お部屋の色合いにこだわったコーディネート実例
新生活や季節の変わり目。お部屋の模様替えでもして気分を変えたい!せっかくなら部屋の色合いを意識してみませんか?色合いによってその部屋の雰囲気や空気感が大きく変化します。適切な色を選ぶことで、心地よい空間を作り上げることができます。色合いの基礎知識をつけて、より理想とするインテリアに近づけましょう。
色が人に与える効果って?
部屋の色合いは、人の感情や気分に影響を与えることが知られています。主要な色の特徴と、人に与える効果をご紹介します。
・レッド
赤色は、情熱的でエネルギッシュな印象を与えます。また、興奮や刺激を与えることがあります。赤色を多用すると、緊張感やストレスを与えることがあるため、アクセントカラーとして使うことが多いです。
・オレンジ
オレンジ色は、活気に満ちた印象を与えます。暖かみがあり、親しみやすい印象を持っています。また、創造性や情熱を刺激する効果があります。
・イエロー
黄色は、明るく快活な印象を与えます。また、知性や創造性を高める効果があるとされています。しかし、過剰に使うと目が疲れたり、不安感を引き起こすことがあるため、適度に使うことが大切です。
・グリーン
緑色は、安心感や自然、爽やかな印象を与えます。心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があります。また、集中力や創造力を高める効果があるとされています。
・ブルー
青色は、冷静で安定感のある印象を与えます。リラックス効果があり、集中力や創造性を高める効果もあるとされています。しかし、過剰に使うと寂しさや冷たさを感じさせるため、アクセントカラーとして使うことが多いです。
・パープル
紫色は、高貴で神秘的な印象を与えます。感性や創造性を刺激する効果があります。また、精神安定やリラックス効果もあるとされています。
・ブラウン
茶色は、自然や木材、土などをイメージさせる色であり、温かみや安定感、落ち着きを与える効果があります。
・ブラック
黒色は、シックで重厚感のある落ち着いた印象を与えます。高級感や厳粛な雰囲気を演出します。しかし、暗く重たい印象を与えることがあるため、アクセントカラーとして使うことが多いです。
以上が、代表的な色の特徴と、人に与える効果の一部です。部屋のカラーコーディネートを決める際には、自分の好みやライフスタイルに合わせた配色の選択が重要ですが、同時に、部屋の目的や用途に応じた色の選び方も考慮する必要があります。たとえば、リビングルームではリラックス感を重視した配色を、勉強部屋では集中力を高める効果のある色を取り入れるなど、用途に合わせた色の選択が必要です。
また、部屋の面積や窓の位置なども配色に影響を与えるため、配色を決める前に部屋のレイアウトや照明なども考慮することが重要です。
部屋の色合いは個人的な好みや感性によっても異なるため、自分自身が居心地の良い空間を作るためにも、上手に色を選びながら、自分なりのカラーコーディネートを楽しむことが大切です。
色の組み合わせに迷ったら色相環を使ってみよう。
皆さんは色相環をご存じですか?
色相環とは、色の並び順を円形に並べたもので、色の相互関係を視覚的に表現するために使用されます。色相環には、基本的に12色が並んでおり、赤、黄、緑、青、オレンジ、紫を基本色として、それぞれの中間色が挟まれています。色相環を知っていると、相性のいい色合わせができ、よりセンスのある洗練された色選びができるようになります。例えば、色相環上で隣り合う色のことを類似色・同系色といいます。類似色同士を組み合わせると、色の変化が少なく、穏やかで落ち着いた印象を与えます。
色相環上で反対側に位置する色は補色・反対色といいます。補色を取り入れると、色のバランスがとれて目を引くコントラストが生まれます。赤と緑、青とオレンジ、黄色と紫などは、色相環上で反対側に位置する色同士です。カラフルになりすぎないよう、トーンや彩度のバランスも重要です。同じ色合いの色を使っても、明るさや濃さを変えることで、より深みあるメリハリの効いた快適な空間を作り上げることができます。
部屋のカラーコーディネートのポイントは?
