室にも自然に溶け込みます。デスクと一体型になった収納は、必要なものがすぐに取り出すことが可能。小さなアイテムからファイルまで、様々なアイテムの整理に役立ち、常に整理整頓を保つことができます。
限られたスペースを有効活用しながら、快適でスタイリッシュな生活空間づくりに一役買うデスクです。
和室書斎におすすめのチェア
和室書斎に最適なチェアは、木製で趣のあるデザインを選びましょう。デスクと調和し、狭い空間でも圧迫感を与えず、収納の邪魔にもなりません。作業に集中できる快適な座り心地のものがおすすめ。和の雰囲気と機能性を兼ね備えたスペース作りには、木の温もりを感じるチェアがぴったりです。
シンプルなキューブ型スツール
ミニマリストなデザインがおしゃれなキューブ型スツール。デスクと合わせてチェアとして使うのはもちろん、サイドテーブルや足置きなど、様々な用途で使うことが出来るため、和室以外のお部屋にも馴染みます。モダンな空間や、ナチュラルな雰囲気の部屋など、様々なテイストに違和感なく溶け込み、インテリアのアクセントとして活躍します。
サイズやカラーバリエーションも豊富で、お部屋に合わせて選べるのもうれしいポイントです。
まとめ:自宅で実現する理想の和室書斎
和室を書斎として活用することは、在宅ワークをする上での快適性やプライベートスペースのクオリティを高める絶好のチャンスです。今回紹介したコツやポイントを参考に、自宅に理想的な和室書斎を実現させましょう。作業スペースが集中しやすい環境になるよう、機能性とデザイン面をうまく組み合わせて、ご自宅をもっと素敵な空間へとアップデートしてください。購入やリフォームをお考えの際は、お気に入りの商品やサービスを見つけて、ご自宅の和室を充実させる一歩を踏み出してみてください。
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このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
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