①目指す部屋の雰囲気やテイストを決める
まずはイメージを固め、テーマを決めるところから。ナチュラル、モダン、インダストリアル、シンプル...系統に迷ったときにブレないよう、部屋の画像を集めておくのもいいですね。SNSで人気のインテリアアカウントをみるのも勉強になります。
②ベースカラーとアクセントカラーを決める
次に、部屋全体のカラーパレットを決めます。色味の黄金比率は【7 : 2.5 : 0.5】と言われており、面積の多い順に「ベースカラー70%」「アソート・メインカラー25%」「アクセントカラー5%」で配分します。ベースカラーは壁紙や床など、部屋全体に使われる色で、配色にはアイボリー、ベージュ、グレーなど空間が広く見える色を選ぶと開放感のある印象に。
アソート・メインカラーは、メインで選んだ色を補う色を選ぶようにします。カーテン、ラグなどのファブリックに取り入れましょう。
アクセントカラーはクッションなど小物に取り入れ、部屋にアクセントを加えます。→海外風カラーコーディネートのコラムを読む
③色のトーンを統一する
ベースカラーとアクセントカラーの色相だけでなく、トーン(明るさ・濃さ)も統一することが大切です。トーンに統一感があると、部屋全体にまとまりが生まれます。変えることのできない、フローリング床や建具のトーンを基準にしてもいいかもしれません。④部屋の大きさを考慮する
部屋の大きさや形状に合わせて、カラーコーディネートを考えることも重要です。小さな部屋には明るい色味や淡色を使い、広々とした印象を出すことができます。また、天井や床にコントラストをつけることで、空間を広く見せることができます。⑤照明を考慮する
照明は、部屋の雰囲気や色味に大きな影響を与えます。部屋の色味が変わって見えることもあるため、照明を使った色合わせも考慮して、カラーコーディネートを行うことが重要です。⑥自分の好みやライフスタイルに合わせる
最後に、自分の好みやライフスタイルに合わせて、インテリアコーディネートを行うことが大切です。自分が過ごしやすい色使いや、好きな色を使うことで、より居心地の良い素敵な部屋に仕上げることができます。以上が、部屋のカラーコーディネートのポイントです。適切な色の使い方で、自分だけのオリジナルな部屋づくりをしていきましょう。
次項からは、色別にお部屋の実例を紹介していきます。→北欧風カラーコーディネートのコラムを読む
カラー別インテリアコーディネート実例
色に関する理解が深まったところで、ここからはカラー別にインテリア実例を紹介していきます。
各リンクからお部屋の情報を詳しく見ることができますので、気になるインテリアコーディネートがあったらぜひチェックしてみてください。
ホワイト
白は、純粋さ、清潔さ、シンプルさ、無垢さ、明るさ、広がりやすさなど、多くのイメージを持つ色です。また、色彩の中でも最も明るく光を反射しやすい色であり、空間を広く、開放的に見せることができます。
ベージュ
ベージュは暖色系でも寒色系でもなく、肌色に近い色味であるため、温かみがありながらも柔らかく落ち着いた印象を与えます。リラックスした雰囲気の部屋や、ナチュラルで自然な雰囲気を醸し出したいときに有効です。
ブラウン
ブラウンは、落ち着きや安定感を与える色合いで、自然な雰囲気を醸し出すことができます。また、他の色との相性も良く、ベージュやグレー、ネイビーなどと組み合わせることで、洗練された雰囲気を演出することもできます。
ダークブラウン
深みのある濃い茶色のダークブラウンは、重厚感や落ち着きを感じさせるイメージがあります。空間を引き締めたり、アクセントを加えたりすることができます。
グレー
中間色である灰色は他の色を引き立てる効果があります。グレーをベースカラーに使う場合は、アクセントカラーに華やかな色を使うことで、モダンで洗練された印象を与えることができます。
グリーン
緑色は自然や新鮮さを連想させる色で、心地よい落ち着きを与えます。
ブルー
青色はリラックス効果があるとも言われています。特に、淡い青色や水色は、海や空のイメージがあり、心を癒してくれる効果があります。
オレンジ
オレンジ色は、活力や元気を与える色として知られています。暖色系の色として、温かみを与える効果もあります。
ピンク
ピンク色は、空間に優しさや温かみを与える効果があります。
色味をうまく使って理想の部屋に!
無彩色の無機質な空間が落ち着く人もいれば、鮮やかでビビッドな空間が好きな人も。人それぞれ個性を大切にしながら、自分だけのお気に入りの空間を作っていきたいですね。
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このコラムを書いた人
arne interior WEB事業部
愛知県名古屋市の家具製造・販売メーカー、株式会社arneが運営するarne interior公式オンラインショップスタッフです。
おすすめ商品や選び方のポイント、インテリアの基礎やコーディネートなどの家具にまつわるお役立ち情報をご紹介します。